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はい、さようなら グッバイ〜違いの美学〜

こんばんは、チーママやよいです!
早くも梅雨明け間近ですね。
今日みたいな少し涼しめな日が懐かしく思える暑ーい夏がまもなく始まります。
最近夏バテしないのか食欲がなくなることはありません🥲
そんなわけで、やはりスイーツコーナーから^ ^

最近お気に入りの
セブンスイーツ。
もともとケーキの中では
スフレチーズケーキが
大好きなので、
見かけると買わずにいられません😆
こちらは、今1番好きな
贈答品。
いただくと真っ先に飛びついちゃいます。
どれも美味なのがすごいです。 
グラマシーニューヨーク
上から
フルーツタルト
ニューヨークチーズケーキ
グラマシーゴールドチーズ


東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。

はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。

書道のはな*みち きれいな字が書けると人生はもっと美しくなる

出会いや別れには言葉があります。
本日は、”はい” について、そして、
さようなら”という別れの言葉についてお届けしたいと思います。
英語ではお別れのとき、”Goodbye”や”See you”と言いますね。
言葉自体も違いますが、別れについての考え方についても触れていきたいと思います。
最後までよろしくお願いいたします。

日本語では、何か聞かれた時に
「はい」や「いいえ」でお答えします。
いきなり「いいえ」と言っているところをあまり耳にしない気がいたしますが。
皆さまはどうでしょうか?

返事をするとき、
「うん」「あー」「んー」などいろいろありますが、
やはり「はい」という音はすごく綺麗です。

「はい」を辞書などで調べると出てくるのですが、
語源は"拝啓”の"”(はい)です。
”参拝”の””でもあります。
相手を敬う時に使う漢字です。

室町時代、女房の返事には上中下という段階がありました。
例えば、両親やご主人さまには「」と答え、
同輩、つまり同格のものには「」、
そして召使いや女中には「えい」というように返事を使い分けていました。
このように、母音の一番最初、”あいうえお”の中で答えることで格の高さを表していました。
また、室町時代の公家さまは、
男性のことを””、女性のことを””と言っていました。
最小限の音で表していたのですね。
「あ」は感動したときに出てくる言葉です。
「い」は、嫌なことがあったときに使いますでしょうか。
「う」は、言葉に詰まったときに使います。
「え」は驚きや否定表現の音です。
「お」は、腹落ちする、納得するという音です。

”を男性に使うということは、諸説あるのですが、
鬼気迫っている感じを表していました。
女性の””。
”あ”は始まりの音です。
出産できるのは女性だけということもあり、命の始まりということで”あ”と言っていたようです。

このように、日本語の母音には、呼び方や返事のときなどにも意味がありました。
面白いですね。

上述のようにいろいろな返事が室町時代からある中で、
本居宣長(江戸時代の国学者)の『玉勝間』(たまがつま)という随筆があります。
この中に「はい」や「えい」「へい」など敬う言葉、敬う意味の返事が入っていたというのが「はい」の語源だと言われています。
文字としては、”参拝””拝啓”などに使われている敬う意味の””が使われています。

”はい”という言葉の意味には、
受け入れる、わかりました、という意味があります。
それ以外に、
相手のことを敬う気持ち、つまり、
話しかけてくれた人、自分に言葉をかけてくれた人に対して、
「はい」と言うことで”敬う気持ちがあるよということを伝える”という意味があるのだと思います。
なので、返事は「うん」や「おー」ではなく
「はい」が美しいですね。

日本語は本当に奥が深いです。
続いて、”さようなら”についてです。
”さようなら”というのは、
”さらば”
さようであるならば
ということです。
つまり、
別れというのは、古いことが終わった時にそこに立ち止まって、
それをさようであるならばと確認する、受け入れるということです。
そして、新しいことに立ち向かおうとする心の構えです。

「さようなら」と「ばいばい」
は同じように使っているかもしれませんが、意味が少し違います。
「ばいばい」が”お別れ”を意味しているのなら、
「さようなら」は、古いこととまずは向き合って、受け入れて、そして新しいことに立ち向かおうとうする心構えを表しています。
「さようなら」もとても重要な言葉なのです。
”さようなら”というのは、
そうならなければならないならば”
というように、受け止め、その後に別れ、です。
これが日本語の奥深さです。

アメリカの女性飛行機乗りで”リンドバーグ(アン・モロー・リンドバーグ)”という紀行作家になられた方がいらっしゃいます。
この方の文章の中で、日本人のさようならという言葉に関する印象を書き付けたものがあります。
リンドバーグさんは、
”さようなら”というのを文字通りに訳すと、
”そうならなければならないならば”という言葉、
彼女のそれまでの人生でこんなに美しい別れの言葉を知らないと語っています。

英語で使っている「Goodbye」や「See you」は、
別れに対する痛みやまだ一緒にいたいという気持ちを再会の希望によって紛らわせています。

他には「Farewell」という言い方をしたりします。
これは”Till we meet again”、つまり
”また会う日まで”という意味です。
このように英語の中でのお別れのシーンで使われる言葉には
”また会おうね”という気持ちが込められています。
英語はすごくシンプルと言われていますが、実はけっこういろいろな意味が込められているとも言われています。
例えば、
「グッバイ」のグッドはゴッド、つまり神様のことで、神への祈りです。
本当は行かないで。
あなたと別れるのはとても寂しくて耐えられない。
これから先別れても、神様が見守っているから、必ず神様の御加護があるから大丈夫よね。。。
”グッバイ”という言葉はすごく短いですが、これだけの意味を含んでいて、
リンドバーグさんにはちょっと饒舌すぎるように思えたようです。

再会の希望によって別れの痛みを軽減させようとする英語。
一方、日本語は別れたくないという気持ちがあったり、また会いたいという気持ちがあってもただ受け入れ、さらば、そうならなければならないならばと受け入れている。
それがすごく美しい印象だったとも、彼女は言っています。
日本語のさようならは言い過ぎでもなく、足りなくもない、ただ事実をあるがままに受け入れている、ただその瞬間を受け入れる美しさが日本にはあると。

日本語のただ前を向いた「さようなら」には決別に対しての覚悟を感じます。
ドラマなどでも、彼氏彼女が本当のお別れするときには「さようなら」という言葉を使っているのをよく耳にする気がします。
また、目上の方にはバイバイは使いません。
「さようなら」です。
敬う言葉でもあるのですね。

一方、「バイバイ」や「グッバイ」は”また明日ね~””いつか会おうね”とさようならとはまた違う前向きな別れの時に使っているように思います。
わたしたちは案外無意識に使い分けているのかもしれませんね。

本日は以上です。
みなさまのご参考になれば嬉しいです。

それでは最後に恒例の
今日の水書き書道のコーナーです。
今日の草書はこちら!
何の漢字でしょうか?
今日は少し難易度を下げてみましたので、ぜひトライしてみてくださいませ^ ^

正解はこちら!
まずは行書で

次に楷書で


でした!

今日のロアくん🐈

手が好き❤️
寝姿に癒される毎日です☺️


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます😊


素敵な夜をお過ごしくださいませ🌙

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