ややくん

信州にハーフセルフビルドで家を建て、畑仕事&薪割りの日々。

ややくん

信州にハーフセルフビルドで家を建て、畑仕事&薪割りの日々。

最近の記事

社食に「スマートミール」を導入する~有機社食の夢への第一歩となるか?

 以前農水省の有機社員食堂「あふ食堂」を紹介しました。   あふ食堂へ行ってみた!|ややくん (note.com)   僕が夢見ているのは勤めている会社の食堂のオーガニック化(有機化)。有機米や有機野菜を地域の農家から買い上げて、旬の食材を工夫して美味しく調理。社員がお昼のひとときをホッコリ過ごして午後のお仕事を頑張れる・・・結果、地域の農業の応援につながり、果ては地球環境を守り、世界の飢餓を救う・・・(完璧に夢想・・・笑)。夢のまた夢かもしれませんが、自社がそういう社会貢

    • 大町堆肥センターに未来を見る

       大町市八坂の堆肥センター見学会に参加してきました。  堆肥センターの存在を知ったのは1年半前。こんな近隣の自治体に堆肥製造施設があるなんて驚きました。しかもHDMという高性能な微生物群を使って生ゴミリサイクルを行っている、大きな可能性を秘めた施設なんです。  指定管理会社の竹井禎さんからセンターの技術的な説明をしていただきました。みんなが立っているのは「コロニー」の前。コロニーとは微生物の住みかです。そこへ回収してきた生ゴミを投入してかくはんすると、たちまち微生物が生ゴミ

      • 菌ちゃんウネでまずキャベツづくり

         さて。いろいろあって、なかなかnoteで発信できないこの数か月(泣)。  菌ちゃんウネでまずキャベツを作ってみよう、と思い立ち、記事を書かないうちにどんどん育って初収穫を迎え、2作目のキャベツを植え始めるところまで来てしまいました!その経過をざっとご報告。 4/21 自作苗 定植。  6/29に初収穫!この農法のすごいところは「無肥料(無チッソ)」であることと、「ムシが来ない」ことです。ムシの方は、まだ土が良くなっていく途上で菌ちゃんファームのような見事にきれいなキャベ

        • 菌ちゃんウネ、排水どうする?の巻

           前回、菌ちゃんウネの溝をお隣の畑に排水するわけにいかないので一部深く掘ってみた、と書きました。その後まとまった雨(一日で20mmほど)があったので観察してみると、穴の排水は思うようにいかず、穴にどんどん泥水が溜まっていきます。雨のピーク(一時間に2~3mmの本降りです)には排水溝全体が冠水してしまいました。雨が止んだ後もなかなか水が引かず、翌朝見てもまだ穴の上面から10cmくらい下がったところまで水が残っているありさまです。すっかり水がなくなるまで24時間以上かかりました。

          菌ちゃんウネ 始動!!

           菌ちゃん農法のオンライン講座全6回(講習費たったの5000円)に参加、勉強中です!昨年「長野の菌ちゃん先生」「本家の菌ちゃん先生(吉田俊道さん)」のワークショップで教わっているのである程度分かっていたつもりでしたが、今回のオンライン講座はとても丁寧で分かりやすい!早速ウネを作ってみました。  実は昨秋の終わりに実験ウネを作っていたのでした。でも講座を見て改めて気づいたことが多々あり、ウネの高さが不十分だな、とか菌ちゃんのエサの種類や置き方を変えたいな、とか考えて・・・ええ

          菌ちゃんウネ 始動!!

          あふ食堂へ行ってみた!

           あふ食堂とは何ぞや?「あふ=AFFF」:Agriculture(農業)、Forestry(林業)、Fisheries(水産業)and Foodの頭文字なんです。  3月23日、木曜日、お昼の12時15分。ここ、東京は霞が関の農林水産省。いかめしい建物に入り、受付で入構許可証をもらって中に入ると、そこは日本の農林水産業の政策を推進する中枢部。建物がいささか古いせいか、それとも官庁特有の雰囲気なのか、なんともいかめしい空気が漂います(失礼!でも正直にそう感じました!)。廊下を

          あふ食堂へ行ってみた!

          菌ちゃん先生に会ってきた!

           「菌ちゃん先生」こと吉田俊道さん。  2022年春。菌根菌や真菌を活かした農業のやり方に興味を持っていた僕は、本や友人から「菌ちゃん先生」を知り、そんな有名な人ってどんな人なんだろう・・・と気になり始めました。  まず、You Tubeで柴咲コウさんと菌ちゃん先生の野菜作りの動画を見てみました。その面白いこと!なんていうか、まるで漫才なんです。菌ちゃん先生はある意味、子どもみたいな天真爛漫というか純真なやんちゃなキャラクター、そして柴咲コウさんも女優ですから菌ちゃん先生

          菌ちゃん先生に会ってきた!

          「ゼロカーボンの鍵は・・・?」

           大町ハカリウリマルシェで行われた講演会「大町でもはじめよう!エコライフとゼロカーボン」の講演会録を作ってみました。  吉田太郎さんの「ゼロカーボンの鍵は微生物と土」、竹井禎さんの「生ごみ堆肥化の持つ可能性」、のダブル講演です。  講演会録を紹介する前に、ちょっと私自身の考えを書いてみたいと思います。どうせ長くなるので(笑)、興味の無い方は飛ばして講演会録の方を読んでくださいね。    この講演会を友人から知らされたとき、吉田太郎さんのことは既に知っていて、You Tubeで

          「ゼロカーボンの鍵は・・・?」

          ワクワクHoliday

          (※この記事は私のブログ「ややくんのお天気屋でいこう」2022年1月23日の記事を転載しています。 ブログ→http://yayakun.cocolog-nifty.com/otenki/   )  去年の後半から、仕事を半日休んで地域の活動に参加する、というのを月1回くらいやっています。  キッカケは地域の「有機野菜プロジェクト」という活動。保育園の給食に有機栽培の野菜を提供できるようになりたい、というのが出発点になって始まったとのこと。僕は正直、あまり「有機」という言

          ワクワクHoliday

          「ドローダウン」をどう活かすか?

           「ドローダウン」サブタイトル「地球温暖化を逆転させる100の方法」(ポール・ホーケン編著)、ちょっとした辞典並みの分厚いこの本、知人から借りていました。昨年9月に気候危機オンラインデモに参加しませんかと声を掛けたら「この本のつながりでも同時にデモをやるんですよ」との返事と共にこの本を渡されました(笑)。  興味はあるけど分厚過ぎて読む気が起きない(笑)、それに各方法について専門家が分析して今の取り組みから想定してどれだけ温室効果ガス削減に効果があるかを順位付けしているのです

          「ドローダウン」をどう活かすか?

          労働組合って何の意味があるの?

           職場の労働組合の役員をやっています。過去に複数回やった経験があり、「もうたくさん。次は絶対引き受けない。」と固く誓っていたものの、前任の若者に毎日頼みに来られて根負け。  組合の役員って正直損な役回りです。仕事とは別に定時間外の活動なので拘束時間は長くなるし、労使交渉では社長にボロクソに言われて「なんでオレがこんな目に遭わなきゃいけないんだ」と歯ぎしりして憤ったことも一度や二度ならず。ストレスばかりかかってほんの雀の涙ほどの役員手当がつくだけ。労使交渉の経営側は交渉のプロだ

          労働組合って何の意味があるの?

          書店ガールの「心意気」

           またまた本紹介の「箸休め」。12月、仕事であれこれあって久々にドッと落ち込んでいました。そういう時、何か「元気が出る本」を読みたいな、と思い立って本を借りてくることがあります。以前読んだことのある本、これだったら元気が出そう、という本。  「書店ガール」(碧野圭)は、まさにそんな本。ええっ、ややくんこんな軽~い本読むのぉ?ストーリーやキャラ設定が明快で単純すぎない?って言われるかも・・・。でもしんどい時こそ単純さゆえに救われる、という気がします。  あらすじはこんな感じ。

          書店ガールの「心意気」

          大草原の小さな家??

           すっかり「書評のコーナー」しかもカタイ本ばかり、になってしまっているので、少しは箸休めを・・・?  ふと思い立ってむらとしょ(村の図書館)から「大きな森の小さな家」(ローラ・インガルス・ワイルダー)を借りてきました。なんでかって?いや、つい最近、友達に「休日の朝ごはんは薪ストーブの上でホットケーキ」って写真を送ったら「ややくん家って、大草原の小さな家みたいだね」と言われたもんだから(笑)。「どこがぁ?全然似てないじゃん!」と笑っちゃうんだけど、結構そんな風に人は見るんだなぁ

          大草原の小さな家??

          「水俣 天地への祈り」を読んで

           昨年終わり頃、石牟礼道子さんの「苦界浄土」を読んでみたいなと思って以来、水俣関連の本が目に留まるようになっていました。今回むらとしょで見つけた本の著者、田口ランディさんは、20代の初めに「苦界浄土」と出会い、その後あることをきっかけに水俣を「封印」、そして44歳にしてキッカケがあり初めて水俣の地を訪れることになったそうです。  田口さんが苦界浄土を知ったのは、吉祥寺にあるアングラ劇団に出入りするようになり、そこで演出家K氏と出会ったことから。  K氏が不慮の火災で帰らぬ人

          「水俣 天地への祈り」を読んで

          ひとりからでも始められる働き方改革

           斎藤幸平さんの「人新世の資本論」。世の中は労働のあり方から変えていける、何をどれだけどうやって生産するかを労働者自身の手で決めることから変えていける、そう説いています。本当にできるのでしょうか?僕はできる、そう思います。  今年4月にこの本を手にして、「じゃ、いったい僕は何をやったらいいんだろう?」と考えました。いろいろ考えた中でのひとつの方法が「ひとりからの働き方改革」。  例えば会社の方針とか、大きな提案とかは、トップが動かない限り変えることは難しい、いや、できない

          ひとりからでも始められる働き方改革

          Pops on the Farm -2-

           杉山彰さんの「Pops on the Farm」、今回は「余計なお世話=勝手にライナーノーツ」と称して、楽曲にコメントを加えてみたいと思います。解説無しで自由に聴きたい方には余計なお世話と思いますので、読まないようにしてください。へえ、こんな見方をする人もいるんだな、という程度のものです。  HP「んだすか」の「Pops on the Farm」コーナーにある31曲の中からピックアップしてコメントします。数字はコーナーの曲順番号です。 1.PARADISE        

          Pops on the Farm -2-