社食に「スマートミール」を導入する~有機社食の夢への第一歩となるか?
以前農水省の有機社員食堂「あふ食堂」を紹介しました。
あふ食堂へ行ってみた!|ややくん (note.com)
僕が夢見ているのは勤めている会社の食堂のオーガニック化(有機化)。有機米や有機野菜を地域の農家から買い上げて、旬の食材を工夫して美味しく調理。社員がお昼のひとときをホッコリ過ごして午後のお仕事を頑張れる・・・結果、地域の農業の応援につながり、果ては地球環境を守り、世界の飢餓を救う・・・(完璧に夢想・・・笑)。夢のまた夢かもしれませんが、自社がそういう社会貢献を目指す会社になってほしい、そのために何か仕掛けたい、ずっとそう思ってきました。
チャンスが巡ってきました。
会社の「改善提案制度」に「SDGs提案」という新しいジャンルが設けられました。改善提案制度とは業務の中の問題点を工夫して改善して効果を上げていく仕組み。効果が「SDGs17の目標」に沿ったものは積極的に「SDGs提案」として挙げてほしいとのこと。会社がSDGsに取り組み企業として社会貢献している姿勢を見せたい、という狙いです。
社食のオーガニック化はSDGs的なインパクトが大きいので、この新制度を使って提案すれば実現するかも?と考えました。
本来改善提案は自分の業務に関連した内容を取り上げるもので、社食の改善なんて自力でできないし、「提案というより提言」となり、コストも手間もかかる有機化なんて提言したら「何これ?」と即却下間違いなし。
どういう切り口で提言したらよいだろう・・・あれこれ思案しました。
いきなり「地域の有機栽培米を使用」とか提案しても実現性が低そうです。そもそも有機米農家が少なすぎて、まず地元の農家を説得して有機栽培に転換してもらうところからスタートして、順調にいっても何年かかることやら。
あれこれ調べているうちに「スマートミール」という言葉に出会いました。うんとかみ砕いて言えば「ヘルシーな食事」って感じでしょうか。厚労省発表の目安などを基にした基準があり審査・認証も行われているそうです。具体的には「主食・主菜・副菜が揃い、野菜たっぷり、食塩の取り過ぎにも配慮」とのことで、「なあんだ、そんなの当たり前じゃないか」と言われそうですが、当たり前ができない世の中ですから。。。主菜(魚、肉、卵、大豆製品)の一回あたり摂食量は90~150gと上限があり、副菜(野菜、きのこ、海藻、いも)は140g以上、主菜を取り過ぎず野菜類はたっぷりとる、というイメージです。「ちゃんとバランス良い食事を取って自分の健康に気をつけましょうね!」という日々の意識付けを高める食事、とまとめることができそうです。
スマートミールとは|「健康な食事・食環境」認証制度 (smartmeal.jp)
さて。ここからが肝心のところ。
わが社食を切り盛りされているのは株式会社グリーンハウスさん。グリーンハウスではスマートミールの認証制度のスタートに先駆けて2018年にスマートミールの提供を開始しており、社食への導入実績も着々と積み上げているそうです。
グリーンハウスさんは「社員食堂でSDGs~まるっとSDGsメシ」という企画も行っています。これは例えば大根やキャベツ、ピーマンなど野菜をまるごと皮や種もムダなく調理して野菜本来の美味しさを楽しむ、食品ロスも減ってgood、というメニューです。スマートミールとは若干アプローチが異なりますが、つながる先は同じではないかと感じました。ある会社でこの企画を実施したところ、用意したSDGsメシはすぐに完売してしまったそうです。
そういう実績があるなら話は早いかもしれません!例えばまずSDGsメシを単発でやってみて社員の反応を見る、それをキッカケに日々の昼食にスマートミールが選べる社食へとステップアップ、さらに地域の食材、旬の食材を使ったメニュー、そして有機食材を使ったメニューへとステップアップ。
そんな風にしていけたら夢の実現、となるんですけど、現実そんなうまく行くか分かりません。でも実現へのハードルが低いところから突破して、少しずつ会社の意識改革につなげていければいいな!と思いました。
そういうわけで、SDGs改善提案を会社に出してみました。反応が怖いです。ガン無視、スルーされたらどうしよう。あるいは「そんな提案考えているヒマあったら自分の業務もっと一生懸命やってよ」と言われたりして。ヤダなぁ。思いっきり凹むなぁ(笑)。
僕にはひとつ考えがあります。もしこの記事を読んで共感してくださる方がいらっしゃれば、意見・感想を寄せていただけませんか。そしてできればそれぞれの勤務先の社食へそれぞれ提言を出して、各地の企業の社食をどんどん変えていく・・・。また夢想が広がっていく(笑)。
会社に対して、あるいは従業員に対して、どんな働きかけを行っていけば「変えて行けるのか」、ひとりでは荷が重くて、アイディアも発想も限りがあります。一緒に考えてみませんか?
楽しく美味しくワクワクしながらお昼休みのオアシスを各地に育てていけたら、素晴らしいと思ってます。
※画像やリンクは株式会社グリーンハウスさんのHPやインスタグラム、およびスマートミールに関連するサイトから使わせていただいています。グリーンハウスさん、いつも美味しく暖かい昼食をありがとうございます!
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