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「ゼロカーボンの鍵は・・・?」

 大町ハカリウリマルシェで行われた講演会「大町でもはじめよう!エコライフとゼロカーボン」の講演会録を作ってみました。
 吉田太郎さんの「ゼロカーボンの鍵は微生物と土」竹井禎さんの「生ごみ堆肥化の持つ可能性」、のダブル講演です。
 講演会録を紹介する前に、ちょっと私自身の考えを書いてみたいと思います。どうせ長くなるので(笑)、興味の無い方は飛ばして講演会録の方を読んでくださいね。
 
 この講演会を友人から知らされたとき、吉田太郎さんのことは既に知っていて、You Tubeで講演を見たり著書「土が変わるとお腹も変わる」を読んだりして興味を持っていました。著書について質問したいことなど山ほどあって、直接会って話ができるチャンス!と思いました。竹井禎さんのことは不勉強で知りませんでしたが、プロフィールを読むと地元大町堆肥センターの技術責任者であり面白そうな経歴の方!堆肥センターについては、ちょうどFacebookでセンターを視察した動画が紹介されているのを見たばかりで、非常に面白い取り組みだなぁと感心していたところでした。こんなお二人が講演されるのだから、こりゃ行くしかない!と即座に思ったわけです。

 私は週末に「良く言えば自然農っぽいけれど、ご近所から見れば草ボーボー」のスタイルで畑を耕しています。この春、親しくなった友人たち(その名も「タネトリオ(種取り男)」と称しています)に触発されて畑の一角に堆肥を積んでみました。「堆肥って手間がかかるなぁ、でも奥が深くて面白いなぁ・・・もっと極めてみたい」やってみて実感しました。「発酵」ってこれからの時代を生きていく「カギ」だと思うんです。味噌、醤油、甘酒・・・食品に限らず、食品(野菜)を生み出す肥料づくりも「発酵」であり「微生物」の働きなんですね~。ただ、手間がかかり過ぎて大変だと続かない、やはり自分たちのライフスタイルに合った「持続可能な」ラクなやり方を模索していかなければ、とも思います。

 最初は個人の興味だけでしたが、よくよく考えてみると、この講演会はチャンスではないか?とふと気づきました。ひとりでも多くの方に聴いてほしい、とくに行政や農業のトップの方とかに。有機農業への転換、有機給食の取組みがなぜ大切なのか?環境危機を解決するのは、農薬や化学肥料を使わない、微生物を最大限に活かした農業だということを。

 講演会に行けない友人のために・・・というのが講演会録を作った理由です。当初、主催者の方に「動画配信の予定はありませんか」と問い合わせたところ、動画の公開はしない予定とのことでした。その後大町市からの承諾が出たとのことで動画が公開されました。せっかく作った講演会録も必要ないかな・・・と思いましたが、これはこれで役に立つかも、と思い直しました。第一に、動画を見ると1時間ぐらいかかりますが、講演会録だと短時間で要点が分かります。第二にこれは私の視点から見た講演会録なので、興味のポイントが片寄っています。私の感想・意見も載せています。「ある参加者の見た講演会」を表現していると捉えると面白いのではないでしょうか(手前味噌 笑)。第三に、動画ではカットされている質疑応答を載せていること。質疑が活発で、回答にもいろんなヒントが詰まっており、貴重なやりとりでした。
 主催者のスタッフの方、講演者のお二方には掲載を承諾いただき、また、お二方には内容の修正もしていただきました。ありがとうございました。
 というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、以下講演会録をご覧ください。      ※作成したものを貼り付けており、若干字が小さいですが、見にくい場合はクリックすると拡大できます。  


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