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脳は騙されたがっている?気づける脳になるために(錯覚と盲点補完)

先日、心を打つ広告がありました。なかなかのやられた感を感じる痛快な広告です。


パッと見ると水玉模様にしか見えません。実はこの中にメッセージが隠されています。

「2メートル以上離れて見てください」とあるように、いったん画面から離れてみて見てください。


「離れていても 心はひとつ」

「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」の大切さを伝える広告です。離れて見ると意味がわかる、距離を置く事の価値をクリエイティブに表現した、社会課題をテーマにした素敵な広告ですね。

パワーポイントで作成されているそうで、アイデアひとつで人の心を打つことができるお手本のようなコミュニケーションですね。

一見した時と、深く見た時で感じることが違うというコミュニケーションは脳に適度な負荷があり、わかった時の心地よさがあります。謎解きの様なこの感覚。ちょっとした達成感と共にメッサーが入ってくるので、より深い情報をインプットできますね。

深読みする楽しさ

他にも、脳を活性化してくれる素敵な広告をいくつかご紹介します。







どれも、「お?……おぉ!」というワンテンポ置いてから気づく驚きが楽しい広告ですね。


脳は情報を埋めたがる

脳はなぜ騙されるのか。それは少ない情報で、過去の経験から予測して情報を埋めるようにできているからです。

実際に目には「盲点」があり、網膜の中で視神経が通っている場所は物理的に見えないのですが、脳は周辺の情報から「予測」して見えているように情報を補完しています。これは盲点補完と呼ばれる脳の優れた機能です。人ってとても良くできていますね。

こちらのサイトに「盲点補完」についてわかりやすく解説されています。

見えているようで、本当は見えていない。人体の不思議を感じますね。


まとめ

こうした錯覚、錯視は誰もが好きなのではないでしょうか。私も小学校の図書館で錯覚の本を毎日読んでいたのを思い出します。これは大人になっても変わらない好奇心だと思います。脳は騙されたがっているとも言えますね。常識から外れた何かを求めているのではないでしょうか。

見聞きしたものをどう感じ、どう解釈するかは個人の感性によります。

同じ絵を観ても感じるものは人それぞれです。そこに答えなどはありません。勝手に意味を解釈した方がインプットは多くなりますね。そこから連想を広げる事で、新しい気づきは生まれます。

観るものからより多くのものを感じて脳を退屈させないようにすれば、毎日が刺激に溢れます。日々を豊かに過ごすのも頭の使い方次第かもしれません。

見るのではなく、観る。
聞くのではなく、聴く。

観察からインプット(気づき)あふれる毎日をおくりたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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