本の棚 #237 『理想で部下は育たない』
組織、チームとして成果をあげていくうえで
常に優秀なプレイヤーばかりが
集まっている状態は続かない。
部下の中でも能力のばらつきは
出てくるし、組織が大きくなればなるほど
そのばらつきも大きくなっていく。
理想論ではなく現実に目を向け
地に足をつけて進んでいきたい。
そんなリーダーにはその本。
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教えても意味がないなら、教えないこと。
メモをとっているかいないかで
その人の取組姿勢の是非を判断するのは
本質的にはどうなんだろうと思う。
やはり座学ではなく、実践が大事だ。
メモしても頭に入ってない人は入ってないし
頭に入っていてもできなければ
そこに価値は発生しない。
教える側からすると
「やってみせ、やらせてみせ」の繰り返し。
人を育てるにあたり、決して間違ってはいけないのは「順逆」になることだ。
習慣に勝るものはない。
しかも社会人の最初の3年間で
身につけた、いや身に染み付いている習慣の
有効期限は死ぬまで続きそうだ。
だからこそスタートが命ともいえる。
ここでさぼる習慣がつくと
永遠にさぼりつづけることになる。
手を抜く習慣がつくと
事あるごとに手を抜く人になる。
見た目、仲の良さ、従順さに引っ張られるな。
良い仕事に対して評価する。
これが難しい、誰しもがフィルターを通して
この世の中を見ているから
公平さについてはマスターオブ公平みたいな人は
さすがにいないんじゃないかと思いきや
公平さを気にかけている上司と
そうでない上司は部下からすると
わりやすかったりする。
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