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早起きは三文の徳~早寝早起き朝ごはんの効果~


本日の言葉。

考えは言葉となり、
言葉は行動となり、
行動は習慣となり、
習慣は人格となり、
人格は運命となる。

(マーガレット・サッチャー)



「早起きは三文の徳」について


「早起きは三文の徳」と言うことわざがあります。

意味は、朝早く起きれば、健康にも良いし、それだけ仕事や勉強がはかどったりするので得をするということです。

「三文」とは、一文銭三枚のことで「ごくわずかな」という意味になります。

わずか三文だとしても、得るものがあるということです。

早寝早起き朝ごはんの科学的効果


1.朝型の人は夜型の人より勉強やスポーツの成績が良い


早寝早起きをしている朝型の人と、遅寝遅起きをして いる夜型の人の勉強やスポーツの成績を比較したところ、 いずれの成績も朝型の人の方が夜型の人よりも良い 傾向にあるという研究報告があります。

また、文部科学省が実施した調査では、朝食を毎日食べていると回答した子供とそうでない子供とでは、朝食を毎日食べていると回答した子供の平均正答率や体力合計点が高いという結果も出ています。

スポーツの世界では、身体をつくり、体力をつけるため、 運動、食事、睡眠、休養のバランスが大事であることは 常識として知られていて、「早寝早起き朝ごはん」を実践している人が多いと言われています。

大リーガーの大谷翔平選手の睡眠時間は8時間以上と言われています。
これは、彼が疲労回復と身体の再生に必要な時間だからです。
さらに、彼は毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるという規則正しい生活リズムを維持しています。


2.睡眠の効果


従来から「寝る子は育つ」と言われていますが、睡眠には心身の疲労を回復させる働きのほかに、脳や体を成長させる働きがあります。

脳には海馬という知識の工場があり、睡眠中に活性化し、昼間経験したことを何度も再生して確かめ、知識として蓄積しています。

この海馬の働きを助け、子供の成長に欠かせない脳内物質であるメラトニン(暗くなると分泌され、体温を下げて眠りを誘う働き)と成長ホルモン(寝入ってすぐの深い睡眠時に分泌され、脳、骨、筋肉の成長を促す働き)は眠っている間に活発に分泌されます。

眠る時間が遅くなると、これらの脳内物質の分泌に影響を与えてしまうので、午後9時ごろには子供を就寝させるように心がけましょう。
(なお、24~64歳の望ましい睡眠時間は7~9時間です)


3.朝の光の効果


朝の光を浴びると、脳の覚醒を促す脳内ホルモンであるセロトニンが活発に分泌されます。その結果、頭がスッキリと目覚め、集中力があがります。
また、自律神経が副交感神経から交感神経に切り替わり、活動に適した体になります。

セロトニン分泌は、夜寝ているときにはなく、朝起きると始まります。セロトニンの分泌を増やすには、陽の光を浴びて体を動かすことや、しっかりと噛んで朝ごはんを食べること等が効果的です。

一方、陽が沈むと睡眠を促すホルモンであるメラトニンが合成されます。このメラトニンは、セロトニンを材料にしているので、昼にセロトニン分泌を増やすような活動をすることが大切になってきます。

このように朝の光を浴びて、昼に活動を行うことにより、夜にはメラトニンがたっぷりと合成され、よく眠ることができるようになります。


4.朝食の効果


脳のエネルギー源はブドウ糖です。ブドウ糖は体内に大量に蓄えておくことができず、すぐに不足してしまいます。また、私たちの体は寝ている間もエネルギーを使っているので、朝にはエネルギーや必要な栄養素が少なくなっています。

つまり、朝起きたときは脳も体もエネルギーが不足した状態なのです。そのため、朝食でブドウ糖をはじめとする様々な栄養素を補給し、午前中からしっかり活動できる状態を作ることが大切です。

しかし、ドリンクやゼリーなどで栄養を摂りさえすればいいというわけではありません。

朝食でもう一つ大切なことは「よく噛んで食べること」です。「噛むこと」で脳が覚醒し活発になります。

また、口に食べ物が入り、胃に送られてくると腸や大腸が動き始め、内臓も目覚めます。それが朝の排便習慣にもつながります。


参考資料:文部科学省ホームページ


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