長崎への旅では建物もたどって
屋根と重なる稜線。窓に切り取られた海。壁面に
影は落ち、空間は光に包まれる。様々なつながり
が全体を作り出し、部分は全体の中で際立つ。
建物もたどった長崎への旅も振り返ってみる。
長崎の旅を名残り惜しみながらも、いろんな視点
で楽しんでいる。旅の楽しみとは実際に訪れて、
その場所の空気、光と影、風、空間を体感すること。
旅で感じたものを振り返り、知る楽しみもある。
旅の記録を綴っては、もう一度旅を楽しんでいる。
壱岐から始めた長崎の旅。そこにあった建築家の思い
ランチにて旅の先のホテルの空間も楽しんで
旅の途中の思いがけない建物との出会いも楽しむ
中に入れなくても、ぐるりと巡り楽しんで
場所を作り出す建築。そこから物語は始まっていく
自転車をこぎつつ二度見して。長崎には斬新な建物も
長崎にもいろんな建物が散りばめられて
図書館も旅の目的地のひとつ
自転車でめぐる新幹線の駅
島原の気持ちのよい空を文化会館へも
船のように島原の町に浮かぶ建物
佐世保の商店街に面した圧倒的なボリューム
部分は寄り集まって全体を複雑に構成する
港にある夕焼けに包まれる建物もめぐり
見る角度により大きく形をかえる巨大な建物へも
縦と横のラインが複雑に入り混じって全体をつくる
その建物は光につつまれた空間を内包する
地下に埋められた光に満ちた空間へ
建物を内包する博物館。楽しい仕掛けだ
ランドマークにもなる巨大な壁面
形態が複雑に組み合わせられたフェリーターミナル
運河をまたいで建つ、海と空をつなげる建物へも
小さくても打ち放しコンクリートが持つ存在感
地面と一体となるフェリーターミナルへも
リニューアルされて使い続けられる建物
海を望む立地は、長崎ならではもの
デザインによって建物と空間はよみがえる
建物を構成する素材もたどる旅
記憶をつなぐ建物。そこからまた物語が始まる
そして最後にまた図書館へ
長崎への旅の途中で訪れた現代建築。壮大な歴史を
刻む建築物をたどるのも楽しいが、今の建築にふれる
のも楽しい。立体的な造形物でありながら、彫刻でも
アートでもない物体。そこに意味をもとめられ、機能
を課されて、その存在の理由が必要とされる建築物。
制約の中で賛否をこえ、今なお愛される建築を見ると、
とてもうれしくなる。建築家の思いを感じて、建物の
発する言葉にふれ、空間の持つ物語を受けとる。時代
にあわせて建物の形は変化しつつ、建築は続いていく。
これからも建物をたどり、感じる旅を続けていこう。
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