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arcaのアシリレラという曲の一節。 「日々は喜びを ときにはいつくしみを ドアは開か…

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arcaのアシリレラという曲の一節。 「日々は喜びを ときにはいつくしみを ドアは開かれた 今輝いて駆け出すよ」 という詞が好きです。 ささやかな言葉やありふれた風景に、 五感で感じる微かな違いに、今日も 心地よさとの出会いに期待しよう。

マガジン

  • 楽しい旅の振り返り

    旅を振り返れば、様々なことが見えてくる。そしてまたいつかの旅も、思い出して

  • 日本建築の持っているしんとした空気。歴史の重みを感じよう

    そこに流れている穏やかな空気、古来から積み重ねられてきた歴史の重みに心惹かれます。この建物が見渡してきた風景、この場所が刻んできた出来事に思いを馳せて、日本建築を楽しもう。

  • 建築に込められた想い。時代をこえて受け止めたい

    建築には、それらを作った人の思いが詰まっている。そんな思いを感じることができればと、建築を見に足を運びます。

  • ミュージアムへのいざない。アートだけではない楽しみがある

    入り口までの期待感や周りの風景を取り込んでいること、アートの展示だけでないミュージアムの魅力。アートとよい関係をもつミュージアムに物語を感じる。素敵なミュージアムを求め旅に出よう。

  • まだ見ぬ風景との出会いを求めて、休日を満喫しよう

    ざわめき、香り、空気、光、そこに行くことで気づくことがある。訪れる季節、時間によっても、それらは表情を変える。まだ見ぬ建物や風景に会いに行こう。

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箱根・彫刻の森美術館のオブジェたち

ミス・ブラックパワー  ニキ・ド・サン・ファル 眩驚-V 土田隆生 屋外にたたずむ彫刻にとても惹かれる。 明るい日差しの中も、薄暗い曇の日も、 その時々に違った表情を見せてくれる。 彫刻たちは、自然と一体となっている。 ハイ!  山本信 大きな手  ライナー・クリスター 園内のいたる所に、風変わりな彫刻たちが、 これでもかというくらいに展示されている。 作品の意味する所は、わからなくてもよい。 ただただ、その佇まいに見入ってしまう。 樹人 岡本太郎 浮か

    • 奈良への旅をつなげていこう

      前回の奈良の旅の始まりは郡山駅 奈良の旅をつなぐように、今回の旅は大和西大寺駅を 出発点として奈良の西側をめぐる。前回と同様、小さな 自転車に乗り、風景や街並みを楽しみつつのんびりと。 時に上り坂に苦労もするが、時間をかけてゆっくりと。 ①Coconimo 今回は前回の奈良の旅の続きとして ②秋篠寺 奈良といえば積み重ねられた歴史がある ③奈良先端科学技術大学大学院 奈良の町を小さな自転車でのんびりとめぐり ④草々     以前の旅の風景とのつながりも楽しん

      • 旅の終わりは学園前駅。その名の由来の建物へも

        大和文華館は休館も、かわりに満喫できた中野美術館 美術館を後にして、そろそろ旅を締めくくる。小さな 自転車にまたがって、もと来た道を引き返す。そして しばらくすれば途中に通った近鉄(近畿日本鉄道)の 学園前駅。今回の旅はここで終わりの予定だったが、 駅前の大学にてオープンキャンパスが行われており、 せっかくなのでキャンパスを見せていただくことに。 1999年に大林組の施工の建物。メインの外観は北口に その日、オープンキャンパスが催され、せっかくなので 無数の鳩の彫刻が

        • そして心地のよい場所で静かな時間を

          松伯美術館に広がる動きのある空間を後にして 奈良の西側をめぐる旅も終わりへと。松伯美術館の 存在は知っていたが、内部の空間を初めて体感した。 30年前に建てられていても、思いが込められた建物に 感動して、旅への名残りを惜しみつつも次の目的地へ。 宝塚市に拠点をおいて世界的な存在に 子どもたちに読みきかせた、もこもこもこが懐かしい 佐藤忠良といえば福岡の建物も思い出す 関西の佐藤忠良の作品といえば佐川美術館にも 鹿との出会いでも取り上げた 建物の設計は1970年大

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        • まだ見ぬ風景との出会いを求めて、休日を満喫しよう
          234本
        • 植物の名前を知れば世界が広がる
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        記事

          空と緑とつながる空間で

          旅の風景の重なりを楽しみながら 1994年に村野・森建築事務所によって手掛けられた 美術館。1984年に村野藤吾が逝去された後、事務所は 長男の村野 漾(よう)氏へ継承された。松伯美術館には 確かに村野藤吾の建築への思いも受け継がれている。 上村松園、松篁、淳之がつなぐ美しい日本画の世界 過去に東京で行われた展覧会の様子も参照しつつ その繊細で精緻な日本画の世界を垣間見て ここには村野藤吾の近代和風のデザインが残されて 村野藤吾の建物への思いに 過去に訪れた建物

          空と緑とつながる空間で

          草々と道中の風景をたどって

          キャンパスの風景をめぐるのも旅の楽しみのひとつで 奈良の北側に広がるけいはんな学研都市には、今年の 2月にも一度訪れた。その時は大阪から自転車で、途中 の風景を楽しみつつ山を越え、奈良、京都のけいはんな 学研都市の精華・西木津地区を目指した。そして前回 の旅の途中で立ち寄った、うつわの空間へもう一度。 けいはんな学研都市の核にもなる精華•西木津地区 その中に建つ国立国会図書館関西館にも訪れた そして前回の旅で訪れた草々にもう一度 ホームページにはかわいらしいシフォン

          草々と道中の風景をたどって

          奈良の北に広がるけいはんな学研都市

          日常の喧騒と離れたひとときを過ごし また小さな自転車にまたがって、奈良に広がる風景を北へ向かうと登美ヶ丘に。ここは近鉄けいはんな線の 終点の学研奈良登美ケ丘駅のある街。その中の登美 いこいの道を西へと向かい、けいはんな学研都市へ。 次は高山地区の中央に建つ大学院大学へ DMG森が生み出す素材にもふれた 重なる円には宇治への旅でも こちらの動画で大学の風景を振り返って けいはんな学研都市には以前の旅でも訪れた 広大な敷地を有する大学のキャンパス。一般でも内部 を散

          奈良の北に広がるけいはんな学研都市

          木漏れ日の落ちる参道の先に

          今回は、前回の奈良の旅の終着点とした大和西大寺駅 から始まる旅。いつものように自転車を広げ、奈良の 街をのんびりと進む。駅を後にして、北西へと向かい しばらくすると緑に包まれた寺院の塀が見えてくる。 内部の技芸天立像にはJR東海の動画にて 寺院の様子は動画も参照させて頂いて こちらでは本堂内部でタップと演奏の動画も 秋篠寺の東門をくぐる。緑に包まれ、しんとした境内を 進む。踏みしめる砂利の音。小鳥がさえずり、木の葉が 風にそよぐ。参道の木々の影や苔庭に落ちる木漏れ日。

          木漏れ日の落ちる参道の先に

          日帰りの旅をつなぎ合わせるように

          宇治に広がる景色を楽しんで 関西の風景を順番にめぐる。今度は進路へ変え南へと、 また小さな自転車を電車に乗せて旅に出る。大阪から は関西の街へのアクセスがよく、今度はJRと近鉄線を 乗り継いで、生駒の山を越え、以前の旅の続きとして。 日帰りの旅をつなぎ合わせるようにして 2020年に設置された線路をまたぐ南北自由通路を ビューテラスにはダイニングスペースも 大和西大寺は大阪、京都、橿原、奈良の 4方面が交わる近鉄有数のジャンクション 電車の行き交う動画も参照させて

          日帰りの旅をつなぎ合わせるように

          宇治にある物語をたどる旅

          旅の最後に神社の風景を楽しんで 宇治に広がる風景の中、散りばめられた建物をたどり、 最後に宇治橋を渡って帰路へつく。宇治橋から広がる 空と川の気持ちのよい風景を眺め、変わりゆくものと、 変わらぬものに思いをはせ、宇治の旅を締めくくった。 そしてもう一度、宇治をアニメで振り返る。それは 京都アニメーションによる6500枚もの原画によって 宇治への思いが込められた作品。宇治神社から始まり 平等院、中村藤吉本店、お茶とうじのまち歴史公園も。 京阪宇治駅、角のお茶屋から源氏物語

          宇治にある物語をたどる旅

          旅の終わりにもう一つの世界遺産へ

          旅先では様々な建物をたどりながら 旅の終わりには、途中で通り過ぎたもうひとつの世界 遺産へ。宇治には二つの世界遺産が建ち、平等院の風景 も楽しんだ。宇治川の左右に広がる宇治の街並。まだ 訪れたい場所もあるが、今回の旅はこれで終わりへと。 宇治上神社では拝殿での挙式も 宇治上神社を動画でも振り返って さわらびの道をたどれば、緑に包まれる風景の先に、 宇治上神社の拝殿はたたずんでいる。そしてその奥 の石段の上に建つ本殿も間近に眺めることもできる。 世界遺産に登録された京都

          旅の終わりにもう一つの世界遺産へ

          重なり、連なる円の先の風景に

          宇治の街でつむがれる物語。多くの人が宇治にかかる 橋を渡り、その風景の中をさまざまな人が行き交い、 歴史は交差する。宇治への旅をふりかえり、過去と未来 に思いをはせる。次に訪れたのは、旅の出発と終着点の ターミナル。ここは新たな物語が始まる場所でもある。 これほどまでに連なる形は初めてだ ここには丸のモチーフがあふれている 京阪宇治駅の設計を手掛けた若林広幸氏は 大阪の南海電鉄の南海ラピートのデザインも 駅舎のデザインでも、京阪宇治駅の異空間さは際立つ。 外観の円の形

          重なり、連なる円の先の風景に

          宇治の物語の続きも楽しみに

          宇治の物語はこれまでも、これからも 物語の続きを楽しむように、宇治の街をたどっていく。 源氏物語ミュージアムを後にし、さわらびの道を引き 返す。行きしに見た神輿は神社の中へ。しばらくは入れ そうにないので、旅の最初の案内にあった施設へと。 歴史の遺構は時代を超えて再現されて 宇治はアニメの舞台にも こちらはワークショップの作品かな 今度は内部の展示もゆっくりと楽しもう また360度の動画で建物の振り返って 楽しい歴史公園。そして、茶づなの学芸員の中畑さんは 宇

          宇治の物語の続きも楽しみに

          宇治には物語がある

          うさぎに案内されるように展開する動画 最後のシーンには平安時代の物語の 源氏物語。紫式部により書かれた日本最古とも伝わる 全五四帖からなる長編の物語。そして最後の十帖は 宇治十帖ともよばれていて、宇治が主な舞台となる。 平安時代に貴族の別荘地であった宇治。当時の貴族 は別荘で御堂にこもり、仏に祈るという習慣があった ことから、宇治の地がその舞台に選ばれたともいう。 子供が大きくなり機会は少なくなったけどこれからも 京都アニメーションによって手掛けられた 建物と緑の美

          宇治には物語がある

          兎にゆかりのある場所に

          平等院の風景を楽しんだ後は 宇治の街の先に広がる風景へ。宇治川にかかる橘橋を 渡ると、中洲となっている宇治公園 橘島。水の風景に 包まれ、山並みを一望できる気持ちのよい場所。そして その先の朝霧橋を渡れば、兎にゆかりのある場所に。 宇治神社はうさぎにゆかりのある神社で、御祭神 莵道稚郎子命(うじの わきいらつこの みこと)が この地に来られる途中で道に迷われた時、一羽の うさぎが現れて、振り返り振り返り道案内をした という「神使のみかえり兎」の故事で知られる神社 いろん

          兎にゆかりのある場所に

          平等院にはもう一つの見どころも

          平等院の風景を楽しみながら、もう一つの見どころへ およそ1000年もの時を刻む鳳凰堂の側に、その建物は 2001年に建てられた。鳳凰堂からその姿を消すように 地形と一体となったアプローチ。多くの国宝を収めた 美術館は時を経た宝物と共に、新たな時を刻んでいる。 ここは1000年の時を内包するミュージアム 美しい展示には、美しい光の効果が欠かせない 国宝は日本を巡回することも 改めてその美しさを動画にて 栗生明氏に手掛けられたミュージアムに いつかの建物のアプローチ

          平等院にはもう一つの見どころも