山科を下った先にある世界遺産へ
歌人ゆかりの寺院の次は
豊太閤ゆかりの寺院へ。隨心院を後にして、また山科の
街をのんびりと南へくだる。小さな自転車でも十分な
距離で、寺院をたどりながらの山科の旅。次に訪れた
寺院は、古都京都を構成する世界遺産の一つでもある。
訪れたのは本格フレンチが境内にある斬新な寺院の
ブランドのコレクションの会場にもなる醍醐寺
日本の美しい文化遺産は新しいデザインとも共鳴して
京都の世界遺産へもぼちぼちと
奥の純浄観から先でもブルガリのイベントが
そうだ京都、いこう。の動画も見つつ
その頃、開催の醍醐寺国宝展の紹介動画も楽しんで
874年、聖宝尊師により開創された醍醐寺。以来、醍醐、
朱雀、村上の父子三代の天皇により、醍醐寺の基礎が
築かれたという。その一千余年の歴史を持つ醍醐寺は、
木の文化、紙の文化の伝承の宝庫となり、明治維新期の
廃仏毀釈の際、一山に伝わる一切の宝物を一紙に至る
まで流出させないとして、宝物を守り抜いたという。
知れば知るほど奥が深まっていく醍醐寺。国宝となる
文化財は75000点にも。また豊臣秀吉が最晩年に開催
した醍醐の花見は、日本の花見のルーツでもあるとも
いう。それにあわせて自らが設計した三宝院の庭園。
花見のために移植された700本の桜。花見に招かれた
1300人の内、9割は女性。2度の衣装替えのため調達
した多数の着物は、西陣復興の意図があったともいう。
豊臣秀吉という人物にも、旅をしながらふれていこう。