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【書評ラジオ】竹村りゑの木曜日のブックマーカー

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北陸放送で毎週木曜日の18:30~18:45に放送している(再放送は毎週日曜日の7:15~7:30)書評ラジオ「木曜日のブックマーカー」。Podcastで全国から無料で聞いて頂け…
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#ビジネス書

書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年2月のラインナップ

書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年2月のラインナップ

2月になりましたね。
今年の立春は2月4日だそうで、もう私達は春を迎えていることになります。
実感は湧きませんが、言葉の上で春を味わうのも豊かなことですよね。
そこで、春らしい短い詩をご紹介したいと思います。

明確に春という言葉が出てくるわけではないのですが「花」「蜂」の季語が晩春なため、春の詩なことが分かります。

それにしても、なんて優しい、まるで少しでも力を入れたら壊れてしまいそうほど繊細

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書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年1月のラインナップ

書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年1月のラインナップ

石川県に在局するMRO北陸放送(TBS系列)では、毎週木曜日の夕方6時30分から15分間「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」という書評ラジオをお届けしています。

スポンサーの金沢ビーンズ明文堂書店さんが、とてもとても寛容なので、毎週紹介する本は完全に自由に決めています。「これ紹介してね」など言われたことは、一切ありません。
じゃあどうやってチョイスしているかと言うと、私と書店員のOさんが、きゃっ

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ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月13日放送分)

ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月13日放送分)

※スマホの方は、右上のSpotifyのマークをタッチすると最後まで聴くことができます。

<収録を終えて>

作者のヴァージニア・ウルフは20世紀前半に活躍した女性の作家です。
生前から著名な人ではあるのですが、文筆活動を通して女性の尊厳や生き方を模索した点が、最近また再評価されています。
これは、フェミニズム文学がここ数年で盛り上がりを見せていることが関係しているようです。
最近だと、2021年

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ミア・カンキマキ『清少納言を求めて フィンランドから京都へ』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月6日放送分)

ミア・カンキマキ『清少納言を求めて フィンランドから京都へ』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月6日放送分)

※スマホの方は、右上のSpotifyのマークをタッチすると最後まで聴くことができます。

<収録を終えて>
清少納言と言えば、平安時代を代表する才女として知られている人。学校の授業でも必ずその名前を聞きますよね。
そんな「歴史上の人物」として、どこか遠い存在であったはずの清少納言が、フィンランド人の作者の目を通して語られることで、生身の人間として近しい存在に感じられる不思議な1冊でした。
「憧れ

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