誕生日は選べると思ってた!
ぼく:「おじいちゃんとか、おばあちゃんの誕生日って全部言える?」
娘:「えーっと。おじいちゃんは△月◯日。ほんでから、おばあちゃんは◯月△日。お父さんの誕生日もお母さんの誕生日も言えるで!(全部正解)」
ぼく:「おっ、すごーい!全部当たってる。よう覚えてて、えらいやん。」
娘:「(ドヤ顔で)簡単やんか、そんなん。」
娘:「ほんでさあ、なんで◯◯ちゃん(自分のこと)の誕生日は、△月◯日なん?」
ぼく:「ん?どういうこと?」
娘 :「いや、だから、なんでその日を誕生日にしたん?って聞いてるねん。」
ぼく:「えっと。。誕生日っていうのは、生まれた日っていう意味やから、選ばれへん。△月◯日っていうのは、◯◯ちゃん(娘のこと)が生まれてきた日やねん。」
娘 :「えっ!!そうなん!?知らんかったー。誕生日って、お父さんとお母さんが選んでくれた日やと思ってた。」
これ、去年だったかな。小学生になったばかりの娘との会話。
さすが、子供は斬新で面白いこと言うなー。ぐらいに、その時は思ってた。
*******
その後で考えてみた。
どうしてそんな勘違いしてたのかなって。
思い当たったのは、以下のような話をぼくが普段から娘にしていたこと。
・ぼくは桜が満開の時に生まれてきて、自分が生まれた春という季節が大好きだってこと。
・だから自分の誕生日が大好きってこと。
・ぼくの名前の総画数は大吉運になっていて、だからとっても素敵な人に囲まれて幸せな人生送ってるよ、ってこと。
・その名前は、ぼくの両親が願いを込めて付けてくれた大切なものなんだ、ってこと。
・同じ理由で、娘の名前も、音や響きや意味を色々と考えた結果、同じ画数にしたんだよって。幸運な人生を心から願ってるぞ、って。
ぼくがこんな話をする時は、娘はとっても真剣な顔で耳を傾けてた。
だから、ちゃんと届いたんだと思う。
娘の幸せを願う心が。
自分の名前や誕生日ってものが、ほんとに特別なのもので、祝福すべきものだってことが。
だから、
誕生日がそんなに大切なものなら、きっと親が選んでくれた日に違いない、って。
そう思ったんだろうな、きっと。
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