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男二人で鮨をつまんだ六本木の高級店でお会計70万円に気づかずカード決済したドジな話。

鮨といえば、新進気鋭の若手がどしどし開業する一昔前・・・いや、ふた昔前までは、数寄屋橋交差点近くの「すきやばし次郎」と、金春通りにある「銀座久兵衛」が双璧だと思って、頻繁に通っていたことがあるんですよ。🤔

その当時で、お昼のランチはともかく、夜ともなると一人で3~4万前後のお会計で、二人だと6万から7万くらいと、若干一人あたりの単価が下がる支払いだったんですが、それでもお鮨が大好きで良く通っていたわけです。

接待利用で使う店も銀座周辺が多かったので、接待相手の好みの料理で腹を満たしたあとは、クラブに直行でそのまま2次会の飲み会までセット、というパターンの流れが判で押したように毎回繰り返していたんですよね。😅

当時は接待する側として振る舞うのが大半で、そのためにあちらこちらの有名店や、味とか雰囲気などで評判をとっているような、まさに接待向けの店を探すのも自分の趣味みたいなものでした。

そういうわけで、当時はまだグルメサイトなども充実していなかったもんだから、接待に使えそうな店舗には部下や友人と連れだって、自分で実地調査みたいなことをして、その店を候補に入れるかどうか決めていたわけです。

そうやって候補に入れた店の中から、接待以外でも私的に使えそうな店を見繕って、時たま友人との会食に使っていたんですね。(^_^)b

そういう候補の店の中に、六本木のその高級鮨店があったわけですが、顔馴染みにもなった4、5回目の利用時に、タイトルに書いたようなドジ話が持ち上がったのですよ。😅


その日は、いつもカウンターの中にいる大将が病み上がりということで、ラウンド型のカウンターの中には、大将の片腕の共同経営者のような立場の板長が中心になって、酒肴を造り鮨を握っていたんですね。(^_^)b

まぁ腕のほうは大将より、板長のほうが上という評判だったので、まだ常連とも言えないお客としては、どちらであっても問題は無かったんです。

その日は、勧められるままに美味しく呑んで舌鼓を打ったわけですが、会計の段になって例の如く、連れ立った友人との間で「私が払うから・・・」「いや、ココは任せて・・・」という押し問答があったわけですよ。😊

で、その日はレジを担当したのがホールの小僧さんじゃなく、病み上がりの大将だったんですよね。(^_^)b

私たち二人がすったもんだした挙げ句に、私が払うことで落ち着き、私のクレジットカードを手渡しして、カード決済をお願いしました。

友人が「いやぁ・・・悪いなぁ、じゃ次の店は僕が持つから・・・」なんて話すあとから、次に行く店をどこにしようかと相談している間にカードを返されてPOS伝票の控えにサインを求められたんですよ。😏

で、私が伝票にサインするときに、上から覗き込んでいた友人が、ウワッ!と声をあげて「すっげぇ~高いご馳走してもらったわ・・・」って、ため息交じりでお礼を言うわけですよ、私に向かって。🙄

私のほうは、「いやいや、相場だから、相場、そんなにお礼を言われるほどじゃないから・・・」なんて余裕をかまして店を後にしたんですね。😏

そして次に行く店に向かいながらも、彼が驚いたような表情で「あそこは高いんだねぇ・・・」と聞いてくるもんだから「そうでも無いでしょ、二人だとあんなもんだと思うけど・・・」と笑顔で返したんです。

「いやぁ~~、アレは高いよ!いッつも、あんな高い店で喰ってるの・・・?ふたりでななじゅうまんえんって・・・高すぎない???」

「???・・・」のあとに「ぎょぎょぎょ~~~ッ!」と驚く、私。😲
「な、な、ななじゅうまん・・・?なにそれ?」と焦って聞き返す、私。

だっしょぉ~~!」と、だよねでしょうをごっちゃにして言い返す彼。

さぁ~、そっから慌てて、財布の中のPOS伝票の控えを確認すると・・・そこに記載されている金額は、70,000円ではなく、なんと700,000円・・・。😱

ひ、ひ、ひとけた、多いやんけぇ~~~~~ッ!😲

ダッシュで店まで戻り、レジ前でPOS伝票の控えを差し出して「こ、これ金額間違えてませんかね・・・?高すぎる気がするんだけど・・・ふたりで、ななじゅうまんえんは・・・」

すると、ホールの小僧さんが手に伝票控えを持ったまま、カウンターの中を振り向いて「大将・・・ななじゅうまん、になってますけど・・・」🙄

カウンターの中にいた大将は、そっぽを向いて答えないのです。😅

その様子を見た板長が「あぁ・・・そりゃきっと、大将が単位を一桁間違ってるわ!おふたりさんはそんなに食べてないからね!」といって笑い出したんです。

そして私たちに向かって「お客さん!なんつっても病み上がりだから勘弁して!」そう言うや「大将、目もいかれてんじゃないッすか、眼科も受けといたほうがいいかも」その言葉に相客たちも大笑い、大将は頭ぼりぼり・・・。

すんでの所で間に合ったわけですが、そのあとホールの小僧さんがカードの返品処理と再処理をしてくれて、目の前でじっくり金額を確認してからサインさせてもらいました。🤗

もちろん、その日に訪れたワインバーでもそのドジな話で盛り上がったんですが、その時の友人が面白いネタとして吹聴して回ったし、数年間はその話を引き合いにして、初対面の紹介をされる羽目になったんですよ。😅


病み上がりの大将は、いつもカウンターの中の主役で、普段はレジなんてやったことなかったんだと思いますね。

普段やり慣れないことをホールの小僧さんに聞くか任せればいいのに、自分もできる風を装ったために、とんだ失敗をやらかしたわけですね。😅

その後も過重な請求は来なくて、返品処理も上手く言ったようで良かったんですが、それからはサインの前にちゃんと確認する癖も付きました。(^_^)b

カードの利用金額に制限でも付いていれば、エラーになってすぐ判明したんだろうけど、運悪くというか、仕方がないというか、使っていたカードの利用限度額以内だったせいで、そのまま処理されてしまったんですよ。😅

昔はクレジットカード決済で10万円を超える利用になると、いちいちカード会社に電話して、承認番号をとって決済していたもんですけどね。

あまり便利になりすぎるのも考え物だな、なんて反省もしきりでした。

あなたもカードで決済をする際は、金額入力は人手でやることなので、ミスもあり得ると考えてしっかり金額を確認するとか、自分で責任を持って対処したほうがいいですよ。(^_^)b


ってことで、今回は
男二人で鮨をつまんだ六本木の高級店でお会計70万円に気づかずカード決済したドジな話。」という失敗談でした。
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

落着いて  チェック忘れず  のほほんと


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