身近に潜む差別や偏見ありませんか?「もしかして私、当事者かも・・」マイノリティを助ける方法1選(1069文字、1冊引用)
おはようございます、指導している生徒が私立高校に合格、嬉しさを隠せないHCC blogです。
今日お話しするのは、以下の本より「集団に属するマイノリティの気持ちを考えてほしい」という内容です。
はじめに
少し自分のお話をさせていただくと、私の研究室では、昨年の10月にエチオピアから留学生が来ました。
控えめな性格で、研究室の仲間となじめない状況。
私は「何かしてあげたい」と考えながら本を読んでいました。
そこで、本書で出会った『クリティカルマス』という考え方が重要であることがわかりました。
『クリティカルマス』を持つことで、マイノリティの人々へ心理的な安全性を与えられるのです。
マイノリティはネガティブな影響を受けている
ここで述べているマイノリティとは、学校や会社などコミュニティで少数派とみなされる人々のこと。
私の研究室でいう留学生にあたります。
あなたの職場ではどんなマイノリティの方がいるでしょうか?
ある研究によればマイノリティな人々は、その集団の中でネガティブな影響を受けていることが分かっているんです。
ここで、自分の経験を思い出してください。
例えば、初めての登校や出社は緊張しませんでしたか?
失敗や不安なことが浮かぶ人も多いかと思います。
あるいは、集団の中で思うように振舞えない時、空回りした経験はないでしょうか?
これがいわゆるマイノリティのネガティブな影響です。
マイノリティのための『クリティカルマス思考』
そこで重要な考え方が『クリティカルマス』なんですね。
『クリティカルマス』とは、学校や職場など特定の環境で少数派が一定の数に達したことで、その人たちが➀少数派ではなくなり、②居心地の悪さを感じなくなることを言います。
要するに少数派であっても、仲間がいれば心理的なダメージは緩和されるということ。
例えば、所属したコミュニティで先輩と仲良くなると、快適さや満足感が得られると思います。
私の知り合いでは、社内に同期がいるほど安心感があると言っていました。
このように、あなたの職場にいるマイノリティのネガティブな影響を助けるためには『クリティカルマス』の思考が大切だとわかったと思います。
マイノリティを助けるために大切な2つのこと
最後に覚えておいてほしい大切なことが二つあります。
➀あなたはすでに多数派の一員であることを自覚してほしい
②あなたも昔はマイノリティであり、ネガティブな感情を抱えていたこと
この二つは私の個人的な考えですが、
職場や学校の少数派の人々に安心感を与えるためには意識しておく大切なことだと思います。
ぜひ、以上の二つを意識して、みんなが心地の良い環境を作っていきましょう。
参考図書
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?