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春日大明神の故郷「枚岡神社」紀元前663年に創祀!?河内国一宮!春日大社と同年に造替【東大阪シリーズ】【ニギハヤヒシリーズ】【河内国シリーズ】

元春日!祭神は春日大明神。順番は春日大社と異なり、アメノコヤネ@枚岡神社、ヒメミカミ@枚岡神社、タケミカヅチ@鹿島神宮本宮、フツヌシ@香取神宮本宮という順になっている。
 社伝によると、神武天皇の時代の創建で、768年には枚岡神社の祭神2柱を春日大社に分祀したことから「元春日社」とも呼ばれてる。一方、春日大社では、768年に藤原永手が氏神として奈良に春日大社を創建した際に、祭神4柱のうち2柱に枚岡神社のアメノコヤネ、妻神・ヒメミカミの分霊を第三殿、第四殿に勧請したとする。由緒ビンゴですね!

 そして2022年に春日大社と同じく、アメノコヤネとヒメミカミの御子神@若宮神社の社殿造替で奇麗になっていた。。偶然??今も昔も関係を絶たない神社同盟だな。って、元宮と本宮なので、そりゃそうか・・。

変更履歴
2023/05/03 初版

▼HP

▼アクセス

大阪府東大阪市出雲井町7−16

▼祭神・本尊と脇時

アメノコヤネ@枚岡神社・・・・・・中臣氏の祖神
ヒメミカミ@枚岡神社
タケミカヅチ@鹿島神宮本宮
フツヌシ@香取神宮本宮

▼見どころ

 河内国一宮春日大社への勧請元のため「元春日」の別称がある。この神社の創建は、神武東征まで遡り、勅命を奉じた天種子命(アメノタネコノミコト)がアメノコヤネと后神・ヒメミカミを祀ったのが起源とされる。
 ただし、祀った場所はここではなく、南東にある霊地神津嶽(かみつだけ)山頂に巨大な磐境を設けたのが始まり。

 『日本書紀』に「中臣の上祖」、「神事をつかさどる宗源者なり」と記されたのがアメノコヤネで、大和朝廷の祭祀をつかさどった中臣氏の祖神で、ヒメミカミはアメノコヤネの皇后である。タケミカヅチとフツヌシは、この神社の祭神と合わせて春日大社の祭神となったので、ここに逆輸入したようだ。

 祭神は春日大明神。ということで、タケミカヅチ@鹿島神宮本宮、フツヌシ@香取神宮本宮、アメノコヤネ@枚岡神社、ヒメミカミ@枚岡神社なのだが、順番は春日大社と異なり、アメノコヤネ@枚岡神社、ヒメミカミ@枚岡神社、タケミカヅチ@鹿島神宮本宮、フツヌシ@香取神宮本宮という順になっている。

天岩戸開き
アメノコヤネは、岩の中にお隠れになった天照大御神を出てもらうために、祝詞を奏上し、注連縄を張るなどの祭祀をおこなった神。

↓岩戸の場所と言われているのはこちら

→参道

 右に社務所ですかね。

 「揚巻結び」という独自の注連縄が伝わっており、毎年12月23日に注連縄を変えて大笑いを20分間笑い続ける神事がある。これは「天岩戸」の再現だろうか。宮司曰く「赤子の笑いは心の扉が開ける」とか。

→なで鹿

→拝殿・本殿

 アメノコヤネは言霊神「居々登魂命(コゴトムスビノミコト)」の子で、卜占を司る祝詞の神。天岩屋戸の前で、祭事を執り行っており、天孫降臨の際にはニニギに従事し、アマテラスからは天孫の防護を、高皇産霊神(タカムスヒ)からは降り立った地に神を斎い祀るよう命じられる(天孫輔弼)。 「揚巻結び」という独自の注連縄が伝わっており、毎年12月23日に注連縄を変えて大笑いを20分間笑い続ける神事がある。つまり「天岩戸」の再現だろう!
 宮司曰く「赤子の笑いは心の扉が開ける」という意味があり、社殿地下には湧き水が滾々と湧き出ている水源地がある。

天孫輔弼(てんそんほひつ)
天孫は天皇陛下のこと。輔弼は「よくお助けしなさい」という意味。

 なお、この「20分間みんなでワッハッハー!」と笑い続けるお祭りは最近まで、三回笑うだけだったそうです。アニマル浜口氏いるんじゃないかな!?

 本殿を見るには摂社末社の方向からになります。先に写真を紹介。

 2022年時点の本殿は、春日造りで1826年に再建したもの。

 ちなみに、神津嶽(かみつだけ)は頂上に祀られていたと推測され、現在も神津嶽本宮が鎮座している。そう、春日大社、大神神社、上賀茂神社、御上神社などと同じく御神体は山ですね。

→本殿右へ

→本殿右:一言主神社

 イメージとして一言主=葛城氏で、藤原氏と葛城氏は敵対関係だと思っているので、春日系の一言主神社は違和感があるのだが、春日大社摂社・末社でも2柱も一言主が社殿がある。

 願いが叶ったら、「感謝の水鏡」にお礼をするそうな。

 しまった・・ここまで行けるんだ・・。もっと近くで本殿見れるのか・・。次の動画参照。

→本殿右:若宮神社:アメノコヤネ💛ヒメノカミの子・天押雲根命

 ちょっと春日大社の若宮神社とは装飾が違うな。

春日大社の若宮神社とは違うとこ見っけ

 若宮神社から一言主、本殿方向の写真。

若宮神社から一言主、本殿方向の写真

→本殿右:飛来天神社

 お約束のイチキシマ(弁才天)かと思ったらアメノミナカだった。これは面白い。そして背後の山には古代祭祀場に繋がりそうな御神木がある。

→本殿右の摂社・末社:天神地祇社、

 「天神地祇社(てんしんちぎしゃ)」は明治初年まで境内にお祀りされていた十九社の末社や氏子地域内で祀られていた神社を合祀した社のようです。物部が腰を下ろし、古寺古社が集まるこの地域でも、次第に経営難の神社が出てきたのだろうか。。

 遥拝所は、この神社の元宮がある「神津嶽」と皇居、伊勢神宮、橿原神宮となっています。伊勢神宮と橿原神宮は良く目にしますが、皇居は珍しいかと。

→本殿に戻り本殿左へ

 1月11日の『枚岡神社の粥占神事』がある。この神事は、小豆粥の入った釜に竹の管を53本入れ、炊きあがって割った中の竹にどれぐらい小豆が入っているかでその年が豊作かどうかを占うという珍しい神事なのだが、残念ながら非公開。。
 次のHPに少し雰囲気がわかる情報があります。

→本殿右から帰る「禊場」

→奥宮

▼お祭り

 最後に、巫女のアルバイト募集を見ることがあるが、研修が厚めなんですかね。

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展 なし


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