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自分にとっての成功とは?~人生のパーパスとビジョン~

「あなたは何をやりたいのですか?」と問われて、
明確な回答は出来るでしょうか?
転職の面接では必ず問われることですし、
そもそも自分がやりたいことや、
実現したいことをイメージ出来ていなければ、
目的を持たずに行きあたりばったりで
流されて過ごすことになってしまいます。

自分がやりたいことを分かっている、つまり、
「自分の仕事を通じて何を生み出したいのか?」
「その結果、どんな気持ちになりたいのか?」
との問いに答えを持っているということは、
言い方を変えると、
何が自分にとっての成功か分かっています。

自分にとっての成功とは?

自分にとっての成功とは何か理解していること、
すなわち、キャリアという観点では、自分が働く
目的(パーパス)とビジョンが明確であると、
その目的に向けてまっすぐに行動できます。
忍び難い苦労や耐えがたい試練があったとしても、
頑張りぬけます。

また、これらのメンタリティの部分だけでなく、
何よりも、目的を設定出来れば、
その時点から逆算をして目的に到達する為の
マイルストーンである目標を設定して
計画を立てることが可能になります。

そうすると、自分がやるべきことが明確になり、
目的に向かうプロセスの一番手前にある目標を
攻略する為の行動を今すぐに開始することが出来ます。

そうすると、自分にとっての成功を
手に入れやすくなりますよね。

しかも、人は夢に向けて挑戦しているプロセスが
最も幸せを感じると言います。
そうすると、自分が納得感を持てる目的を設定して、
その達成に向けて行動を開始することは、
今すぐに自分が幸せになる第一歩とも言えますね。

夢に挑戦する情熱を得る為のコツ

夢や目的に向けて行動を開始して
挑戦し続ける為の情熱を得る為にはコツがあります。

それは目的に到達した時の状況を
リアルに言葉で表現してその時の気持ちや情景を
イメージ出来るビジョンを描くことです。

例えば、漫画のワンピースの様に仲間を集めて
小さな木造船で宝物探しの大航海に出る時を想像して下さい。

小さな木造帆船で限られた水と食料で太平洋の様な
大海を横断して宝島を探すのは命がけの旅です。
そんな過酷な旅に従事する船員達を
「宝島を発見する」という目的だけで
まとめ上げて目的地(ゴール)に向けて
死ぬかも知れない過酷な旅を続けることは出来るでしょうか?

きっと、それだけでは足りませんよね。
ゴールに到達した時や凱旋した時に得られることや、
気持ちをリアルにイメージさせると効果的です。
例えば、、、

「目指す宝島は海の果てにあると言われる黄金の国ジパングだ」

「その地では宮殿や家は黄金で出来ていて、道は黄金の敷石がひかれている。」

「ご飯も世界一美味しく、親切な人々がもてなしてくれる」

「そんな豊かな国で楽しく過ごして、金銀財宝をどっさり持ち帰るぞー」

「凱旋したら大金持ちで、勲章だってもらえる英雄だ」

というイメージがあればどうでしょうか?
少なくとも、そんな情景を想像すると
ワクワクして頑張れると思いませんか?

目的を設定してビジョンを描く

それでは、「自分にとっての成功とは何か?」
ということを考えましょう。
考えて、文字にしてみることがお勧めです。

雲をつかむようで考えが出てこない場合は、
下記の質問をフックに考えてみて下さい。

***
何をやっていた時が最も自分が輝いていたか?
その時はどんな気持ちであったか?
何が満足だった?

今の仕事は100点満点中で何点か?
100点の満足を得る為には、何が足りないのか?

誰にも負けない自分ならではの強みは?
あるいは、最も興味あることは何か?

大切にしたい価値観は?

もしも、あと1年で死んでしまうとすれば、
何をやりたいのか?
今日で人生が終わるとしたら、心残りは何か?
***

以上の様な問いを考えて、
自分が求めていることを考えてみましょう。

職業を考えるのではないですよ。
職業、仕事は手段です。
それによって、自分が生み出したいもの、
自分が実現したいことを考えます。
そして、その結果、どんな気持ちになりたいのか。
想像力を働かせて考えて下さい。

例えば、差し当たって次の10年の
目的を言葉にして、
それを達成した時の気持ちや様子をリアルに
イメージ出来るビジョンを描くと良いでしょう。

(2022年8月8日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士

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