見出し画像

変化する社会でのキャリア形成と自分だけの道

3月も中旬になって春めいてきました。
この季節は卒業、入学、入社、、、と若手の人々は
新たな人生のステージに足を踏み入れる時期ですね。

春は希望に満ちていて明るい印象ですが、
学生から社会人への境目を通過してきた皆さんは、
学生時代に見えていた景色と、
社会に出てから見える景色が異なると感じたと思います。
何が違ったのでしょうか?

高みを目指す社会

我々が暮らす社会では常にキャリアUPの為に
スキルUPしないと、成長しないと、、、
という圧がありますよね。

会社は業績を高め続けることが求められ、
社会や国は経済成長が求められ続けています。
常に成長していないといけなくて、
低成長や停滞は悪で、マイナス成長は絶望視されます。

そんな社会ですから、個人は自己成長して
経済的な成功を目指すとの考えに自然となります。

いやはや忙しい社会ですが、そんな資本主義社会で
我々が取り組むべきキャリア・デザインとは何でしょうか?

変化する社会でのキャリア形成

経済成長が目的となっている社会は、
その為に常に変化し続けます。

その中で個人がキャリア形成する為には
変化に適応することと自らを差別化することが
大切になります。

従来のルールが変化していくのなら、
古い常識を捨てて新しい考えにキャッチUPし、
ビジネスの競争に勝つ為に自分を差別化して
オンリーワンの存在だと自己ブランディングしていくのです。

(ただ、あまりに囚われると疲弊しますので
レジャーも楽しんでリフレッシュしましょう)

変化への適用

変化への適応のコツは次の2つです。

***
1)

今まで機能していたことが機能しなくなってきたら
何かが終わりを向かえている兆し。
自分にとって何が終わるのか、あるいは、
何を手放すべきなのか、考える。

2)
次のステージで自分を待っているものは何か?
新たな兆しを捉えたら、さっさとやってみる。
そして、やってみたら振り返って検証する。
自分にとって新しいステージといっても、
パッと画面が切り替わるようなものではなく、
小さなことから始まるものです。
***

自分にとってのキャリア上の変化は、
急に新しいことに直面するというよりも、
終わりが先に訪れてきます。

なので、上記1)で述べた様に、
自分の仕事のやり方やスキル、常識、
または自分自身の興味など、何が終わるのか、
それを捉えましょう。

で、手放すものを手放して、
次に向けてあーだこーだと悩む時期があり(笑)
僅かな兆しでも見えてくれば上記2)の様に
小さくても新たなことをやってみる。

自分が変化に適応する時、また自分が変わる時は、
この順番(終わり→悩んで→始める)であることを
認識しておくと良いでしょう。

ただし自分に正直に

以上が変化の激しい現在の資本主義社会で
高みを目指して成長していくキャリア形成のコツです。

ただし、これには注意も必要です。
資本主義社会で高みを目指すということは、
端的に言えば、自分の収入を増やすことや、
社会的地位を高めることです。

それらを追求し成長し続けることが求められるとの
観念に自分が絡め取られてしまうと疲弊します。

加えて、この様な自己成長を意識するあまり
本当に興味があることを我慢して、
本来はやりがいを持てるはずの仕事を諦める
ことになるかも知れません。

ですから、自分を大切にして、
自分の内なる声を聞き逃さない様にしましょう。
そして、幸運にもそんな自分の本音に根ざした
思いに気づくことができたら、
世間一般のメインストリームにだけ拘らず、
自分に合う脇道を行っても良いのです。

(2022年3月14日)

山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

<お役立ち情報>
転職の自己分析
退職交渉マニュアル
・参考ツール(無料):タイプ分け診断
・推薦図書一覧:キャリアの図書室


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?