子供に教育は大切か?~学校教育の延長線上に仕事の成功がある訳では無い矛盾~

子育て世代の私は、妻と子供達の教育について
頻繁に会話をするのですが、自分達が話す内容に
矛盾を感じることがとても多いです。

子供達にはしっかりと自分の力で食べていける様に
なってほしいと思っていて、そんな大人になる為に
良い成績を取る為にちゃんと勉強すべきだとか、
読書の習慣を身につけるべきとか、
部活で心身を鍛え且つチームプレーも修得して、
などなど考えてしまうのです。

教育が成功の芽を摘む?

しかし、キャリアコンサルタントをしていて
多様なキャリアの方々を見ている中で感じることは、
事業を起こして成功している人々は、
この様な考えの延長線上にあるタイプでは無い
ように見えるのです。
冒頭で矛盾を感じるというのはこのことです。

何を成功とみるのか、意見は分かれますが、
差し当たり自分で食べていけるということは
自らの力で稼げることであり、
あと出来たら自由であることです。

で、一番稼いでいる人、資産を築いた人々は、
文武両道の学校エリートというよりも、
常識にとらわれない自由人です。
主体的で自らの頭で考える性格ではありますが、
学校の勉強をきちんとやるタイプではありません。
(お友達の皆さん、やっていたらごめんなさい)
で、今はがっつり稼いで、仕事も生活も自由にしています。

ぱっと思いつくそのような同年代(40代)の
成功者達は、高卒をはじめ偏差値エリートがいません。
でも、それぞれ会社をIPOしたり売却したり、
スモールビジネスで稼ぎ続けているなどしています。
少し下の後輩群では元ゲームオタクの赤点マンは、
フリーランスのエンジニアで企業からシステム開発の
一部を受託して十分に稼いで好きに生きています。

これらどの人々も、
高学歴エリート会社員とは桁が違いすぎる位に
稼いでいて、且つ、自由です。
もちろん違法なことはしていません。

違いと共通すること

何が違うのか?

それは、常識が無いことかなと思います。
そして、共通するのは本質を考えることです。
(あと、もちろん、行動することは大前提で)

これは強いなーと思います。
常識があると、自分のアイデアや行動が
世間の常識から外れていると不安になります。
こんなことやって大丈夫かな、間違ってないかな、と。
そんな心理が働くと、どんどん事業のアイデアも
個性の無い”常識的なもの”になって、
成功からは遠ざかってしまいます。

でも、常識が無ければそのような不安はなく、
本質を見抜いたら迷いなく行動できます。

度胸があるというよりも、
常識が無いから不安にならない。

だからこそ、素直に本質を考えられて、
見抜いたらストレートに行動できる。

ここが大きな違いかなぁと思います。

自分の非常識さは失わないように

教育で得る知恵や知識、ソフトスキルなど、
無駄なものはありません。
人生で役立つことはとても多いです。

ただ、生徒が型にはまってしまって
常識にとらわれる考えになっててしまう点だけが、
日本社会での教育においては欠点なのかなぁ
と思います。

ということは、常識にとらわれさえしなければ
“ええとこ取り” が出来るのではないでしょうか。

自分の非常識さ、言葉を選ばずに言えば、
自分の変態さ(笑)を大切にすることが、
成功と幸せへの必要条件なのでは?と
最近思い始めています。
みなさん、どう思いますか?

(2022年6月13日)
1級キャリアコンサルティング技能士
山本恵亮
プロフィール 

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