わたしの本棚に入る前の本〈4〉
この春も相変わらず、積読、そして心の中の積読(本棚に入る前の本)が減る気配がちっともありません。
とても嬉しいことなので、直近で気になっている本の一部を順不同で挙げてみました。いつか本棚に入るその日を楽しみに待ちつつ。
前回の本棚に入る前の本まとめはこちら👇
ここはすべての夜明けまえ
間宮 改衣 著/早川書房
出版前からSNSを騒がせていたことでお馴染みの一冊。内容的にかなり興味があるのですが、文体が独特なので私の悪い頭でも読み切れるのかしら……という不安と、”SNSで話題沸騰!”みたいな本との相性がどうだろうかとドキドキしています。表紙がとても好きです。
※追記:読みました!
闇の中をどこまで高く
セコイア・ナガマツ 著、金子 浩 訳/東京創元社
コロナウイルスの流行を知ってしまった私たちにとって、「未知のパンデミック」という状況は空想の物ではなくなってしまいました。だからこそ、こういう設定の物語が気になります。
MI6英国秘密情報部スパイ技術読本
レッド・ライリー 著、木下 恵 訳/原書房
もしかしたら私の人生にも、ちょっとした監視に秘密の通信手段を使う時が来るかもしれないので……(?)
シャーロック・ホームズの護身術 バリツ: 英国紳士がたしなむ幻の武術
エドワード・バートン゠ライト 著、田内 志文 訳、新美 智士 監修/平凡社
私はシャーロック・ホームズがとても好きで、以前ホームズについてのエッセイを書いたほどです。世界中のホームズファン全員が長年思って来た「ところでバリツって何?」という疑問に迫る本作は、情報が公開されてからずっと気になっている一冊です。
名画のかごを編む: かご作りから画家の暮らしや時代背景に思いをめぐらす
佐々木 麗子 著/誠文堂新光社
名画についての解説本はたくさんありますが、「かご」に絞った視点のものは見たことがない気がしたので……。目の付け所がシャープだね、とはまさにこのこと。
名前が語るお菓子の歴史 [新装版]
ニナ・バルビエ&エマニュエル・ペレ 著/白水社
物の名前の由来って知るの楽しいですよね。しょうもない理由なものもあれば、歴史的な背景で巡り巡って名前が決まったとか。そういうのをまとめて知れるのは面白そうです。
sekuda作品集 POCKETS -ILLUSTRATION BOOK
sekuda 著/パイ インターナショナル
大好きなイラストレーター、sekudaさん初の画集とあってとても楽しみです。私がsekudaさんのイラストと出合ったきっかけ、そして好きな物語と出合ったきっかけはこちらのエッセイでも紹介しています。
いろいろな幽霊
ケヴィン・ブロックマイヤー 著、市田 泉 訳/東京創元社
英語版の表紙を見て可愛いな~と思っていたので、日本語版もその雰囲気のままだったのがとても嬉しいです。私はホラーが苦手なんですが、この本に集まって来た幽霊はちょっと風変わりな感じがするので、ぜひとも読みたいです。
※追記:読みました!
魔女のまなざし
角野栄子 著、くらはしれい 絵/白泉社
以前映画『カラフルな魔女 ~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』を試写会で拝見して以来、時々角野栄子さんに思いを馳せる時があります。そこへ来て、前々から好きなイラストレーターのくらはしれいさんの挿絵でエッセイが読める本が発売されると知って、好き×好きじゃん……! と大変興奮した次第です。
青い煮凝り
エドワード・ゴーリー 著、柴田 元幸 訳/河出書房新社
こちらもイラストが前々から好きだった作家。そこに、まるでこれ自体がオペラになりそうなストーリーが重なるんですから、ぜひ手元に置いておきたいですね。
不思議な時計 本の小説
北村 薫 著/新潮社
私は時計という概念がとても好きなので(見た目も好きです)、時計と名のつく本は目に付きやすいです。本との出合い、演劇や映画といった題材には興味があるので、覗いてみたいなと思いました。江戸川乱歩も好きですし……。
実はまだ、前回の本棚に入る前の本でさえ読み切れていないのですが、次から次へと心の積読が増えて行って人生が盛り上がって参りました。
今後も増え続ける積読、心の積読の山を眺めながら、生きて行きたいと思います。
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