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無論オムロンからAbemaTV

京都の世界遺産は結構回っているが、仁和寺は行ったことがない。行き方を調べるとバスが安い。いつもマイカーなので乗車するまで知らなかったが、市内バスはどこまで行っても230円だ。オムロンゆかりの旧御室御所にて御室桜の林がある大伽藍だ。国宝の本堂も凄いが最大の見どころは御所庭園のある御殿の拝観であるが、宸殿の一角に高校生の人だかりが出来ていた。

竜王戦の舞台になっていて封じ手盤面の将棋盤や封じ手を収めた封書などを5年分ぐらい展示している。藤井聡太人気の賜物だろうが全く知見が無くて唐突の出来事に驚いた。将棋は親父に教えてもらい高校の昼休みに流行って定跡書も読んだが、大学の連れがNHK将棋は退屈だと言う。楽しむほどに強いと言ったら挑戦してきたので、コテンパンにしてやったのを思い出す。

セーラー服と機関銃とセカンド・ラブ」の頃はやはり懐しい。将棋の強さは指し手を考えられる時間に比例する。大学の連れは5分も考えられなかったが、1時間2時間考えられるほど将棋が好きでないとプロにはなれない。当時タイトル戦の中継など無かったが、今はインターネットで中継がある。しかし早指し戦は見れても、タイトル戦を見続けるほどの情熱は無かった。

藤井聡太は小4で「名人をこす」と書いた。最年少名人誕生の歴史的瞬間を見ようとしたら、「続AmebaじゃないよABEMAだよ」にお世話になることになった。これで最年少記録を持つ谷川浩司を越えた。八冠を達成すれば羽生善治も超えるが、タイトル戦に出れば奪取か防衛かの15連覇中なので、王座戦挑戦者決定トーナメントに勝ち上がれるかが八冠の鍵である。

しかしタイトルは防衛してこそと言われていて、大山康晴は19連覇した。八冠を1年守れば軽くこえるが、大山康晴にはタイトル戦に50回連続して出場したとんでもない大記録がある。奪取されても翌年挑戦者にならないと達成できないが、その時代は五大タイトルのため10年かかる計算になる。藤井少年はこの記録も知っていて書いたような気がして何とも空恐ろしい。

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