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狗奴国がまさかの邪馬台国連合国

やまとみずほの国に生まれて  第九話挿話

魏志倭人伝原文 倭女王卑彌呼與狗奴國男王卑彌弓呼素不和
日本語訳 倭の女王卑弥呼は、狗奴国の男王卑弥弓呼と旧より不和である。

第十話「天照と素戔嗚の誓約は女王と男王の確執」に、「女王男王不和」をグーグル翻訳すると、上記「不和」が「確執」に訳されると書いたのだが、第九話「倭女王卑彌呼與狗奴國男王卑彌弓呼素」にて、倭女王の「卑弥呼」は「日彌王」、狗奴國男王の「卑弥弓呼」は「日彌弓王」の称号と書いた。名前なのに武器の「弓」だけが違い、「卑弥呼」の三文字が共通だからだ。

魏志倭人伝原文 其國本亦以男子爲王、住七八十年、倭國亂、相攻伐歷年、
        乃共立一女子爲王、名曰卑彌呼。
日本語訳 その国は、もとは男子を以て王となし、留まること七、八十年。 
     倭国が乱れ、互いに攻伐すること歴年、
     そこで共に一女子を立てて王とした。卑弥呼という名である。

ウィキペディアに卑弥呼が「ピミウォ」の発音との説から推論したのだが、後にここでもグーグル翻訳に力を借り、推論を確信に変えることができた。
「名曰卑彌呼」は「卑弥呼」と訳されるだけで、「名曰」が飛んでしまう。「卑弥呼」を日本語でも中国語でも意味のある「大王」に変え「名曰大王」をグーグル翻訳すると、何と「大王と呼ばれた」となって大興奮したのだ。

しかし狗奴国は糞野郎と同じ意味の「狗」を付けて呼ぶほど仲が悪いのに、王の称号が、「日彌王」と「日彌弓王」に似ているのは、邪馬台国連合国に狗奴国が所属している証拠にもなります。現代の日本とその隣国も仲が悪いのと同じ理由だと思われますが、一旦矛を収めさせて王権拡大に協働させ、魏の後ろ盾を得るのに成功した「日彌王」の指導力には感服させられます。

【日本神話を阿波実話へ】1万回視聴」へ込めたのは、阿波邪馬台国説は神話だと思っていた天沼矛を吉野川だと実話に解釈するのに感動したのに、その後は神話の舞台は阿波だと喜んでいるのが不満なのです。出雲や日向が大和王権が神話にした舞台として売っているのを横取りするのは失礼です。「そちらは神話ですね、阿波は実話ですから。」と競争を避けるべきです。

本シリーズも絶対に実話まで紐解きする覚悟で臨んでいましたが、実話にするには教科書にも記載される魏志倭人伝通りに日本神話を解釈すればいいと気づきました。さらにたくましく妄想しなければならないかと再度覚悟したのですが、妄想が正しかったのか二者を簡単に当てはめられました。しかもまだほとんど妄想していなかった台与豊秋津師比売だとわかる顛末です。

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