阿波から麁服を下賜する片鱗が見えた
やまとみずほの国に生まれて 第二十四話
第二十三話「阿波本家を断絶した綏靖天皇の殺人」の通り、弟師木が支配する磐余邑へ第二代綏靖天皇が通い、第三代安寧天皇が育ってから宇迦斯兄弟を征伐する。兄宇迦斯を切り刻んで撒いて「宇陀の血原」になった赤色は、辰砂の赤にして、大和水銀鉱山が優秀で山が原っぱになるまで掘った暗号。水銀確保のための東征説を裏付ける。阿波本家の財政基盤の源泉が辰砂だ。
安寧天皇の御子三人のかかさんを日本書記は、事代主の孫の鴨王の娘である渟名底仲媛と記す。第二十