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情報系大学院生.ポエムが中心かもしれない.

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最近の記事

ポスター発表と私

大学院生活を長いこと過ごし,かれこれ20回くらいは対外発表しているだろうか. その中でいまだにやり方が掴めないのはポスター発表である. 国内・国際含め7,8回やっているだろうか.それなのに正直いまだに苦手意識を持っている. なんもわからん.大学院生を長く続けたのにいいやり方が本当になんもわからん. 本記事では雑多にこれまでのポスター発表で私なりに感じたことを書き散らしたい. 発表準備に関してポスターはショートトークの添え物 最終的に話し方として 要は何をした?の1文(X

    • 修士学生向けに音・音楽の深層学習の勉強会をやった話

      本記事は日本音響学会 学生・若手フォーラム Advent Calendar 2023の12日目の記事です.(日付を勘違いしてしまいました.)素敵な企画をご考案してくださりありがとうございます. 音という軸で集まった人たちのアツい話が集まっていて楽しいです. さて,私の話は研究そのものというよりは研究教育関連のもので, 筑波大学人と音の情報学研究室で2022年度に行った深層学習を用いた音楽情報処理に関する勉強会を主宰し回した体験談でも話そうと思います.(*0) なお,この時の

      • 現実逃避のために行った場所について

        こんなの辛くてやってられるか という思考に結構な頻度で陥る. 私は心の限界値を超えると,ここではないどこかに逃げたくなり,1週間程度自宅を外すということをよくしていた.それはただの旅行であったり,あるいは論文を書くためのカンヅメ部屋としての利用であったり. 行った場所をつらつら共有する. 2021年度(D1)2021.12 - 2022.01 沖縄 私はかれこれ2013年から年越しを自宅外で行っている. 大晦日に遠出し,初詣を1/1の0時に出先の神社で行い,初日の出を見に

        • 日本人の全くいない環境で研究してた話【韓国・KAIST研究滞在留学】

          本記事は留学アドベントカレンダー2022 の25日目の記事です. 素敵なAdvent Calendarを企画してくださりありがとうございます. 概要 筑波大学大学院,博士後期課程2年の山本雄也と申します.研究テーマは,CD音源でも使える,歌手の歌い方を自動解析する技術についてで,分野としては音楽情報処理(英語ではMusic Information Retrieval; MIR)に属しています. 私は2022年8月から12月の4ヶ月間, 韓国科学技術院(KAIST)・Gra

        ポスター発表と私

          週報8/29-9/2

          韓国2週目. 8/29 この日は初のミーティングだった.滞在中のラボも「音楽情報処理関連だったらなんでもあり」という感じで,幅広いテーマを取り扱うため,対象や興味の近い学生でグループを組んで細かくミーティングを行う. 私は歌唱表現モデリングの研究をしているため,歌声採譜や歌声合成をしている学生たちのチームのミーティングに出席. いきなり私の発表から始まり,勝手がわからずしどろもどろになってしまった.何か不測の事態が起きると他のことにまで影響が出て拙いコミュニケーションにな

          週報8/29-9/2

          週報(8/22-8/27) 韓国研究滞在その1

          今日で韓国に入国してから1週間が経つので備忘録. 一言でいえば めっちゃドタバタしてた.もっとカルチャーショックがあるかと思ったら案外日本と近いところも多くて安心感を得た. 8/22 渡航の日.朝,成田エクスプレスで空港へ向かう.この頃海外渡航が色々と緩和されてはいるが,やはりコロナ前のような空港の活気は全然なかった. ティーウェイ航空の飛行機に乗って2時間ちょっとで仁川まで.実は1月に行った沖縄よりも短い.(沖縄は3時間半) 14時,無事到着. 空港では噂に聞いてい

          週報(8/22-8/27) 韓国研究滞在その1

          0. 韓国留学ビザを取るまで【海外研究滞在 韓国編】

          こんにちは.今回韓国のビザ申請までに苦労したので,それを備忘録として書き残したいと思います. 本記事は,海外研究滞在の記録を流すためにシリーズ的に書いていこうとしたもので,年明けあたりからつらつら書こうと思っていましたが,今放流することが誰かの役に立つであろうと思い書き残しています. 筆者の滞在目的について私は韓国の韓国科学技術院(KAIST)と共同研究をしている博士課程の学生で,8月下旬〜12月末までその共同研究を一緒にやっている人の研究室に滞在をしようとしています.いわ

          0. 韓国留学ビザを取るまで【海外研究滞在 韓国編】

          休日を平日にとる生活

          最近,土日に平日のような作業をやり,月曜と木曜に休みをとるという生活をしている. 結論から言うと最高.授業もない博士課程だからこそ許された生活であることは前提だが. メリット ・土日の朝は電車も車も混雑しないため,通勤が快適  ・平日特有の(特に月曜)ピリピリ感を味わなくて済む ・土日のショッピングモールの混雑を回避できる(土日の昼は,朝のうちに買い弁) ・休日に出かけるところがだいたい空いている ・土日は職場(大学)に人が少なく,サークルをしている学生ばかりなので,学内の

          休日を平日にとる生活

          mast随一の意識低い系が博士課程に進んじゃった話

          この記事はmast Advent Calendar 2021 #mastAdC の2日目の記事です. 1日目がいないので,現役mast生じゃないのにトップバッターになってしまいました.なんかすみません. この記事では,意識低い系の私が博士課程に進んだ経緯と,博士課程ってこんな感じだよ,という私なりの感想の話をしてみたいと思います. 一つ最初に断りを入れておくと, きっと読者であろうmast生の皆さんは,博士課程なんて考えてないよ! という方がほとんどだと思います. 本記

          mast随一の意識低い系が博士課程に進んじゃった話

          博士課程を1年終えてみて

          「博士課程を半年終えてみて」という下書きの記事が眠っていたので,そのときとの差分を込みで,1年終えた感想を述べていこうと思う.某国際会議の投稿がひと段落したので. 出来事 ・修行僧生活 講義がない.ただただ目の前の研究をやるのみ.ひたすら一人で山を登るような生活.-> これは変わらん.ずっと自分で作っているデータセットのCOSIAN(https://github.com/yamathcy/cosian)のアノテーションをやっていた. ・共同研究 ×2 国内と国外,2つの

          博士課程を1年終えてみて

          博士号取得までに成し遂げたいことリスト/の振り返り

          博士課程の進学の決意をほぼ固めた.ぶっちゃけ自分ほど向いてない人間はいないと思うし,これまで以上にいばらの道になるだろうが,万一失敗しても日本では死にはせんだろ.修士号あるし.と楽観的に構えている. 取らぬ狸の皮算用になりそうだけど,博士課程で成し遂げたいと思っていることをリストアップしてみる. 業績として残しておきたいこと(一部修了要件あり) ・ジャーナルを1本書く.修了に1本は必要 ・国際会議に行く.→修了のためには最低2回主著で.できればISMIR, ICASS

          博士号取得までに成し遂げたいことリスト/の振り返り

          大学院に進学してよかったこと

          以前よりちらほら「就活か院進か迷っている」という趣旨の相談を受けることが多くなりました.すこし時期としては遅いのですが,大学院に進学すべきか?を考えていこうと思います.あくまで情報系の話であり,筆者の主観を大いに含んでいることはご了承の上で読んでいただけたらと思います. この記事を読んでわかること ・大学院に進学するとなにができるのか ・院進するメリット・デメリット ・院進をおすすめできる人 大学院とは 大学院は,一言で言えば「研究する場所」です.(当たり前だろっ

          大学院に進学してよかったこと