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本当に読書好きなのかが、分からなくなった話

私は本が好きだ。 本という媒体が好きだ。 紙の感触も好きだし、読み進めて残りのページが減っていくのを見るのも好きだ。 知らないことを知ることも好きだ。 読みたい本リストは無限に増えていくし、読んだ本リストも日々更新している。 でも最近、本当に読書が好きなのか分からなくなった。 読んだ本はどんどん増えていくが、浅い読みしかできていない気がしている。 表紙は覚えていても内容を覚えていない本が多い。 この本でこれを掴んだ!という感覚もほとんどなく「なるほど〜、実践してみよう。」と

自己啓発本を「読むべき人」「読まなくていい人」決定的な差

『人生の土台となる読書』著者・phaインタビュー 「元・日本一有名なニート」としてテレビやネットで話題となった、pha(ファ)氏。「一般的な生き方のレールから外れて、独自のやり方で生きてこれたのは、本を読むのが好きだったからだ」と語り、約100冊の独特な読書体験をまとめた著書『人生の土台となる読書』を上梓しました。 今回は、本書の発売を記念し、読書の作法について特別インタビューを実施。SNS上で度々議論となる自己啓発本の読み方について、phaさんに聞いてみました。(取材・構

【対談】「文章が上手くなってから書こう」ではデビューできない!――『書く仕事がしたい』が生まれるまで(前編)

病まずに健やかに、ちゃんと生計を立てながら「書く」仕事を続けていくことについて考えた書籍、『書く仕事がしたい』が本日、発売になりました。この本がどのようにして生まれたのか、担当編集者の田中里枝さん(通称・りり子さん)と私、著者の佐藤友美(さとゆみ)が対談しました。聞き手は、一足早く本を読んでくれたライター仲間のちえみです。 大事なのは「てにをは」だけじゃない。「disコメントとどう向き合う?」――本の帯の「書いて生きるには 文章力“以外”の技術が8割」という言葉、すごいイン

書き、稼ぎ、生きるための教科書:『書く仕事がしたい』佐藤友美著【試し読み①】

佐藤友美著『書く仕事がしたい』(CCCメディアハウス)は、ありそうでなかった「物書きとして、稼ぎ、生きていく」ための教科書。書く仕事を20年以上続けてきた著者が、「書くこと以上に大切な、書く仕事のリアル」について1冊にまとめました。 書く仕事とはどんな仕事で、どんな生活を送ることになるのか?  書く仕事がしたければ、どのような準備をして、どんなふうにデビューするのか?  書く仕事は選ばれし者しかできないのか?  “必要最低限"の文章力とスキルとは? どれくらい働けば、どれく

ITエンジニアが本を書くことで生じる葛藤や不安とその解消 #ふりかえり

私はフリーランスのITエンジニアでありながら、これまで10冊以上の本を書いてきました。 「本を書いている」というと、世間から高い評価をもらうことは多くあります。 一方で、本を書くのには膨大な時間が必要です。 実際、1冊の技術書を読むだけであれば数時間で読めても、その本を書くとなると数ヶ月単位の時間がかかります。 しかも、本を書くことは基本的には自分の持っているスキルを表現するだけで、新たな技術を手に入れることは多くありません(もちろん、文章力は上がりますし、調べる中で知ら

大人の読書感想文:トリーズの9画面法

今回は読書感想文なのか?という疑問もついちゃいますが、とりあえず書いちゃいます。 いつもの通り、概要が知りたい人は他のサイトを参照してください。あくまで、読書感想文ですので、そこんとこヨロシク! これを読んでいるビジネスパーソンの方は、どこかしらでプレゼンを一度はしたことがあるでしょう。そういったときに出てくるのが、「マジックナンバー3」というキーワード。 これは、「人間の脳ですんなり理解できるのは3つの事柄だけである。」という経験値から導き出されたものになるようです。

誰もが生きるために、書いていい

はじめまして。 クロスメディア・パブリッシングという出版社でビジネス書の編集をしている石井といいます。 日々、様々な原稿を拝見し、感想を述べたり、アドバイスをしたりしていますが、自分で文章を書くのは苦手です。 だから、こんなありきたりな書き出しになっていたります。 そんな私が今回、はじめてnoteを書いてみたのは、『書く習慣』という本をつくったからです。 この本は、美文や名文の書き方を教えるのではなく、「書く」こと自体の素晴らしさと、「さあ、あなたも書いてみよう」と伝える本

本の出会い系で名著とオフ会

とにもかくにも、本を読んでいる。 最近、「Chapters」という選書サービスを利用しはじめた。 Chaptersは毎月4冊の本だけを取り扱う月額制のオンライン書店です。どんな本かはあなたの元へ届くまでのお楽しみ。添えられた紹介文をもとに、気軽に一冊をお選びください。 名前が伏せられたままの本4冊の中から、紹介文を頼りに1冊を選ぶと、それが郵送で送られてくるシステムだ。 ブックカバーやしおりがオシャレで小粋 今回はその利用レポを書いてみようと思う。 本は友達であり恩

本は読後の時間が7割 識者に聞くビジネス書の本当の読み方

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 毎月たくさんの新刊が出るビジネス書。本屋に行けば入り口近くには「話題の新書」コーナーがあり、おすすめのビジネス書が平積みされているのを見かけるでしょう。最近では「flier(フライヤー)」のような本の要約サイトや「中田敦彦のYouTube大学」のように動画で人気の本の独自解説をしてくれるコンテンツも人気です。 情報過多の時代と言われて久しいですが、溢れる情報を効率的に選択するためにSNSというフィルターを活用する方も多いでしょう。

大人の読書感想文:バリューサイクル・マネジメント

この本のメッセージ、それはもう本の帯に書いてある「大丈夫。半径5m以内から世の中は変えられる」この一言です。 そう言っちゃ、元も子もないのですが、乱暴に要約しちゃえばこの一文で事が済んじゃいます。それくらい強烈なメッセージですね。 このnoteを読む方々は会社勤めの方が多いと思いますが、普段の生活の中で、「〇〇が進まないのは××部のせい」と他責思考に陥っておりませんか?まずは、そのブレーキを外してみて、自分が正しいと思う事始めちゃって、そして賛同する仲間を作っていけば、お

続けたくても続けられないノート──『すべてはノートからはじまる』 #07

なぜ、ノートを書くことが必要なのか。情報が多すぎる現代において、私たちはノート(記録)とどのように付き合えばよいのか。身近でありながらも、現代的な困難を内包するその問題を解き明かす『すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術』。その一部を公開します。 第1章 ノートと僕たち 人類を生みだしたテクノロジー(05)ノートとダイエットの共通点 前述した通り、巷にはノート本が溢れ返っています。その理由は、それらのノート術に効果がないからではなく、提示されたノート術を読

Kindleで読む。noteを続けている人はwebライターにもなれる本

こんにちは!しーけんです。 実は、noteを続けている方には、「webライター」になる道もあるのです😃 なぜなら、noteを書き続けられるのは ・「文章を書くことが好き」であり、 ・「多くの方に読まれる文章を書くことができるスキルは、お金を払う価値のある才能である」 このように考えられるからなのです。 今回は、noteを続けられる方は「副業・フリーのwebライター」になる選択肢もあるという話について書いてみました。 実際に副業webライターとして月5万を稼いだ方

学びの生産性を上げるアウトプット術

今月の半ばに、次の本が刊行予定です。7月頭に校了して、さっそく昨日、見本が仕上がってきました。 非常に斬新な読書術の本ですので、ぜひ楽しみにしていてください。このnoteでも時期を見て、ご紹介したいと考えています。 著者の羽田康祐さんは外資系コンサルティングファームと広告代理店の両方でキャリアを積んできた方です。外資系コンサルティングファームでは合理的に物事を進める方法を、広告代理店ではプランナーやクリエイターなど、多様な人材とプロジェクトを進める方法を学んできたといいま

大人の算数学び直しオススメ本3冊

大人が算数を学び直したいというときのオススメ本を3冊ほど紹介していきます。「自分は文系だから、数学というか、算数ですら出来ない・・・。」という人でもきっと楽しめるはず。数学にあきらめたくない。もう一度算数からやり直したい人のための書籍3冊です。 ちゃんと王道の算数を復習する〇まるわかり小4算数(他、小5、小6もおすすめ) 引用:「小4算数 (基礎から発展まるわかり)-amazon こちらの書籍は、わかりやすく算数を解説しており、また、掲載されている演習量も適切です。多す