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増井技術士事務所代表。技術士(情報工学部門)、情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス…

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増井技術士事務所代表。技術士(情報工学部門)、情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス数学検定1級。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発を行っている。ITに関する書籍を多数出版。

マガジン

  • Obsidianの活用法

    Markdownという形式で記録できるメモツールであり、PKM(Personal Knowledge Management)を実現するためにもよく使われているツールとして「Obsidian」があります。 便利な使い方や、使うときの注意点や工夫など、Obsidianを活用するためのポイントを紹介しています。

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「iCal週間天気予報」をリリースしました

「livedoor天気予報」が2020年7月31日でサービスを終了するとのこと。 livedoor天気予報の中でも便利だったのが「iCal天気」でした。カレンダーアプリに登録するだけで、自動的に一週間の天気予報が反映されるのです。 代替サービスがなかなか見つからなかったので、自分で作ってみました。 「iCal週間天気予報」って何?気象庁が配信している週間天気予報データをiCal形式に変換して提供するものです。 iCal形式で配信することで、カレンダーアプリに登録するだけで自

    • 『データ分析に強くなるSQLレシピ』はなぜ「小規模データ」に注目したのか?

      新刊『データ分析に強くなるSQLレシピ』を8月5日に刊行することになりました。この書籍のサブタイトルは「小規模データの前処理・分析の書き方&テクニック」。 なぜ「小規模データ」に注目したのか、その理由を紹介します。 中央値を求めるには?突然ですが、データベースに格納されているデータの中央値を求めるとき、あなたならどうしますか? SQLには統計的な計算ができる関数が多く用意されています。たとえば、合計を求めるにはSUM、平均を求めるにはAVG、最大値を求めるにはMAX、最小

      • 調布市の仙川で将棋を楽しんでみませんか? #センイチ将棋部

        最近はオンラインでも将棋を対局できるアプリが多く提供されており、気軽に対戦できるようになりました。 しかし、やはりオンラインだと顔の見えない相手との対局になり、なんだか味気なく感じることも多いものです。 将棋教室に通う、という方法もありますが、それほど本格的に学びたいわけではない、という人も多いのではないでしょうか? そこで、調布市の仙川にあるセンイチブックスにて、無料で参加できる将棋部を発足しました。 センイチブックスとは京王線仙川駅から徒歩1分にあるシェア型書店です。

        • 1つのサービスに申し込むと10個もIDが付与されるstera tap。パスワードの管理が大変…

          先日導入したstera tap。その後、iOS版のサービスであるTap to Pay(iPhoneのタッチ決済)にも対応して便利になりました。 しかし、上記の記事の最後でも書いたように、このサービスにはたくさんのIDが発行されるという問題があります。 どんなIDなのか、問い合わせた結果も含めて整理します。 そもそもstera tapとはstera tapは2024年3月に発表された新しい決済端末です。スマホが1台あれば、それだけでクレジットカードのタッチ決済に対応できると

        • 固定された記事

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          12本

        記事

          自宅にあるWindowsやmacOSをiPadからChromeリモートデスクトップで操作する

          最近は外出時にiPad Proだけを持ち出すようになりました。それだけiPadの性能が上がったこと、そして便利なソフトウェアが登場したことが背景にあります。 それでも自宅にあるWindowsやmacOSを操作したいことがあるため、Chromeリモートデスクトップを使った方法について紹介します。 iPadだけで仕事ができるか先日、以下の記事で私の作業環境を公開しました。 この記事で紹介したように、自宅では大画面のモニターと、Mac Mini、Windowsデスクトップなどを

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          同人誌即売会でstera tapというクレジットカードのタッチ決済端末を導入した感想

          昨日(2024/5/12)に開催された第十回技術書同人誌博覧会(技書博10)にサークル参加してきました。 このイベントでは、現金に加えてクレジットカード払い、電子マネー、PayPayなどの決済方法に対応したのですが、今回は「stera tap」という新しい決済端末を導入しました。 この端末を使った感想を紹介します。 stera tapとはstera tapは2024年3月に発表された新しい決済端末です。Androidスマホが1台あれば、それだけでクレジットカードのタッチ決

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          技書博10、技術書典16にて『htmxで学ぶWeb技術』という同人誌を頒布します

          以下のイベントにて、『htmxで学ぶWeb技術』という同人誌を頒布します。 ・2024年5月12日(日)技術書同人誌博覧会(技書博)(大田区産業プラザPiO) ・2024年5月26日(日)技術書典(池袋サンシャインシティ 展示ホールD) また、オンラインで開催される技術書典16オンラインマーケットではPDF版を購入できますし、その他Kindleでも公開予定です。 どんな内容なのか、「はじめに」や「目次」を中心に、簡単に紹介します。 はじめに2005年頃までの地図アプリは

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          Obsidianのヘビーユーザーが複数の端末でデータを「無料で」同期している手法

          Obsidianというノートアプリを使う人が増えています。私もこのノートアプリが大好きで、これまでにこのnoteでも10本以上の記事を書いてきました。 そして、Obsidianに関する本も出版しました。毎日Obsidianを使っていますし、Obsidianに関する𝕏への投稿があると「いいね」をしている人だという印象があるかもしれません。 それなりにObsidianにハマっている、ヘビーユーザーと言えるでしょう。 このObsidianというノートアプリは、Markdown形

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          プログラマ兼技術書著者の作業環境を大公開

          Findyさんの以下の記事が面白かったので、私がどんな作業環境で執筆などをしているのかをご紹介します。 どんな仕事をしているのかまずは私がどんな仕事をしているのか、ということからご紹介します。 基本的には下記の記事に書いたように、半分くらいはシステム開発やコンサルティング、そして半分くらいは技術書の執筆やセミナーでの登壇があります。 パソコンでできる作業が多く、ほぼ自宅で仕事をしています。 作業スペースの全体像まずは写真で見てみましょう。 画面とキーボード、その他が並

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          「あの色の表紙の本、タイトルなんだっけ?」という悩みの解決に「Eagle」というアプリを使う

          たくさん本を読んでいると、本の正確なタイトルを忘れてしまうことがあります。書店で並んでいる本の表紙を雰囲気で覚えているけれど、タイトルが出てこない。 「表紙の色は覚えているけれど、本のタイトルがわからない」という悩みを解決できるかもしれない、と感じているのが「Eagle」というアプリです。私がどんな使い方をしているのかを紹介します。 これまでの検索方法これまでも私は「色で本を検索する」という方法をいろいろ考えてきました。書棚に入れるときに、表紙の色で分けて入れる方法もありま

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          『「技術書」の読書術』がITエンジニア本大賞2024で特別賞をいただきました

          先週2/15に開催されたDevelopers Summitにて「ITエンジニア本大賞」のプレゼン大会が実施されました。 『「技術書」の読書術』が技術書部門の上位3冊に選出されたこともあり、共著者のIPUSIRONさんとプレゼン大会で発表してきましたのでご報告です。 プレゼン大会前の会場今回のDevelopers Summitはベルサール羽田空港で開催されました。 羽田空港は何度も利用しているものの、このベルサール羽田空港がある羽田エアポートガーデンは初めての訪問でワクワク。

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          2024年になってメールについての本を出版する理由

          今月、『実務で使える メール技術の教科書』という本を出版します。 なぜ2024年の今、メールについての本を出版するのか、その背景を紹介します。 メールの現状個人間の連絡手段を考えたとき、メールの存在感は大きく低下しました。 LINEのようなチャットツールで繋がるだけでなく、𝕏やInstagram、FacebookなどのDMでやり取りすることも増えています。 仲の良いメンバーとやり取りするときも、メーリングリストではなくLINEグループやSlack、Discordなどさまざま

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          『「技術書」の読書術』がITエンジニア本大賞のベスト3に選出されました

          昨年11月の記事として『「技術書」の読書術』がITエンジニア本大賞にノミネートされたことについて投稿しました。 その後、この1年を振り返っておすすめしたい技術書、ビジネス書を多くのITエンジニアの皆様に投票いただき、技術書とビジネス書の上位10作品が選ばれました。 そして、それぞれ上位3作品についても発表され、『「技術書」の読書術』は技術書部門のベスト3に選出されました。 なお、上位に選ばれた本はそれぞれ、以下のとおりです。 選ばれた作品技術書部門の上位10作品(50音

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          ChatGPTを1年使ったプログラマが『エンジニアのためのChatGPT活用入門』を読んで気づいたこと

          先週発売されたばかりの新刊『エンジニアのためのChatGPT活用入門』を献本いただきましたので、それを読みつつ、自分でもいろいろと試していました。 その中で気づいたことについて紹介します。 ChatGPTが登場した当時の衝撃まずはこの本を読む前の段階で、私がChatGPTをどれくらい使っていたのかについてご紹介します。 ChatGPTが発表されたのが2022年11月30日のことでした。 当日から多くのIT系メディアで話題になり、即座に私もアカウントを作って使い始めました。

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          現代のベーマガ登場!? 『野球データでやさしく学べるPython入門』が面白い

          今から約30年ほど前、「ベーマガ」という雑誌がありました。 そう、「マイコンBASICマガジン」です。 これは、BASICというプログラミング言語で書かれたさまざまなサンプルプログラムが掲載された雑誌で、毎月発行されていました。 この雑誌に掲載されたソースコードを、当時の私を含め、多くの人はひたすらキーボードから入力して実行し、試していたものです。 そんな記憶が蘇る本が発刊されました。その名も『野球データでやさしく学べるPython入門』。発売に先だって、出版社よりご恵投

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          「人」「締め切り」「場所」から技術書の未来を考える

          この記事は「技術書同人誌博覧会 Advent Calendar 2023」の10日目の記事です。 9日目はRhodiumさんによる「同人誌即売会の準備グッズ(今年増やしたもの)」でした。 11月に開催された第九回技術書同人誌博覧会にサークル参加するだけでなく、「同人誌と商業誌の対話」というタイトルでお話しする機会を頂いたので、そこで話したことについてもう少し詳しく書いておきます。 第九回技術書同人誌博覧会とは通称「技書博」と呼ばれる技術系同人誌の頒布イベントで、今回が第九

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