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知識不足を責めたいのなら知識不足を強く叩いてはダメ

イイネは活力!センサールマンの山﨑仕事人です!

##スキ

今日は凄く真面目なお話です(いつも真面目ですが!?)。

知識不足による悪意のない差別

数日前の話ですが、とある芸人さんの差別発言がニュースになっていました。
と言っても、その芸人さんは悪意を持って差別発言をしたのではなくて、無知からその発言をしてしまったという感じです。
ネタの中でダジャレを言ったところ、本人としてはただのダジャレのつもりが、歴史的にその言葉が実際に差別用語として使われていたのだそうで。

この件に関して少し検索をかけてみたところ、めちゃくちゃ叩いてる人がいっぱいいました。
批判が悪いことだとは思いませんが、ただ、強い言葉を使って「叩いてる」人はどうなんだと思うわけです。

この件に関してどうしたいんだ?っていうね。
目的意識はどこにあるんだと。
芸人さんや番組を「勉強不足だ!!許せない!!」と叩いて満足なんでしょうか。
きっとそんなことはなくて、(面白半分で炎上させたいだけの人は別ですが)理想的なゴールは「知識が広まって差別がなくなること」のはずです。

であれば「強く叩く」という行動は逆効果だと思います。

叩きたいのか解決させたいのか

今回の件でボコボコに叩かれているのを見た外野の人間はどう思うでしょうか。
たぶん「怖い」と感じます。
少なくとも僕はそうでした。

怖さを感じた時に「勉強しよ!」と考えますかね。
たぶん考えません。
むしろ逆で「怖いから近づかないでおこう」と考えるんじゃないでしょうか。
仮に差別の対象が芸人だったならば、今後あまりお笑いを見たいと思わなくなるだろうし、何よりお笑いに関することを喋ったり発信したりすることを控えると思います。
転ばぬ先の杖、臭い物には蓋、です。

今回の記事で僕が芸人さんや番組の名前を出さず、差別発言の内容を具体的に書いていないのも「怖い」からです。
万が一にも叩かれたら嫌なので。

もし僕がここで具体的なことを書いていれば、それによって差別の知識を得る人もいたかもしれません。
ひょっとしたらそこからもっと詳しく歴史を調べる人もいたかもしれません。
結果として「強く叩く」という行為をした人たちのせいでその機会が一つ減ったことは間違いないわけです。

感情ではなく損得勘定で考えてみよう

知識不足によるミスを責めだしたらキリがないと思うんです。
この世の全ての物事を知ってる人なんていやしません。
「これくらいは知ってて当然の常識」的な言葉を使う人も多いですが、常識の範囲なんて人それぞれで、それこそ「常識が人それぞれなんて常識」です。
もちろん知識不足を盾になんでもかんでも許せというわけではありませんが、ただ「損得勘定」で考えたら言い方は考えるべきでしょう。

今回『A』という知識がなかったために差別的な表現が行われてしまいました。
それによって叩かれた本人やそれを見ていた人間は『A』を覚えたわけです。
じゃあそれで万々歳かと言ったらそんなことはなくて、実際には『B』という知識や『C』という知識もなければまた同じようなことがいつか起こるかもしれません。
『A』のことで叩きまくったせいで『B』や『C』を得る機会やモチベーションを奪うなんて勿体ないと思いませんか。

今回は差別に関してのことを書きましたが、これ別に差別に限ったことじゃないと思うんですね。
「解決したいなら強く攻撃しちゃダメ」っていうのは大事なことのような気がします。

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