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【NECO BLOG】オーナー編vol.2 「インディーゲームが覇権を握るには」


はろー!やまねこです。オーナー編vol.2となる今回は、今世界中で注目を浴びている「インディーゲーム」について話していきたいと思います。

インディーゲームの定義

 そもそも、インディーゲームとは何か?実は、明確な基準がある訳ではなく、ネット上では日々議論がなされているのです。ただ、曖昧に説明すると
「インディペンデント・ゲーム」の略称であり、

  • 大規模なパブリッシャーの資金援助を受けていない

  • 個人や小規模なチームによって開発

  • 低予算(自費もしくはクラウドファンディング)

などの特徴を持っています。とはいえ、インディーゲーム専門の大手パブリッシャーも存在しており、例外は多数存在します。(…Wikipedia参照)
また、前述の特徴から制作者が独立状態であるため、斬新な作品やメッセージ性の強い作品など、極端に尖っていたり、芸術作品的な側面を持ち合わせていることが多いです。

販売形式としては、DL(ダウンロード)版が基本で、Steamでの販売を始め、NintendoやSONYなどの自社ハードプラットフォームにも多く移植がなされています。そのため、様々な層が触れやすいのも魅力!

特にNintendoは、インディーワールドというインディーゲーム紹介コンテンツを制作しており、多くのインディーゲームが日々Nintendo Switchに移植されている。


インディーゲーム大戦国時代?

 インディーゲームはその特徴ゆえ、世界中で開発競争が加熱しています。中には、中高生がたった1人で全ての工程を仕上げて開発するケースもあり、インディーゲーム市場は話題に事欠きません。また、unreal engine5やUnityなどのゲーム開発エンジンも進化しており、まさに、誰でもやろう思えばゲーム開発者になれる時代に突入しているのです。しかし、ゲーム市場自体は欧米の経済軟調化などもあり、複雑な状況にあります。自国の市場だけでなく、世界の幅広い市場に目を向けることがより一層重要となると私は思います。

中国や日本を筆頭に、アジアでの健闘が目立つ (引用元:ファミ通)

インディーゲームで覇権を握るには

 そんなインディーゲームですが、近年、爆発的にヒットする事例が相次いでいます。例えば、コタケクリエイト開発の「8番出口」やAladdin X 開発の「スイカゲーム」などの社会的なブームは記憶に新しいですよね。これらのヒットの主な要因が、ストリーマーやゲーム実況者の存在です。彼らにプレイしてもらうことは、多くの視聴者への宣伝となり、その視聴者たちが周りに拡散することで更に話題が広がるきっかけとなるのです。しかし、彼らにプレイしてもらうためには、まず“見つけてもらう“必要があります。よって、配信者への配慮や視聴者も楽しめる工夫を行ったり、積極的なSNSでの発信を行うことは非常に良い戦略でしょう。

配信者の間でブームとなった「8番出口」は、Nintendo Switchへの移植もあり、配信を視聴する多くの子供達の間でも瞬く間にブームとなり、グッズ展開までなされた。

また、世界観やストーリー、BGMなどが凝っていたりメッセージ性の強いインディーゲームは特に、女性の熱烈なファンが付きやすい傾向にあると感じています。例えば、OMOCAT開発の「OMORI」というゲームは、サイコロジカルホラーを兼ね備えながら6年という開発期間を費やしたこともあり、完成度の高いストーリーや、個性的なキャラクター、夢可愛い独自の絵柄が女性ファンを増やし、展覧会やコラボカフェが発売から4年経つ今でも展開されています。ちなみに「OMORI」は販売本数100万本という、インディーゲームとしては驚異の売り上げを記録しています。私もこのゲームの虜になってしまい、OMORIのBGMを勉強中に聴く日々です(笑)。

ゲームとしてだけではなく、一つの作品として、ブランドを確立することでファンが根付き、グッズ展開やその後のゲーム開発の後押しとなるのは間違いありません。芸術的であり、それでいて現代のネットワーク社会をうまく活用することが、インディーゲームで覇権を握る上で強力なプロセスだと私は考えています。

「OMORI」の開発元はアメリカのインディーゲームスタジオ。漫画が原作となっており、2014年にクラウドファンディングで資金を募りゲーム制作がスタートした。

まだまだ紹介したいインディーゲームが山のようにあるのですが、それはまたの機会に(笑)。


最後まで読んで頂きありがとうございます!
次回は10月1日の投稿を予定しています。


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