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12MAY16: 変わりフレームドラムの皮張り替えの件
知り合いの方の、ちょっと変わった仕様のフレームドラムの皮(ファイバークラフト紙のもの)が破れたところに立ち会ったのですが、ちょうどうちにそれくらいのサイズなら間に合うくらいのファイバークラフト紙が残っていたので、張り替えを請け負って、持ち帰ってきて、特急仕上げしました。
この楽器は、楽器本体のフレーム製作とドラム部の製作指導は音鼓知振の久田さんによるもので、その他のキューブマイク楽器関連の部分は
07May16 : ハイリーズキューブマイク、セッション用セッティングの件
さて、ライブやセッションの機会のたびに少しずつ違うセッティングを試しているハイリーズキューブマイク(highleads cubemic)とフレームドラム(flamedrum)の組み合わせについて、また書きます。
以前に、割と大きなセッティングの組み方に関連しては既にご紹介している(これの中の『【2】実際のイコライザー設定例や機器の検討など』などの稿)ので、今稿では、キューブマイクは一系統で、機動
『フレームドラムのためのCubeMicハック』をePub化
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誤りが含まれていました。よかったら今度訂正後にもまたダウンロードしてください(4/14)。
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マガジン『フレームドラムのためのCubeMicハック』をePub(電子書籍)ファイルにしました。
最初にePubにするつもりで用意しはじめたのですが、何かが悪くてうまくいかいままになっていたのです(手打ちしたタグにタイプ
note.mu版まえがき
本稿は、当初は「ハイリーズパーティー vol.3」という催しのための当日資料や事前資料として用意しはじめたものです。結局その機会には使用しない事にしたので「後日に増補してepubフォーマットでの配布を」と考えていましたが、内容以外の技術的な理由でつまずいた事柄があり、しかしそのまま放って置くよりはと、まずはnote.muにて公開する事にしました。
【 → その後こちらでePub版も公開 】
各
第一部|【1】フレームドラムとCubeMicとを取り巻く話題|【1-1】前提知識共通知識など
ハイリーズ社のCubeMicについてCubeMicは、ハイリーズ社の友田さんが開発・販売されている製品です。エレキギターのピックアップと同様の方式を用いて、エレキギター以外の音源に関しても、楽器の発音体の振動を電気信号として得て、これを収音しようという目的の製品です。
フレームドラムについて楽器の構造を単純化して考えた時に、ギターであれば竿と弦です。同じ様にフレームドラムでは、枠の片面に丈夫な
■コラム01|フレームドラムだけではない
とはいえこの稿で述べます事は、設置して演奏する様な膜鳴打楽器や、筒や椀に膜が張られた様なより大きく丈夫なつくりの楽器、つまりコンガ、ボンゴ、ティンバル、またタブラなどのハンドパーカッション一般に活用出来るノウハウとしてもお読み頂けるものではないかなと感じながら書き進めています。こういった楽器にCubeMicを活用されたい場面でも、本稿がお役に立つ事があれば良いなと願っています。
ところで、フレー
第一部|【1】フレームドラムとCubeMicとを取り巻く話題|【1-2】様々なピックアップ収音道具について
CubeMicの場合先に、CubeMicの収音について「エレキギターの方式」であるという風に書きました。これは、周囲にコイル(:何重にも巻いた電線の事)を配した磁石の至近で鉄などの磁性体(:磁石に強くくっつく物質の事)が動くと、コイルになっている電線には磁性体の動きに対応した電気の変化が同時に起こる、という性質をそのまま素直に利用しています。この時コイルの電線に生じる電流を音声信号として捉えます。
もっとみる■コラム02|マグネティックピックアップのノイズ対策
主に収音したい音とは別に不要に収音される信号の事は、ノイズと呼ばれます。マグネティックピックアップの構造や原理に由来するノイズ対策などについては、エレキギターに関する情報として多く紹介されています。本稿ではほとんど触れることが出来ませんが、こういった観点で情報を検索されると、問題解決に役立つ情報が得られる可能性があります。
第一部|【1】フレームドラムとCubeMicとを取り巻く話題|【1-2】様々なピックアップ収音道具について(つづき)
マイクロフォンについてマイクロフォンはもっとも様々な場面で使用される収音機器です。外部からの空気振動によって機器の内部に備わった極薄く小さな振動板が振動する際に発生する電気信号の変化を出力して、音声を収音するものです。
楽器全体からの発音を耳で聴こえるのと近い音の印象で捉えることが出来るため広く用いられます。特に、音源から離れた場所から演奏全体の収音を目的とする場合には唯一の選択肢と言えます。
し
■コラム03|コンタクトマイク
楽器などの発音体から離れたところで集音する場合にはマイクロフォンが用いられますが、マイクロフォンの中でも特に接近した位置での収音を目的とした小型のものは「コンタクトマイク」とか「内蔵マイク」と呼ばれて区分される事が多いです。またコンタクトマイクには、駆動に外部からの電源供給を必要とする設計のものも多いです(小さいからではなく、そういった場面で求められる他の特性が要求するものであって、小さくても外部
もっとみる第一部|【1】フレームドラムとCubeMicとを取り巻く話題|【1-2】様々なピックアップ収音道具について(つづき)
ピエゾピックアップについてピエゾピックアップは鉄弦ではない弦楽器やその他の共鳴胴を持った楽器を中心に広く用いられています。
楽器を演奏した振動に対応して、ピエゾピックアップそのもの(圧電素子/ピエゾ素子)が生じる電気の変化を捉えて集音します。通常、素子はあまり大きなものではなく、楽器本体のどこかの部分に直接取り付けて振動を得て、電気信号を出力します。
発音体である弦や膜に直接取り付けられないこと
■コラム04|打楽器とピエゾピックアップ色々
ピエゾピックアップを打楽器の膜面に貼付して使用する事も可能ですが、素子も素子から伸びるケーブルも膜が振動する妨げになるので、この方法はあまり用いられず、ピエゾピックアップを打楽器に用いる場合には、楽器の胴などに設置する事が普通です。
胴への設置は、本文で触れた例の様に、音声そのものの収音を目的とせず発音タイミングと音量のみを取得したいという場面でもよく選択されてきました。一方で、太鼓の膜面にごく小