第一部|【1】フレームドラムとCubeMicとを取り巻く話題|【1-1】前提知識共通知識など


ハイリーズ社のCubeMicについて

CubeMicは、ハイリーズ社の友田さんが開発・販売されている製品です。エレキギターのピックアップと同様の方式を用いて、エレキギター以外の音源に関しても、楽器の発音体の振動を電気信号として得て、これを収音しようという目的の製品です。


フレームドラムについて

楽器の構造を単純化して考えた時に、ギターであれば竿と弦です。同じ様にフレームドラムでは、枠の片面に丈夫な膜を張った打楽器というのを想像されてみてください。そういう構造を基本とした打楽器の一般の呼称が、フレームドラムです。実際には皮付きタンバリンや団扇太鼓と、そのバリエーションをご想像下さい。

さて、フレームドラムのほとんどでは、楽器を奏者自身が手に持って演奏するか、置いて演奏するとしても、置き場所は奏者の膝の上であるなどの簡単な方法がとられます。
指先で演奏するもの、手のひらで演奏するもの、撥(バチ/スティック/バケッタ/ティッパー/ブラシ等)などの道具を使って打つことで演奏するもの、振って演奏するもの、それらを複合的に行うものなど様々あります。
この様に実際的には様々な別の楽器ですが、本稿では楽器の見た目や構造からひとまとめに「フレームドラム」として扱います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?