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トラウマ持ってる人はけっこう多い。

おはようドグ〜!(´ω`)

トラウマについて考えていたんだドグけど、トラウマで苦しんでる人は、

感情脳の右脳に血液が集まって左脳の働きが落ちてしまってるので、左脳に血液を送るように左右対称の動き……眼球運動とか、ヨガとかをするといいんだドグって。

トラウマ研究の第一人者、ベッセル・ヴァン・デア・コークの『身体はトラウマを記録する』(紀伊國屋書店)より。

でも、これを言って「それじゃ、明日から私、ヨガ始めます!!」と言った友人は、今まで、たった一人しかいなかったんだドグ。(*´Д`)

みんな、何かに理由をつけて「やらない」方を選択しちゃうのね。

本当に過去のトラウマで苦しんで、こんな自分をどうにかしたい、トラウマから抜け出したいと思っているのに。何故か、ヨガを始めようとは思えない……。

おそらくは、ヨガを始める元気もないからなんだと思う。

本書によると、トラウマを受けた人18人の脳をスキャンしたところ、自己感知を担当する「島」などの領域が、ほとんど活性化されていないことがわかったんだドグって。

ようは、「自分が誰なのか」という感覚の土台が、失われているということ。(*´Д`) きっと幼少期につらい感覚を遮断するために、そうなってしまったんだドグね……。

脳の記憶容量って、
一応限りがあると思うんだドグ。 

で、トラウマを受けた私の友人は

その記憶容量を、
トラウマを思い出すことにかなり割いている。脳の記憶容量を食ってる人はとても多い。

考えてることを円グラフにしたら、

大きい割合が「トラウマ・過去の記憶」に持っていかれてる状態。

だから、

「とにかく花を活ける」とか、「1万回ありがとうを言う」とかいう不思議な療法は、

脳みその空き容量を他のもので埋めろってことなんだと思う。。。

だから、ヨガを始めるに当たってヨガマットを手に入れるとか、ヨガのスクールに申し込むとか、オンラインヨガの準備をするとか。

そういう「やらなきゃいけないこと」というのは、

それだけで脳みその空き容量を食うから、すごくいいと思うんだドグ。

中には、ドアの閉じた部屋にいられないトラウマを抱えている人もいるので、

自分の家でYou Tubeを見てヨガレッスンを受けられれば、すごくいいドグよね。(●´ω`●)

あと、トラウマはもう解決せずに、
そのどうにもならない感情を絵に描いたり、小説にしたりすることで、その人自身が救われたり、どうにか生き延びていけるんじゃないかと。

それこそが、芸術や文学のあるべき姿なんだと、思うドグ。

最近、芥川賞受賞作の『推し、燃ゆ』(宇佐見りん)を読んで戦慄したのは、

ここまで何もない自分を書けるのかということだったんだドグ。

私たちは、自分の「何もなさ」に、耐えられない。太宰治の『人間失格』だって、又吉直樹の『劇場』だって。描かれているのはどうしようもないくらいの、何もない自分と、なにもうまくいかないこの世界の無情だと私は思うんだドグ。

『推し、燃ゆ』はそれに加えて、かゆみとか。皮膚感覚に訴えてくるものがあり、そこが、全身で感じられる特殊な文学になっていると思ったドグ。

生きていくということは、
無限にあるように感じられるこの時間を、
どう使っていくかだと思うんだドグ。

自分が自分だと思えなくても、
生きていかなきゃいけない。
堂々巡りを繰り返したって、生きていかなきゃいけない。

だったら、ヨガでも畑でも恋愛でも文学でも。何でもいいから、始めることだと思う。

始めてしまえばいいんだと思う。

以上ドグ。(●´ω`●)

ドグドグ〜!

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