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魅力ある声の説得力

なんていい声なんだろう、心地よく耳に響いてきて説得力がある。私は舞台上の講師の落ち着いた話し方にうっとりでした。

押し付けがましくなく、話がすっと入ってくる、素晴らしいと思いました。「何でこんなに分かりやすいんだろう」しゃべりを生業にしている私はそんなことを考えながら講演を聞いていました。

暫く聞いていて一つ分かる事がありました。

難しい言葉を使っていないのです。誰もが理解できるように出来るだけ分かりやすく話されていました。どうしても難しい言葉を使わないといけない時は、誰もが理解できるように解説を加えて話しているのです。だから、話が分かりやすく、途中でついていけなくなることが無かったんだと思います。

私が参加したのは東京大学名誉教授で熊本県立劇場館長兼理事長をしている姜尚中かんさんじゅんさんの講演会でした。テレビのコメンテーターや新聞、雑誌などで幅広く活躍している方です。そのたたずまいから知的な品の良さが伝わってきました。

講演会ではテレビの画面を通じて聞く以上に言葉がダイレクトに伝わってきて、流石だなーと思いました。淀みない話し方で、接続詞も美しく使われていて、言葉一つ一つに説得力があって信頼感が持てました


私は、テレビを観ていて、姜尚中かんさんじゅんに少し固くて神経質そうなイメージを持っていましたが、講演会では聴衆との距離を近づけるためなのか、時折自分自身の体験した幼い頃の楽しいお話を交え、ふるさと熊本の方言も使いながらお話を進めていました。気さくなイメージが意外でした。

講演のテーマは「コロナにめげない生きるコツ」でした。このコロナ禍をどう受け止め、私たちはこれからどこに向かうのかの、社会の変化やご自分の考えを分かりやすくお話してくれました。


コロナウィルスに打ち勝つために免疫力をつけるための自分なりのやり方をお話してくださっていました。数種類の野菜をミキサーにかけ、温かいスープを作って毎日飲み、一日2食で食事と食事の時間をかなり空けて食べているそうです。

健康のために使う油にはかなり気を使い厳選していると言うお話もされていました。これらはお話のほんの一端です。

リラックスした中で、パンデミックの今後の予測、そしてこれからの日本は何を目指せばいいのかなど幅広いお話を伺いました。

私には「年を取った時にプライドを持たない方が人に頼る事が出来る、そして頼れる人を持つことが人生の終盤では大切である」とうい言葉が何故か印象に残りました。人は年を取ってできないことが多くなる、それを誰かに頼る事を当たり前と思えるような考え方が大切なのかもしれないと講演を聞いて思ったのです。

プライドを中々捨てることが出来ない私には心に響く言葉でした。

分かりやすい講演と魅力的な声に学んだ講演会でした。

【毎日がバトル:山田家の女たち】

《いいお話を自分の日常に取り入れるんが大切よ》


朝からイラスト制作に余念がないばあばと。

「お話が上手か下手かで聞く側の理解度が違うけんねー、難しいことばっかり言われたらしんどなるけんね、ほじゃけどいろんな人の話を聞くことはええことよ、人生の肥やしになるけんね」

「今回のお話も多岐にわたって学びが多かったよ、とにかく声に説得力があったわい

「大切なんはそのお話を自分の日常にどう取り入れるかよね」

本当にその通りだと思います。お話のポイントをどう抑え、自分の人生にどう取り入れるのか、それは聞く人の理解力に委ねられていると思います。


【ばあばの俳句】

秋冷や我流体操怠らず


涼しい風を感じて秋が深まる頃が秋冷です。母はこれからの時期は健康のためにより一層我流の体操をしっかりやって、風を引いたり体調を壊さないようにしようと思う自分自身を詠みました。


自分の体は自分が治す。常に自らの健康を自己管理している母の強さが見てと取れます。本当に精神力のある母です。



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