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関西弁の建築家◇不死身の人

関西弁で気取りなく話すその人は建築家です。
講演が始まってすぐ、癌で臓器を5つも切除していることをさらりと話しました

そんな体で1時間半も立ったままで、何かに寄りかかること無く話し続けているこの人は凄いと思いました。

私が毎月楽しみにしている文化講演会の4月の講師が安藤忠雄さんでした。
誰もが知る世界的に著名な建築家です。

大病を患った人には思えない、エネルギーを感じました。今年80歳だそうです。少しもお年を感じさせません

講演のテーマは「人生100年目標を持って生きる」でした。そのためには「楽しんで仕事をする」事が大切だとおっしゃっていました。

サミュエル・ウルマンの「青春の詩」から
「青春とは人生のある期間を示すのではなく、心の持ち方を示すものである」という事をお話されていました。

常に青臭く夢を持ち続けることの大切さを説いていました

5つの臓器を摘出している80歳と思えないパワフルな姿は、自分自身も今が青春であると示しているようでした。奇跡の80歳です

お話を伺った後、私は母の事を思いました
91歳で常に自分のイラストを極めるために日々努力し、楽しみながら生きている母の姿は、まさに今が青春なんだなと

私は人生のお手本がすぐそばにある幸せを感じました。

【毎日がバトル:山田家の女たち】

《一生懸命しよったら歳のことなんか忘れらい》


「80歳とは思わんかったわい、人生を生き抜いてきた人の顔じゃと思う、名前はもちろん知っとったけど、臓器を5つも摘出しとったとは知らんかった、凄いね」

お母さんも人生に目標を持って楽しく行きよらいね、一生青春じゃがね

「あんた、一生懸命しよったら、歳の事なんか忘れらい、私はイラスト描くことが若返りの秘訣よ」

本当にイラストを描いている時の母は疲れを知りません。彼女の青春はまだまだ続きます。素晴らしい事だと思います。


石鎚は雲の上なり夏めきぬ

母は遠くから眺める西日本最高峰の石鎚山の姿が好きです。春の花が終わって緑の世界に変わる頃になると周辺は夏の景色になってきます。そんなエネルギーを秘めた石鎚山を詠みました
墨の濃淡で表した山の様子が夏めく山に見えています。


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私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗

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