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中身の話をしたら、消されます。ワンダーランド。

 ワンダーランドと言って、真っ先に思い付いたのは東京ディズニーランドである。
 ディズニーリゾートを運営する㈱オリエンタルランドは、なにかと話題に事欠かない。
 まず、キャストと呼ばれるスタッフは、かなり厳しい制限の元、完璧に施設を管理し、安全性を確保し、お客さんにサービスすることを求められている。
 赤ちゃんが はいはい しても汚れないように徹底して床掃除をすることは有名である。
 小説の中でも話題にしたが、キャラクターにさん付けをして呼び、中身の話をしたらクビになりかねないというのは本当らしい。
 著作権が現著作者の死後70年に延長された法改正についても、ミッキーマウス法案と揶揄された。
 ちょうどミッキーの原画がパブリックドメインになるタイミングだったからだ。
 部活の大会応援用横断幕にディズニーキャラクターを描いた学校を相手取って訴訟を起こしたし、著作権管理は利益を超えて徹底的に行われている。
 こうして日本最大級の夢の国、ワンダーランドが守られていると思うと、裏方の厳しさを感じずにはいられない。

「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。