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ドラえもんと冒険したい、今度こそ。

私の人生最初の ”将来の夢”

それは「ポップコーン屋さん」でした。
覚えていないくらい幼き頃、初めて家族でディズニーランドへ行ったんです。
その時、ポップコーンを買ってもらいました。

それがきっかけで、
「将来ポップコーン屋さんになって家族には大盛にするんだ」と言った記憶が微かにあります。

今、改めてポップコーン屋さんになりたいとは思わないのですが、
当時の夢を叶えてあげるためにポップコーン屋さんをやってみるというのは面白いかもしれません。

ポップコーン屋さんであれば実現できそうな予感です笑

幼稚園を卒園してから、しばらく夢はなかったように思います。
続いて持ったのが、小学校4年生の時。
夢は「声優か俳優」です。


2年連続! ドラえもんの試写会へ!

声優という存在を知ったのは、ドラえもんの映画の試写会に当たったことがきっかけです。
行った試写会は、「新・魔界大冒険」と「緑の巨人伝」です。
まさか2年連続で試写会に行けるなんて本当に貴重でした。

声優の皆さんが舞台上でご挨拶をしてくださり、声優というお仕事に興味を持ちました。
特にスネ夫役の関智一さんのご挨拶が印象的でした。

最初はスネ夫の声で挨拶を始めているのに、徐々に大人びていき、最後には関さんの声でお話をされていました。
…これが声優か!!

私もやってみたいッ!!


「名探偵コナン」 声優初挑戦!

実はその夢が叶いました。
なんと、アフレコ体験ができたんです!

作品は、劇場版名探偵コナン。
名探偵コナンは、小学館が毎年10名程度抽選でアフレコ体験を募っています。
週刊少年サンデーで募集を見つけ申し込んだら偶然選んでいただけました。

アフレコ現場には、主人公コナンくんの声優の高山みなみさんがいらっしゃいます。
アニメ映像はまだ制作中でしたが、私たち小学生がアフレコをする場面だけは色付きで完成していました。

また、主要キャラクター達の声はすでに吹き込まれていたので、みなさんの声を聞きながらアフレコをすることができたことがものすごく印象深い思い出です。

アフレコ現場で一生の宝物の体験もできました。
それは次のようなシチュエーションで起きたスタッフの方々のご厚意です。

みんなで歌を歌う場面がありました。
しかし低学年の子達はなかなか声を大きく出すことができません。
それもそのはず。
ただでさえ歌を歌うのはハードルが高いです。
せめて普段のように、合唱であれば良いのですがアフレコではそうもいきません。
全員で同時には歌いますが、各々ヘッドセットをつけて音楽を聴きながら歌います。
そう、自分の声以外聞こえないんです。

小学校低学年の子達にはさぞ孤独に感じられたのでしょう。

高山みなみさんが笑わせてくださったりくすぐってくださったりとあの手この手で緊張をほぐしてくださいます。
それでもやはり声の大きさは変わりません。

そこで音響の方がこうご提案してくださいました。
「コナンくんなんてこんなに音痴で歌ってるんだよ!」と、コナンくん単独の歌唱音源を引っ張りだしてくださったんです。

高山みなみさんも「我ながら音痴!」と照れていらっしゃいました。
その甲斐もあり、みんな声を出して歌うことができました。

一生忘れられない、かけがえのない経験をいただきました。

それ以降、私はコナンの映画もアニメも欠かしたことはありません。
1年で50作品描くほどコナンくんは大好きです!

トリックアートでコナンくん描きました!

「ドラえもん」 最終オーディション

そして本題、ドラえもんです。
『緑の巨人伝』では、一般の小学生にアフレコを募集していました。

これは応募するしかない…!

すぐさま応募し、書類選考と動画選考を突破し最終選考まで行けました。

最終選考まで行った人はたった10名。
アニメの最後に紹介がされました。
ドラえもんが私の名前を読み上げてくれたんです。
それがとっても嬉しかったのを鮮明に覚えています。

最終選考は、アフレコスタジオに集合です。
私にとって人生初めての声優オーディションです…!
(名探偵コナンのアフレコをしたのと同じスタジオでした)

この10名には、声優学校に通っている小学生もおり圧倒された記憶があります。
声優経験は実質ない私は緊張で動けなくなりました。
冒頭、アイスブレイク代わりにみんなで順番にセリフを読み上げる瞬間がありました。

セリフはたった一言。
「お腹すいた〜」

それだけです。
一人一人順番に読んでいきます。
…遂に私の番がまわってきました。
私が読んだら。

"全然お腹空いてるように聞こえない"

ボソッと近くの小学生の子が呟きました。

私にも聞こえる大きさだったのですごく悲しかったです。。。
(その子はさすが、役を勝ち取りました。今は俳優をしているようです)

「緑の巨人伝」の試写会で声優さんたちがアフレコ現場のお話をされているのを聴きながら、切ない気持ちになりました。
舞台挨拶の中で「今年の現場は小さい子たちが多かったから楽しかった」といった趣旨の発言などもあったからです。

小学生の私には、一生引きずるレベルで心をぐしゃっと鷲掴みされた思いでした。

もちろんドラえもんは大好きです!
ドラえもんも1年で50作品イラストを描くほどです笑
しかも今でも毎週アニメを見ています(>_<)

グルメテーブルかけでピクニック♪(描き方は後半で!)

声優になりたいわけじゃない?

声優になりたいのかも、と思ったこともありました。
中学生の時です。

声優学校…というほどではなく声優教室といった雰囲気の場所に通ってみました。
もちろん声優業界は非常に狭き門で簡単に目指せるものではありません。

それは最初からわかっていたのですが、気付いたのです。

将来の夢=職業 ではない。

声優になりたいわけではなく、声優をやりたい。
声優であり続けたいわけではないのです。

高校生になり、声優になりたいという夢はこうして儚く散ることとなります。


人生で初めて言語化します。

私の夢。
今度こそ、ドラえもんの声優をやりたい…!!

心の叫び

ドラえもんの声優をするにはどうすれば良いのでしょうか。

① 声優になる
ただし、生計を立てるまでやる必要はありません。
仕事の依頼をもらえるようになるまで永久に頑張り続けることが必要です。
その先に、「村人C」がまわってくるかもしれないのです。

② 俳優や芸人、スポーツ選手・宇宙飛行士になる
ドラえもんのアニメでは、フィギアスケートの浅田真央選手や宇宙飛行士の若田光一さんがゲスト声優として出演されました。
映画でも大活躍されている俳優さんが重要なキャラクターを演じられていたり、芸人さんが作品を盛り上げたりされています。

ただしこの場合、生計が立つほどの結果を出す必要に迫られます。
そして人格的にも好印象を持たれ続ける必要があるはずです。
理由は、声優起用が「他者からの評価」に起因するからです。

そもそもスポーツ選手は今からはなれません。
宇宙飛行士は間に合います。また、選抜試験は制限が大幅に緩和されました。
とはいえ、体力や知能以外にも身体的な制限が関わってくるため努力では絶対にどうにもならない分野が介在します。

このように考えると、②よりも①(声優を目指す)の方が現実的に見えてきました^^;

③ 直談判
一番最短時間で実現できそうなのが、直談判です。
しかし直談判をして、①と②と対等かそれ以上の価値が自分にはあるのだと示す必要があります。

その方法の一つは大金を積むこと。
例えば、40億円。ドラえもんの映画の興行収入分を支払うので出演させてほしいと頼めば聞き入れてもらえるかもしれません。
…が、私にはもちろん無理です💦
それにドラえもんは藤子プロの意向が最優先だと思いますので、40億円を持ってしてもダメかもしれません。。。

他には、人脈。
ドラえもん制作の責任者と昵懇の仲であれば融通を利かせてくれるかもしれません。
…難攻不落ですね💦


私の現在地から目的地へ

上記の3パターンはなかなか現実的ではありません。
日本からアメリカに行くために、ブラジルに住むようなものです。

私の現在地を整理します。

まず、絵を描くことが大好きです。
しかし現状、どんなに有名なイラストレーターでさえドラえもんの映画に出演した過去がありません。
作品に価値があるのであり人に価値があるわけではないので、出演させるメリットは非常に低いのだと思います。
つまり、イラストの道を極めても限りなく0に近そうです。

ちなみに、ドラえもんのトリックアートはこんな感じで描きました👇

描き方紹介! ドラえもんのトリックアート

次に、将来の職業。
"なりたい度"で言えば、声優より脚本家です。
脚本家も、職業にしたいかと言えば難しいですが職業にできるなら職業にしたいです。
そうなると、ドラえもんの脚本を任された時に信頼を捨てる覚悟で声優出演を依頼する、というのがまだマシかもしれません。

とはいえ、脚本家のドラマ出演はあっても、アニメ出演は聞いたことがないのですが^^;


ここまで読み進めていただいてありがとうございます!
こうやって考えていけば行くほど、今活躍されている声優さんって本当にすごいなと感服します。

実はこの間、「声優と夜あそび」というABEMAの番組に出演できました。
声優さんが代わりばんこにMCをしている番組です。

ABEMA番組「声優と夜あそび」に行ってきました

ぜひ他にも「こうしたら声優できるかも!」というアイディアございましたらアドバイスお願いします!!

ドラえもんの声優に、リベンジしたい…!!


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