山本英治 AKA ほなね爺

毎日放送で働いてました。今はただの爺です。 なんか変なもんが好き、なんの変哲もないもの…

山本英治 AKA ほなね爺

毎日放送で働いてました。今はただの爺です。 なんか変なもんが好き、なんの変哲もないものも好き。 モットーは「我悩む、故に我あり」 http://trivial.way-nifty.com/trivialities/ https://twitter.com/honane

マガジン

  • ことばと生き方──ことばに対するこだわり

    若い頃から「ことば」というものに興味があり、2001年から2018年まで“ことばのWeb”を主宰していた流れで書いた文章を集めています。

  • 放送とインターネット

    放送局に勤めていたので、たまに放送のことも書いていました。ま、内輪向きの文章が多いので、ここにはたまにしか載せませんでしたが。いずれにしても定年退職しちゃったので、今後はこのテーマではあまり書かない(書けない)と思います。

  • 仕事のモットー──僕はこんなことを考えながら働いてきました

    今の若い人に通用するかどうかは知りませんが、僕はいろいろ仕事を重ねて行くうちに、こんなことやあんなことに思い至りました、という感じの寄せ集めです。

  • 小説とかドラマとか映画とか

    他のマガジンに含めていた映画評や書評などを抜き出してここに独立させました。

  • Written in English

    These are the rough translation of what I wrote in Japanese here on "note"

最近の記事

荒れるソーシャル・メディアを考える──あなたはそこに行ったことがあるか?

僕は2009年に twitter を始めましたが、そのころの、言わば日本における黎明期の twitter は、嫌なことをつぶやく人がほとんどいない、とても快適な空間でした。 たまに嫌なこと、攻撃的なことを書く人が現れても、皆でそれをガードしようという雰囲気さえありました。 例えば、あれはアカウントを作って2年目ぐらいだったかな、僕に対して所謂クソリプをぶつけてきた人がいて、僕が「けったくそ悪いツイートを読みたくないので、そのツイートが早くタイムラインの下のほうまで行って視

    • どうやれば今の若手社員を動かせるか?──H君との長話

      ルーティンに追われ新しいことを始めない若手社員たち僕は大阪の放送局MBSを退職して2年近くなりますが、先日、久しぶりに昔の部下であるH君が会いに来ました。 正確には、上京する彼に合わせて僕が東京支社にのこのこ出かけて行ったわけですが。 H君は昨年から仕事の傍ら大学院に入って勉強しており、そもそもはその修士論文を書くために少し昔の話を聞かせてほしいとのことだったのですが、会って話をしてみるとそんな単純なことではなく、もっと根の深い話でした。 彼はそもそも最近の若手社員た

      • 2023キネマ旬報ベストテン得票分析

        これは自分のブログに毎年書いている記事なんですが、今回(2023年度分)は割合分かりやすい結果が出たので、note にも転載することにしました。 以下がその記事の全文です: 【2月9日 記】毎年恒例のキネマ旬報ベストテンの得票分析をしてみます。 キネマ旬報ベストテンは、審査員がそれぞれ合計55点を持って、1位には 10点、2位には 9点、…、10位には1点と入れて行き、その合計得点で順位が決められています。今回 2023年第97回の審査員は、前回と同じく「本誌編集部」を

        • 2006-2023「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」

          「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」という記事を毎年自分のブログに書いています。そして、そのリストを note にも、毎年最新分を追記して新しい記事として、ここに上げています。 文章まで転載すると長くなるので、note では表題と順位だけにしています。もしもご興味がありましたら、リンクをたどってブログの記事をお読みください。 さて、その選考基準は下記の通りです: 以下がそのリストです。タイトルの後のカッコ内の数字はキネマ旬報ベストテン投票にお

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        • 自叙伝──僕はこんなことを考えながら育って、生きてきました
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        記事

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          相手の好き嫌いで仕事をしないということ

          僕が大阪本社の放送局に入社し、2年後に東京に転勤して外回りの営業マンになったときに、僕に担務を引き継いだ先輩がこんなことを言ったのをよく憶えています。 この人は当時30代で、彼のことを「若手のエース」などと言う人もいました。 かなり個性的な営業スタイルの人で、自分が好きなスポンサーに対してはびっくりするほど強くて、その会社の宣伝担当者とどっぷり仲良し、どろどろの関係になって、難しいセールスも易々と決めてくるような印象がありましたが、たとえ自分の担当スポンサーであっても気乗

          相手の好き嫌いで仕事をしないということ

          何が TV4.0 をもたらすか

          facebook には「思い出」という機能がありますよね。そう、何年か前の同じ日の投稿を表示して、「あなたは◯年前にこんなこと書いていました」って知らせてくるやつです。 そこに 2019/1/19 に自分が書いた記事が出てきまして、そのちょうど5年後に読み返したのですが、僕はこんなこと↓ を書いていました: さて、5年後の今はどうでしょう? あの頃は僕はまだ毎日放送の社員でした。退職したためもう会社や業界の情報や動向は一切掴んでいないので、専門的なことは書けませんが、一

          何が TV4.0 をもたらすか

          Dedicated to Aho-no-Sakata

          When I was working, I used to say to my subordinates, “Don't talk exhaustively. Talk symbolic”. That means, for example, something like this: If you want to explain that everyone knows something, you could say, “Mr. A knows about it, Mr.

          Dedicated to Aho-no-Sakata

          昔の若者が今の若者に言ってみたいなと思ったこと

          世の中に世代対立があるのは当然だ。 もちろん全てを世代論で括ってしまうのは危険だけれど、大雑把に傾向を捉えているのも確かだと思う。だから、「いや、俺はそうじゃない」と言う人もざっくりと読んでざっくりと考えてもらえたら嬉しい。 これはここ2~3年、いろんな情報に接している中で僕が感じたことだ。 ◇ で、その世代論で言うと、世の中に世代対立があるのは当然だ。いや、あからさまに対立することを嫌う今の若い世代の人たちとの間では世代「対立」にはならないのかもしれない。ま、それは

          昔の若者が今の若者に言ってみたいなと思ったこと

          昔を思い出して、配信の権利クリアの仕事について、ちょっと書いてみました。

          権利クリアの現状僕が放送局に勤めていた最後の十数年はテレビとインターネットを繋ぐことに心血を注いでいました。そして、最後の数年はテレビ番組の配信が本格的に始まり、まさに配信にまつわる実務をやっていました。 当時の僕の担務はやや古いテレビ番組の配信の権利クリア等々で、これには結構面倒なことがたくさんありました。 今ではいろいろな法律も整備され、いくつか組織も立ち上がり、ルールも確立し、手順もルーティン化して随分楽になってきたと思います。 所謂「見逃し配信」(このネーミン

          昔を思い出して、配信の権利クリアの仕事について、ちょっと書いてみました。

          2012-2023邦画:私の「掘り出しモノ賞」

          2023年度の掘り出しモノ賞には『交換ウソ日記』を選んでおこうと思います。 掘り出しモノ賞というのは、かつて twitter ベースの映画賞であった coco賞の投票部門の一部で、自分が勝手に作った賞に投票できるという企画でした。 僕は毎年「掘り出しモノ賞」と名前をつけた賞に投票してきたのですが、このサイトがなくなった今でも、そのコンセプトが大変気に入ってしまって、引き続き勝手に選び続けている次第です(笑) 今年見た 60本の邦画の中からこの映画を選んだのは、いつもは大

          2012-2023邦画:私の「掘り出しモノ賞」

          あほの坂田さんへ

          僕は昔、部下に対して、「網羅的に語るな 象徴的に語れ」みたいなことをよく言っていた。同じタイトルで note にも記事を書いた。 そこにも書いたように、 というのは論理的には非常に正しい証明なのだけれど、もしそれをみんなに納得させたいのであれば、そう言うよりもひと言 と言ったほうが良い、と言うか、「AさんもBさんも…」と言い始めた時点でみんなきっと嫌気が差して聞いてくれないだろうから、「あほの坂田が」と言ったほうがよほどキャッチーで手っ取り早いのだ。 しかし、その坂田

          僕たちはどう老いるか

          毎日何してるんですか?「仕事辞めて、毎日何してるんですか?」とよく訊かれます。最初は大抵「何もしてないよ。ただのお爺さん」などと答えるのですが、さらにしつこく訊いてくる人に対しては、まともに答えるのも面白くないので、 みたいな返しをするのですが、これをマジで信じる人が意外にいて、びっくりします。 確かに盆栽とか、写経とか、縁台将棋などは老人の典型的なイメージなのかもしれませんが、しかしそれは昭和40~50年代ぐらいのステレオタイプじゃないのかな? 僕はわざと時代感覚をず

          僕たちはどう老いるか

          ココログ20周年に思う

          ※ 扉絵は「玉手箱を開けるかわりに、コンピュータの電源を入れたら、白い煙が出てきて、あっという間にお爺さんになってしまった浦島太郎」です。 ココログ20周年Nifty が運営しているココログ がこの 12月で 20周年なのだそうです。僕はそのココログで、この note とは別に、 18年半ぐらい自分のブログを書いています。 で、今思うのは「あれからもう 18年も経ったのか」でも「18年なんてあっと言う間だな」でもなくて、「たかが 18年でどうして誰もみんないなくなっちゃう

          ココログ20周年に思う

          血圧が上がるのは血圧に良くない

          【前置き】#7119 に電話した先日、マンションのゴミ置き場のドアを開けた途端に突然めまいがしました。幸いそれは 10秒ほどで治まったのですが、そのあと2日間異常な眠気に襲われ、それが丸2日で治まったあと後頭部に痺れたような軽い頭痛が現れ、血圧を計るとやや高め、なんと微熱もあり、不安になってインターネットでいろいろ調べると、めまいと眠気(しかもそれは大体48時間で治まる!)は脳梗塞の前兆の一過性脳虚血発作(TIA)であると書いてあって、すわ一大事!とパニックになりました。

          血圧が上がるのは血圧に良くない

          「#」を何と読みますか?

          どこの業界にも会社にも独特の専門用語や符牒があるもので、僕も大学を卒業して放送局に就職したときに、たくさんのよく分からない言葉に出会いました。 その中でも特に不思議だったのが、番組(特にドラマなどの続きもの)の回数を示すのに「シャープ1」「シャープ2」などという表現が使われていることでした。 台本の表紙にも書いてありましたし、会話でも例えば、「あの番組、シャープ3ぐらいまでは良かったけど、その後グダグダになってきたね」などと使います。 初めてその表現を聞いたときには、シ

          「#」を何と読みますか?

          あなたが映画館で2回観た映画は何ですか? ──映画の見方を考える

          以前、「泣いた映画が必ずしも良い映画ではない」みたいなことを書きました。 今回も似たような話かもしれません。 実は「何度も観た映画が必ずしも良い映画ではない」と言うか「観た回数と映画の評価は必ずしも比例しない」ような気がして書き始めたのですが、書いている途中でいろんなことに気づいて、映画というものの見方はいろいろあるような気がしてきたのです。 皆さんは同じ映画を何度も見に行くことがありますか? 世の中には気に入った映画を何度も何度も観る人がいます。 僕の周りだと、古

          あなたが映画館で2回観た映画は何ですか? ──映画の見方を考える