山本英治 AKA ほなね爺

毎日放送で働いてました。今はただの爺です。 なんか変なもんが好き、なんの変哲もないものも好き。 モットーは「我悩む、故に我あり」 http://trivial.way-nifty.com/trivialities/ https://twitter.com/honane

山本英治 AKA ほなね爺

毎日放送で働いてました。今はただの爺です。 なんか変なもんが好き、なんの変哲もないものも好き。 モットーは「我悩む、故に我あり」 http://trivial.way-nifty.com/trivialities/ https://twitter.com/honane

    マガジン

    • 自叙伝──僕はこんなことを考えながら育って、生きてきました

      自分が小さかったころから思春期を経て、大人になるまでにいろいろ考えてきて、大げさにいうと生きる指針みたいなものになったことについて書いています。

    • 小説とかドラマとか映画とか

      他のマガジンに含めていた映画評や書評などを抜き出してここに独立させました。

    • 君はいつごろミュージックシーンに登場したか

      人生と音楽の関わり合いについて書いています。

    • 放送とインターネット

      放送局に勤めていたので、たまに放送のことも書いていました。ま、内輪向きの文章が多いので、ここにはたまにしか載せませんでしたが。いずれにしても定年退職しちゃったので、今後はこのテーマではあまり書かない(書けない)と思います。

    • Written in English

      These are the rough translation of what I wrote in Japanese here on "note"

    最近の記事

    直腸脱入院記

    5月7日(日)から 14日(日)まで1週間入院していました。手術も受けました。 直腸粘膜脱という病気です。(排便時に)肛門から直腸が裏返って外に出てくるという想像するだにおぞましい症状(自分でそれに気づいた時は愕然としました)ですが、多くの場合痛みはないそうです(私の場合もありませんでした)。 (脱肛というのが広い意味での総称なのか、それとも微妙に違う病気なのか、私はよく解っていません。ちなみに、脱腸というのは全く別の病気のようです) ただ、痛みはないとは言え、なんとな

      • 三宅香帆・著『女の子の謎を解く』からの連想

        三宅香帆・著『女の子の謎を解く』それまで全く知らなかったのですが、ここ note で三宅香帆さんを見つけて読んでみて、物の見方が非常にフラットなことに感銘を受けました。それで初めて彼女の著書『女の子の謎を解く』を読んでみたのですが、こちらも非常にフラットで、しかも明晰な分析です。 いや、フラットな上に明晰というのは雑な表現であって、物事の奥深いところまでしっかり見据えているからこそそのフラットさが維持できている、というのが正しい表現だと思います。 雑駁な言い方をすると、こ

        • 皆さんがきれいだなと思う女優さんは誰ですか?

          美醜の基準人の容貌の美醜を大っぴらに論じるのは昨今ではあまり感心しないことだと思われています。しかし、その対象が芸能人だとしたらあまりとやかく言われることはないでしょう。やっぱり誰もが、美女やイケメンを見てうっとりしたいので、それは仕方のないことだと思います。 ただ、その美しい/美しくないの基準は人によってかなり違います。皆さん、そうは思いませんか? 例えば、僕と妻との間では、ある女優やタレントさんが美人かどうかを巡って時々意見が割れます。2人の間で全く正反対、なんてこと

          • こだわりと気づき ── GS から転じた名優たちに

            グループサウンズからの「転向」随分と古い話ですが、1967年から 1968年ごろをピークに、海外でビートルズらのバンドがヒットを飛ばし始めたことに影響を受けて、日本でもグループサウンズ(GS)という名のバンドブームが隆盛を極めました。たくさんのバンドが出て、たくさんの歌手やプレイヤが注目されました。 僕も小学生ながら結構熱中していました。カッコいいと思いました。 しかし、ブームというものはいずれ終わるものであり、あれほどファンを熱狂させた GSブームもほんの 2~3年の短

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          • 仕事のモットー──僕はこんなことを考えながら働いてきました
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            スマホのアプリだったら一度閉じても前回の設定を引き継ぐのに、PC で note を開くと必ず「すべて」になる。それが嫌で、ブックマークの URL を note.com/following に書き換えた。僕は「すべて」じゃなくて「フォロー中」を見たいのだ。

            Microsoft と Netflix と昭和のテレビ

            番組説明ページ退職してから Netflix をわりと観るようになったのですが、Netflix ってスタッフやキャストを確認できる一覧のページがないんですよね。 いや、全くないわけではなくて、ちょっと深い階層に入って「詳細」を選ぶと少しだけ記述はあります。でも、(作品にもよるのですが)スタッフは監督だけ、出演者はほんの2~3人だけというケースが多くて、これでは却々参考になりません。 私としては脚本家と、できることなら撮影監督の名前も知りたいし、出演者はできればまとまった台詞

            I Don’t Set Quotas for Myself

            People think I am the type of person who doesn’t stop something easily once he starts doing it. Well, it might be true; Maybe, I'm a persistent person. Then what's the secret to making it last? I think it is to not set quotas or obligation

            ChatGPT は善か悪か?

            ここのところずっと ChatGPT がもたらす光と影みたいなことが議論されている。僕は AI に詳しいわけでも何でもないけれど、自分の経験に照らしてちょっと思うところを書いてみようと思う。 僕は大阪の放送局に務めていた。本人の希望に反して入社から2年間は大阪の本社のテレビ営業セクションに、そして、その後 11年間は東京支社のテレビ営業セクションにいた(と言うか、いさせられた)。 入社 14年目に漸く本社のテレビ編成部に転勤したのだが、新しい部に着任してからすぐのときに、同

            「胃が痛い」と「お腹が痛い」を英語で言うと?

            英語の勉強をしていて気がつきました。英語ではなんでもかんでも stomachache と言うんですね。 日本語では「胃が痛い」と「お腹が痛い」は全くの別物です。胃が痛いのは(ストレス性のものも含めて)胃炎だったり、胃酸過多だったり、胃潰瘍だったりします。それに対してお腹が痛いと言った場合は腸のほうで、大抵はお腹を壊しているということです。 めちゃくちゃ大雑把に言うと、お腹が痛い場合はトイレに行ったら治まる可能性がありますが、胃が痛い場合はその可能性がないということです。

            僕が死んだらこれらの CD は…

            当たり前ですが、僕も若い頃は自分の死なんてまるで考えたこともありませんでした。それがこの年になって、高橋幸宏が、岡田徹が、そして坂本龍一が亡くなったと聞くと、自分は彼らよりは少し年下だけれど一体いつ死ぬのかな、などと考えてしまいます。 人は死ぬものだから、いつの日か自分が死ぬのは(怖いか怖くないかはともかくとして)仕方のないことだと思っています。ただ、自分が死んだら自分が残したものはどうなるのかなと考えると心残りはやっぱりあるんですよね。 たとえば僕が自分のホームページや

            弱くなったと言われる若い世代に

            最近の若者たちは弱くなったとよく言われます。僕自身ももう10年以上前から部下の新入社員や若手社員たちがほんのちょっとしたことでポキっと折れてしまいそうな感じなのを見て、大変驚くと同時に、彼らを一体どうすれば良いのだろうと悩んできました。 そして結局、悩んでいるうちに定年退職を迎え、解決策も見いだせないままになってしまいました。 自分たちの若かったころを思い出すと、どうしてそんなに傷つきやすく、どうしてそんなに揉めごとを嫌い、どうしてそんなに戦わないのかが不思議でならないの

            読書という競技について

            他人が書いた書評を読んでいると、「えっ、そんな感じ方をする人がいるのか」と驚くことがあります。 いや、僕の理解が正しいのであってその人の読み方がとんでもなく勘違いな読み方だなどと言いたいのではありません。良いとか悪いとか言う以前に、まず自分と他人の違いに純粋に驚くわけです。 たとえば先日、上田岳弘の『引力の欠落』を読みました。芥川賞作家とは言え、ベストセラーでもなんでもなく、割とマイナーな作品なので、これを例として取り上げても共感していただくのは難しいかもしれませんが、一

            “Ishin-denshin” Is Just Like Winning the Lottery

            I had been married for several years when I read an article in which someone wrote that if you see a couple eating in silence, they must be a married couple. I totally agreed with this point. But I’m not sure if I was thinking the same thi

            あなたが泣いた映画は何ですか?

            もう随分昔になるが、親しい仲間との宴席で、「それぞれが泣いた映画を披露し合う」という企画をやったことがあって、結構盛り上がった。いや、盛り上がったのは僕の時だけかもしれない。 というのは、僕だけがなんか毛色の違う作品を挙げたからだ(笑) 僕は「泣ける映画」みたいな宣伝をする映画が大っ嫌いで、そういう宣伝文句を聞くだけでもう観る気が失せてしまうタイプである。どんな映画を観ていても、映画の作り手が泣かせようとする素振り(わざとらしい台詞や無理やりな進行、大仰なBGMなど)が見て

            その洋画の邦題、それでいいですか?

            そのタイトル長くない?『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観ました。で、映画自体は大変面白かったのですが、そのタイトルはちょっとないんじゃない?と思いました。 もちろん映画の邦題というものは、どういうタイトルにしたらその映画が当たるかを考えて付けるものだから、そういう観点からはこの邦題が良いと判断したのかもしれません。でも、だからと言ってふさわしい邦題を一から考える努力を放棄しないでほしいなと思うのです。 こういう傾向は 20年以上前からあって、当時自

            映画評を書く時に何故カメラワークに触れないのですか?

            こんなタイトルにするとなんか挑発的かつ高圧的で我ながら嫌な感じ(笑)なんですが、まあそのほうが読んでくれるかなと思ってそうしました。お許しください。 でも、僕が言いたいのは「映画について書く時にカメラワークに触れないなんて失格だ」みたいな偉そうなことではなくて、「もし映画を観るときに今そういうことに目が行っていないのであれば、その辺りに注目すると映画がもっともっと面白くなると思いますよ」ということです。 僕はもう何年も前から、自分が観た映画の評を自分のブログなどに書いてお