八雲 辰毘古@なろう物書き

『小説家になろう』などで小説を発表してます。そろそろ復活します

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『小説家になろう』などで小説を発表してます。そろそろ復活します

マガジン

  • 週末の立ち読み

    金曜日によく掲載する。主観的なブックレビュー。人文学やサイエンス、SF小説などが多い。時折有料エリアが発生しますが、これはその時思い浮かんだ思考やアイディアをまとめるものです。できれば購入者は他所で吹聴しないでくれると嬉しいです。

  • 世界の裏側を「掻く」〜異世界風土記企画「祝」の宣伝

    2020年に開催されたイセカイフドキ(@fudokift)さんの競作企画「祝(いわい)」の宣伝と、参加作品への寿ぎを記すためのマガジン。手触り感のあるユニークなWebファンタジー小説をお求めの方はぜひご覧ください。

最近の記事

23.08.08 「経験がある」ってどんなことだろう? 〜何気ない言葉を掘り下げて考える〜

 こんばんは。八雲 辰毘古です。  テキストではご無沙汰かもしれません。しばらく小説以外の活動をカットしていたので更新頻度がイマイチ安定できていませんでした。申し訳ありません。  今回も引き続き「身近な何気ない言葉を深く考えてみる」のテーマで、やってみようと思ってます。 ■導入.「経験豊か」ってどういうことなんすか。 別に下ネタのつもりはない。職場でまれに「ベテランです」だとか、「彼は職務経験豊かだからね」と言われて入ってくるとき、不思議とある安心感はなんなんだろう。

    • 【小説】いつか彼女に食べさせたいレシピ集 〜①一杯の味噌汁〜

       いつぞや別れた元カノが、唐突にヨリを戻そうと自宅に襲来してきたのは二〇二〇年六月のことである。  世間はまさにウイルスで大パニックに陥っていた。不要不急の外出は控えてください、と言われてる圧が強いそんな中、あいつは堂々とやってきたのだった。 「ねえ、泊めてよ」  最初は新手のピンポンダッシュかと思った。しかしだとしたら、インターフォンで捕まっている時点でゲームオーバーだった。 「なに? なんだって?」 「泊・め・て、て言ったの!」 「いやなんで」 「と・に・か・く!」

      • 今週分の投稿も一旦休ませてください。作者体調不良。。。

        • 23.07.18 「自分」に成り変わる言葉たち

           こんばんは。八雲 辰毘古です。  先週末やや喉風邪をこしらえてしまったらしく、喋るのが大変です。別に表現活動で声出しをする機会はないんですが……  今回は自己紹介をめぐる、ある気付きと考えを提供します。  自己紹介そのものはしません。悪しからず。 導入.紹介するほどの「自己」とはなんなのか 自己紹介は苦手である。  なにせ、何を言えばいいのかわからない。好きなもの? 趣味? そんなことを言って何になるんだろう。  ぼくはぼくだ。しかしそう言ってみたところで、結局説明

        23.08.08 「経験がある」ってどんなことだろう? 〜何気ない言葉を掘り下げて考える〜

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          4本

        記事

          すみません。今日投稿予定の話ですが、明日の20時ごろ投稿します。

          すみません。今日投稿予定の話ですが、明日の20時ごろ投稿します。

          23.7.11 思考のショートカットキーを分解する

           こんばんは。八雲 辰毘古です。  前回、すぐ書くはずだった一気に書いたエッセイがエディタ保存に失敗して消えてしまいました。。。  ので、一週間遅れての更新となりましたが記事の投稿を進めていきたいと思います。  このnoteでは、文章を書くことが好きなアマチュア物書きが日々の生活や読書、創作活動の延長で気づいたこと、考えたことを発信します。最近書いてる小説の告知も末尾にくっ付いてますので、ぜひご覧ください。  感想などもいただけるとうれしいです。  それでは、次から今回

          23.7.11 思考のショートカットキーを分解する

          やらかしました。書いてた記事がアプリの再起動で保存されずに消えました。ありがとう今日の自分。さよなら。

          やらかしました。書いてた記事がアプリの再起動で保存されずに消えました。ありがとう今日の自分。さよなら。

          note再開のご報告

           ご無沙汰しております。八雲 辰毘古です。  前回記事を見たらハニワットの特集記事ということで慄いております。もう2年ほど放置していたんですねえ。  決して何もしてなかったわけではなく、創作方面で黙々と、Twitterではギャーギャー騒ぎながらものを書いてました。  そのTwitterなんですが、こないだ大規模なメンテが入って相互フォローの方と連絡取れなくなっちゃったんですよね。いまもAPIの制限があるらしく、いまのところそんなにトラブルないですが、今後の発信活動を考えた

          最新作のお知らせです。更新しました。『ヘタレ剣道一本勝負』。男子校剣道部の汗臭い青春物語です。 ▼URL https://ncode.syosetu.com/n6948hd/

          最新作のお知らせです。更新しました。『ヘタレ剣道一本勝負』。男子校剣道部の汗臭い青春物語です。 ▼URL https://ncode.syosetu.com/n6948hd/

          Twitterが不便になったので、note再起動します。 こちらは思考の清書というか、読書ブログというか、雑感のようなものをアップしてます。よしなに。

          Twitterが不便になったので、note再起動します。 こちらは思考の清書というか、読書ブログというか、雑感のようなものをアップしてます。よしなに。

          21.08.31 緊急! 『古代戦士ハニワット』で昂る情熱を鎮めたまえ! 打ち切りを阻止せよ!

           こんばんは。八雲 辰毘古です。ふだんは『小説家になろう』や『カクヨム』でWeb小説を書いてるアマチュア物書きであります。  ご無沙汰しております。ここんところ小説以外で物を書くのができておらず、noteの方はすっかり離れてしまってました。しかしいま、その経緯を説明するよりも前に、この場で書かねばならんことがあります。  タイトル通りです。物凄い作品がいま、打ち切りの危機にあります。  いまからぼくはその作品の魅力をこれでもかと言うぐらいに語ります。そしてその魅力に「お

          21.08.31 緊急! 『古代戦士ハニワット』で昂る情熱を鎮めたまえ! 打ち切りを阻止せよ!

          21.02.26 【週末の立ち読み・続 #3】さわる、ふれる、把握する──ジャン・ブラン『手と精神』中村文郎訳(法政大学出版局)を読む

           手は人間らしい器官である──という命題は、別に手フェチでなくても、表現にこだわりを持つ人だったら、いつのまにか辿り着くことなのかもしれない。  僕たちはよく、物事をよくわかったと思うとき、「手に取るように」わかると言い、状況ですら「把握する」ことができる。仕事をするときは「手を動かす」し、行動の速さを指して、「先手」だ「後手」だと言う。生活手段という意味の「活計(たつき)」ということばは、「手付き」のことである……などなど、僕たちは、その常套句の中にさえ、手の影響下にあるざ

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          21.02.26 【週末の立ち読み・続 #3】さわる、ふれる、把…

          21.02.05 【週末の立ち読み・続 #2】古代から連綿と続く権力者のイメージ戦略 〜ホルスト・ブレーデカンプ『泳ぐ権力者 カール大帝と形象政治』原研二・訳(産業図書)を読む〜

           毛沢東はよく泳いだ。ムッソリーニも泳いだ。最近だとプーチンも極寒の沐浴を発表している。  政治家が遊泳・沐浴のパフォーマンスを披露するのは、何も自分の体力をアピールしたいからだけではない。こういう風習は、ヨーロッパでもフリードリッヒ・バルバロッサやカール大帝、そしてアウグストゥスも実践していた。いわゆるこれは形象政治なのである。 (※本文は筆者:八雲 辰毘古の個人的理解に基づいたものです。学術的な正確さにおいては担保できかねる部分があり、かつ個人的な推測・妄想を交えた内容

          21.02.05 【週末の立ち読み・続 #2】古代から連綿と続く権力者のイメージ戦略 〜ホルスト・ブレーデカンプ『泳ぐ権力者 カール大帝と形象政治』原研二・訳(産業図書)を読む〜

          21.01.25 和製エンタメの本質ってなんだろうと仮説を立ててみた。

           こんばんは。八雲辰毘古です。ふだんは『小説家になろう』で創作しているアマチュア創作者でございます。  先週は全然投稿できてませんでしたね。すみませんでした。週末に掛けてグッと体調不良になっており、思考停止しっぱなしでした。  あんまりサボっていると癖になってしまうので、今回はサクッと書いてしまおうと思います。  今回は「和製のエンターテイメントの本質ってなんだろう?」という仮説レベルのお話を書いてみます。  ここであえて「和製」と書いているのは、検証の範囲が国産の小説

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          21.01.25 和製エンタメの本質ってなんだろうと仮説を立て…

          21.01.15 異世界構築の思想性 〜なぜ異世界をつくるのかを考える(※註釈部分は有料エリアにて)〜

           こんばんは。八雲 辰毘古です。ふだんは『小説家になろう』で創作しているアマチュア創作者でございます。  『なろう』側では小説などエンターテイメントを提供しておりますが、こちらではその過程で得た知識や発見を提供するエントリを、週3回(月・水・金)、17:00〜20:00の間で投稿しております。  今回はファンタジーというジャンルを楽しむにあたって、必ずと言って良いほど登場する「異世界」という概念──この異世界の構築がなぜファンタジー作品において重要なのかについて、思考の素材

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          21.01.15 異世界構築の思想性 〜なぜ異世界をつくるのか…

          21.01.08 【週末の立ち読み・続 #1】僕らは何から距離を取るべきなのだろうか? 〜カルロ・ギンズブルグ『ピノッキオの眼 距離についての九つの省察』竹山博英訳(せりか書房)を読む(※有料エリアあり)〜

           こんばんは。八雲 辰毘古です。ふだんは『小説家になろう』で創作しているアマチュア創作者でございます。  『なろう』側では小説などエンターテイメントを提供しておりますが、こちらではその過程で得た知識や発見を提供するエントリを、週3回(月・水・金)、17:00〜20:00の間で投稿しております。  今回は、ひさびさの【週末の立ち読み】企画です。この企画は僕が読んだ本を一冊を紹介し、その内容を個人の解釈で要約し、個人的な感想を続けて記述するというものです。正確な記述・内容が気に

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          21.01.08 【週末の立ち読み・続 #1】僕らは何から距離を取…