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2023日記

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2023年3月の記事一覧

3/08 便秘薬、種類

今日は便秘治療薬について教わった。
便秘治療薬は大きく非刺激性下剤と刺激性下剤に分けられる。
非刺激性下剤は酸化マグネシウムなど腸内の浸透圧を高めることで腸管内に水分が移動することにより便が柔らかくなる塩類下剤、カルメロースなど水や超下院愛の水分を吸収することで便を大きくし、帳に物理的な刺激を与えることで排便を促す膨張性下剤、DSSなど界面活性作用により便の表面張力を低下させて便中に水分を浸透させ

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3/07 オピオイドローテーション

今日は昨日に引き続き麻薬について教わった。
以前の末期の癌で当初オピオイド鎮痛薬であるオキシコドン徐放錠が50 mg/day処方されていた患者がいた。この患者は病態が悪化するにつれ錠剤を飲むことが困難になり、テープ剤 (フェントステープ)への変更が検討された。オピオイドを変更する際は、力価表から同じ効果を得るための投与量を判断することが出来る。今回の場合オキシコドン徐放錠 50 mg/dayであっ

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3/03 投薬制限

今日は投薬期間制限のある薬について教えていただいた。
投与制限は原則として新医薬品、向精神薬、麻薬のみに設けられている。新薬品については販売開始後1年間は14日を限度として処方される。向精神薬及び麻薬も同様に14日を限度としている。
また、特殊な事情がある場合に限り30日まで処方することが認められている。この特殊な事情には、海外旅行、年末年始、ゴールデンウィークが該当しこれ以外は認められない。

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3/02 睡眠薬

今日の患者で、寝る前にトリアゾラム、トフラニール、ジアゼパムが処方された患者がいた。そのため、今日は睡眠薬について教わった。睡眠薬は主に5つのタイプに分けられる。1つ目はベンゾジアゼピン系である、効果が強いためよく効くが、転倒などの副作用が起こりやすいため注意が必要(デパスなど)、2つ目は、非ベンゾジアゼピン系である、こちらはベンゾジアゼピン系に比べて副作用が少ないため使用しやすいことが特徴である

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3/01ベンゾジアゼピン

今日来られた患者でベンゾジアゼピン系抗不安薬であるメイラックスを処方されていた方がいたので、今日はベンゾジアゼピン系抗不安薬について教わった。
ベンゾジアゼピン系薬はベンゾジアゼピン受容体に結合しGABA受容体を活性化することで、薬効を示す。このGABA受容体には5つのタイプがある。それぞれが活性化することによる作用はタイプ1が鎮静作用、タイプ2が抗不安・筋弛緩作用、タイプ3、5も筋弛緩作用、タイ

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2/28 スタチン

今日は高コレステロールの患者に使用する薬について教わった。
主に使用される薬はHMG-CoA還元酵素阻害薬 (スタチン薬)、小腸コレステロールトランスポーター (NPC1L1) 阻害薬エゼチミブである。スタチン薬には強さに応じて、スタンダードスタチンとストロングスタチンに分けることができ、前者はプラバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチンが当てはまり、後者にはアトルバスタチン、ピタバスタチン、ロ

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2/27 降圧剤

今日は高血圧治療薬について教わった。まず、高血圧治療薬の第一選択薬はカルシウム拮抗薬、βブロッカー、ARB、ACE阻害薬、利尿薬であり、この中から個々の患者さんに合わせて選択する。特に頻繁に使用されるのはカルシウム拮抗薬であり、その中でも半減期が長いアムロジピンが最も頻繁に使われている。実際自分が見る処方箋の中でもアムロジピンは、よく処方されていた。βブロッカーの中ではα1、β1、β2受容体遮断薬

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2/22 2日目

今日は実際に来られた患者、一人一人に対して処方された薬や、聞き取った服薬状況に応じて、追加で聞くべきこと、服薬指導の内容が異なることを教えて頂き、比較的簡単な処方内容の患者さんに対して服薬指導を行った。
今日来られた患者さんの中から3例挙げる。1例目は午前中に来られた患者さんで朝薬が既に切れてしまっていて飲めなかった患者さんがいた。処方薬を確認した所。骨粗鬆症の薬が処方されていたため、帰宅後直ぐに

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2/24 慣れ

今日も、服薬指導の場を隣で見せて頂きながら、実際にどんな業務を行っているか見せて頂いた。1人目の患者さんは、処方箋ではDo
処方であったが、医師から薬が追加されると聞いたと訴えがあったため、医師に確認を行った所、患者本人が嫌がったため追加無しとの事だった。処方箋上では問題がない場合でも、患者さんの訴えがあった場合はそのままにせずに医師に確認する必要があることを学んだ。
2人目の患者さんは、残薬があ

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2/20 初日

今日は薬歴カルテの書き方について学び、実際に書かせて頂いた。
まず、薬歴カルテに書く事項について、服薬コンプライアンス、症状の変化の有無、他科・他院受診、併用薬の有無、お薬手帳の有無があることを学んだ。服薬コンプライアンスは、患者さんから聞くべき事として、ちょうど飲み終わったか、残っているか、無くなってしまって現在飲めていないかなどを聞く必要がある事を学んだ。
この時、今日の朝飲めましたか?などと

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