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#母
【エッセイ】 誰かの声がした
私は、新型ウィルス騒ぎが始まった頃、母を亡くしてしまうのかと思う経験をした。兄から、知らせがあった。
母が熱を出し、危篤のような状態になっていると。わけのわからないことを口走り、死んだ誰彼の名前を出し、聞いたこともないような、昔の話をしていると。そうでないときは、ただ、眠っている。見つけた時は、母の部屋はめちゃくちゃで、ベッドから落ち、そのままシーツの山の中で、それこそ、死んだように眠っていた。
【エッセイ】 書くことを、だいじょうぶなことにしてくれて、ありがとう
スキをありがとう。
読んでくれただけでうれしい。それはほんと。
ずっと前に書いた詩。ちょっと前に書いた詩。今書いた詩。
人に読んでもらうのが、こんなにうれしくなることだなんて。
* * *
私は読み書きだけは早熟で、4才でノートにお話を書いていた。さるとおひめさま、だとか、たわいもない話で、さし絵やマンガもかいた。両親は、とりたてて、早熟な私をほめそやすことはなく、逆に、