この英語聴き取れますか？⑯：メぃカネナミ＆ワォ二モナぅサぃド
このブログでは、カタカナ母音を使って発音記号を「カタカナで見える化」し、英語を紹介しています。カタカナ母音は、身近なカタカナ表記なので直観的、また英語の音を「見る」という新感覚が刺激になり、曖昧だった音の整理が進むことで印象に残りやすく、記憶定着も促進されます。
ということで、今日はニック先生の動画を紹介しながら、よくある脱落や連結の型についてカタカナ母音で解説していきたいと思います。ニック先生の動画はとてもわかりやすくて、実際ネイティブがどう発音するか解説されているので、とてもありがたい動画です。それでは見ていきましょう。
ではさっそく聴いてみましょう。なんと言っているか聴き取れますか。
（0:35～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
正解は[ We don't want to make an enemy of him. We're going to want him on our side ]でした。聴き取れましたか。「私たちは彼を敵にしたくない。味方にしておきたい」という意味です。今回はアメリカのテレビドラマ『LOST』のワンシーンから会話例が紹介されています。
ドラマで実際に話されている英語は本当に速くて聞き取りが難しいですね。これまでの回で紹介してきた音の脱落や連結などがたくさん使われていましたので、カタカナ母音で確かめて聴き取れるようになりましょう。
We don't want to make an enemy of him.
フレーズ：make an enemy of ～で、「～を敵にする［回す］」
発音：want toはwannaに短縮、make an enemy of himは子音・母音が滑らかに連結、himのhは脱落しています。
（4:55～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
We're going to want him on our side
フレーズ：want ～ on our sideは「～を我々側にしておきたい」つまり「味方にしておきたい」
発音：going toはgonnaに短縮、wantのtが脱落、himのhも脱落、want him ourは子音・母音が滑らかに連結、ourの3音目は弱形または省略。
we areの短縮We'reはweərです。辞書ではよく/ wiər /と紹介されていますが、強調が置かれていない場合、where同様/ weər /でOK（地域によっては/ wər /だけの場合も）。
（9:55～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
それでは全部合わせて練習してみましょう。
We don't want to make an enemy of him. We're going to want him on our side.
（10:14～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
では最後に今日のフレーズが使われている動画を見てみましょう。聴き取れるかトライしてみてください。
まずは、make an enemy of ～です。動画では[ ...I would say to you artists, envy will eat you alive. You must make an enemy of envy. ]と言っています。（eat you alive：食い物にする envy：ねたみ）
Jerry Saltz - Clarice Smith Distinguished Lecture Series - Smithsonian American Art Museum
（55:42～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
続いてon our sideです。動画では、[...But God over and over and over again, through His word, wants to encourage us and inspire us to recognize the fact He loves us and cares about us, and He's on our side. ]
BT Daily: Worried About Your Salvation? - Part 3
（0:05～、再生ボタンを押せばすぐ始まります）
いかがだったでしょうか。ある程度型で覚えていけば、音がつながっていたり脱落していてもリスニングはかなり楽になると思います。発音記号では覚えられないし、カタカナで書くと細かな音の違いが曖昧になり、結局音が再現できないという人は、カタカナ母音で直観的に覚えていくことをおススメします。
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