暮らしぶりを探りに自宅訪問【#31マッチングサイトリポート】
週末にQPさんのお宅に行ってきました。
↑こちらの続きです。
彼の家とわたしの家は125kmほど離れています。車では約一時間半のドライブですが、これまで何度か彼のほうがわたしに会いに来ていました。わたしが運転が得意ではないのに対して彼は運転はまったく気にならないといいます。
彼はすでにわたしがどんな家でどんなふうに暮らしているかを知っていますが、わたしのほうは彼の暮らしぶりを知らないままなので、偵察を兼ねて行ってみることにしました。
QPさんはたいへん礼儀正しく誠実な人ですから、夫しか男性と付き合ったことないわたしに対して、かなりの気遣いをみせてくれます。
3度目のデートで公園で待ち合わせしたとき、さり気なく手を繋いできたのでわたしは戸惑いました。
「61歳だけど、夫以外で男性と手を繋いだの初めてなの」
と言ったら、苦笑いしながら彼は驚きました。
以来「気安いアタッチメントはヤバい」と思ったのかどうかは知りませんが、「自然に仲良くなれるまで気をつけます。ボクが気に入っているからといってあなたが心地よくないことは慎むべきですから」とにっこり。
「61歳同士がまるで16歳のようだ」と爆笑しながらも、わたしが果てしなくデートに慣れていないことを尊重してくれています。
「心からボクを信頼してくれるまで軽率な行動はとらないので安心してください」と笑いながら今のところはしっかりお友達の距離を保って接してくれるところに好感を持っています。
QPさん、チャットやデートを通じて、わたしと過ごす時間がとても気に入っているのでたとえこの先、男女関係が成立しなくてもずっと友達でいたいからそれを妨げるような行動は慎めと自分に言い聞かせているそうです。😆
たんなる偶然のマッチとはいえ、彼にとっては初めての日本人の女友達で、どんな話題も彼にとっては新鮮でおもしろいのでしょう。新しい世界に出会えたような気持ちで、わたしとのコミュニケーションを楽しんでいるから、このフレンドシップをずっとたいせつにしたいのだそうです。
そんなわけで、会ったときには挨拶のハグぐらいはするけど、とても紳士的で真摯な対応の中でデートできているので、これなら男性一人暮らしのQPさんのお宅を訪ねても安心だと思えたのです。
彼は離婚のときに、元妻と息子に家を残し彼が家を出ました。離婚直後はしばらく、所持しているキャンパーに住んでいました。相棒犬のルナといっしょに住めるアパートや賃貸住宅を探しても良い物件が見つからなかったそうです。
そんな中で敷地面積2500坪ほどの広大な土地に建つ、最近までは一人暮らしの老婆が住んでいた小さな家が売りに出ているのを見つけ、職場から近いこともあり即決購入したそうです。
家を見れば彼のライフスタイルがかなりわかるはずです。
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」なんて言葉がありますが、蛆をわかせるような人はごめんですから、どんな感じか興味津々でした。
さて、足を踏み入れるとめちゃキレイでした。家は小さくて古いけど、きちんと整理整頓されていました。家を買ったときにはかなりボロ屋だったので、コツコツとDIYで修理してここまで来たと説明してくれました。
清潔でホームデコレーションにも気を配り、男性ひとり暮らしとは思えないほどセンスよく整っていました。もっとも、わたしが訪ねることがわかっていたので、「ちょっと頑張って掃除したよ」と笑っていましたが、「だらしがない人」ではなさそうです。
わたしが異常にキレイ好きってわけではありませんが、個人的にあまりにだらしなくて汚い人は避けたい。いくらイケメンでも、汚部屋で平気という人は絶対に嫌。実をいうと、そこ知りたくての訪問だったのですがQPさん合格でした。😁
そして、彼のたいせつな相棒メス犬のルナちゃんにも会いたかった。ルナは何年か前に路上でさ迷っていたところをQPさんに発見され拾われました。飼い主を探しても見つからなかったので彼がお迎えした保護犬です。ピットブル系の血を引くミックス犬ですが、真っ黒なお顔がかなりイカツイので、わたしには怖いおっさん犬に見えます。見かけのイカツさに反して、とっても人懐っこいルナちゃんともすっかり仲良しになれました。
家の中を案内してもらい、リビングルームで音楽聴きながら、2時間ほどおしゃべりして過ごしました。行きの道中では、高速道路の途中にある巨大な橋を渡るのがとても怖かったことを話したら、橋を通らずに帰る方法があるからと、その道を教えてくれました。
そのうちに、「ちょっとわかりにくいところもあるから、一本道になるところまで、先導して送っていきます」と言い出して、125km のうちの三分の一ぐらいの距離のところまで、送ってくれました。
誠実、まじめ、やさしい、礼儀正しい、きれい好き、人を尊重できる、動物好き、思いやりがある、静か、正直、減点するところがまったくみつからないQPさんです。
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