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#1北欧への旅/行っちゃおう!!でスウェーデン&デンマーク

人生初!!女友だちとのふたり旅、スウェーデンとデンマークを堪能して帰ってきました。

この旅をすることになったきっかけは、ただの“はずみ”ってやつです。

友人Mさんとラインチャットしていたときのことです。たまたま、デンマーク・コペンハーゲンに住むわたしたち共通の知り合いと日本で会ったよと話してくれました。

デンマークといえば、幸福度が高く、生産性も世界トップレベルの国として知られています。性差別もなく、医療、教育も大学まで無料という福祉国家です。政治家への信頼度も高く、透明性の高い国というのがわたしの持つイメージです。

今の日本とはけっこう対極といえます。

以前から、どんな国か実際に行ってみたいと思っていました。デンマークのロラン島には会いたい人がいます。

わたしは、メディアに関わる仕事をしている海外在住の日本人が集まるウェブ上の親睦組織を長年運営してきました。なので、世界じゅうのライター、ジャーナリスト、フォトグラファーやメディアコーディネーターとして活躍している日本人と繋がっています。

2011年の福島の原発事故にたいへん衝撃を受けたわたしは、その翌年に発行されたデンマーク、ロラン島在住のニールセン・朋子さんの書かれた本を読んでいました。

かつて原発建設予定地だった地域の住民が力を合わせて、まさに住民パワーで風力発電中心の100%再生可能エネルギーへ完全シフトに成功した一部始終が書かれた本です。

国民がどうありたいかと自分たちで考えて、実行して新しい地域の形を生み出していく姿勢に、福島の原発事故直後の日本もこれをお手本にすればなんとかなると思ったものです。

巨額の財政赤字と高い失業率に苦しんでいた自治体でも、住民が真剣に考え、理想に向けて取り組めばこんなふうに変われるのだと希望を感じました。同時にデンマークならでは教育や民主主義的な考え方にも惹かれました。

残念ながら、あんなめにあった日本は、ロラン島のようにはならずそれどころか凝りもせず……😱😱😱な状況です。

そんな本を読んでいたこともあり、デンマークの人々の民度の高さ、国家の有り様を政府任せにせず、きちんと見張り、国民が望む環境を築いていく努力を惜しまないデンマークを感じることは、わたしのバケットリストのひとつでした。

Mさんとラインで雑談しながら、「デンマークのロラン島にいつか行ってみたいと思っていたの」って話から、じゃあ行っちゃおうかって展開になりました。Mさんも世界を何十カ国も訪れている旅好きです。

アラ還族にとって、したいことや行きたいところに行くことの先延ばしは、得策ではありません。特に海外旅行は体力勝負ですから、Sooner the better!! 足腰がじょうぶなうちじゃないと、あとで後悔することになります。

そんなわけで、ふたりで行くと決心したのは今年の3月ごろでした。

わたしがこんなふうに自分勝手に決められるのも、没イチの身になったからこそ。もし夫が生きていたなら、女友だちとのふたり旅を勝手に決めるなんてあり得ないことだったと思います。

忙しいMさんのスケジュールに合わせて7月終わりから8月はじめにかけてで調整し、わたしはミシガンから、Mさんは日本から。コペンハーゲンで待ち合わせて、デンマークのお隣スウェーデンにも行くという計画をたてました。

・デトロイトからアムステルダム経由でコペンハーゲン
・列車でコペンハーゲンからストックホルムへ
・列車でストックホルムからエステルスンドに
・飛行機でエステルスンドからコペンハーゲン、列車に乗り換えロラン島へ
・列車でロラン島から再びコペンハーゲンに
・飛行機でコペンハーゲンからデトロイトに

こんな感じのプランでした。
記憶が薄れないうちに、数回にわけてさくっと記しておくことにします。

忘れてはいけません。
人生を編むのは自分です。

次につづく



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