“いちゃいちゃ”した思い出ありますか?/宮台真司さんの恋愛についての話題から
たまたま飛び込んできたラジオでの宮台真司先生のお話がおもしろかった。
宮台先生といえば、辛辣な発言が多い社会学者です。
人間のクズ化などという厳しい言葉をぶっ放してしまうので好まれない方もいると思われます。言葉の過激さもあるからか、昨年暮れ都立大学のキャンパス内で面識のない男性に襲撃されて大怪我をされましたよね。
宮台先生もアラ還世代、同世代だからこそさまざまなご発言には頷けることが多く、おもしろい視点で語られるので興味深く彼の言葉を聞いています。
おもしろかったのはこちらの放送です。
要約すると
いちゃいちゃ体験がないから、いちゃいちゃの感覚もわからない!!
せっかく若いのにいちゃいちゃ体験がないとはびっくりしますが、日本の20代の男性の4割はデートの経験もないというデータについ先日驚いたばかりですから、なるほどです。
放送聴きながら、はるか昔の自分の“いちゃいちゃ体験”がよみがえってきました。
わたしが夫と出会ったのは16歳のとき、特別に告ることもない時代。お互いに惹かれあい、だんだんデートするようになりました。名古屋の森林公園でデートしたときにどちらともなくキスに移行しても終わりたくなくて2時間ほどキスをし続けたら双方の唇が腫れてしまったという、いちゃいちゃな思い出があります!😆
恋愛中は常にいちゃいちゃしていたし、いちゃいちゃしたいから会いたくもなりました。理屈ではなくそれが恋愛感情というものでしょう。誰にも止められないのです。
結婚してからは、忙しすぎたり精神的ゆとりがなくていちゃいちゃどころではない時期はもちろんありましたが、最期までいちゃいちゃもできる夫婦でいられたのは、若かりし頃のいちゃいちゃ感覚を共有し続けていたからだと思います。
昨日、広末涼子さんのW不倫問題が駆け巡りましたが、夫婦の間に隙間風が吹いているところに、心身共に全身全霊で受け止め合えて、いちゃいちゃできる人が現れシンクロしてしまった!ってことなのでしょう。いけないことはわかっていても、人間の心はときに弱い。(魔が差しちゃったね)
(不倫の是非はともかく、他人の恋愛はほっといてあげて!)
話はいちゃいちゃでした。
夫がいなくなりお互いの体温を感じられる関係を失ったことへのさびしさは堪えました。
寒いときに湯たんぽの代わりになる人が隣にいない。
疲れているときに抱きついてもいい人がいない。
落ち込んだときにハグできる相手がいない。
何でもなくても、いちゃついてもいい人がいない。
それまで居てあたりまえであり、夫を失うまで思ってもみなかったことでした。
そんなぬくもりを求める気持ちがある一方、セカンドライフのパートナーを探しているときは、アラ還没イチにかつてあったような恋愛感情が再びわくのだろうか?と心配でした。
QPさんとチャットを始めたばかりのとき、思わず不安を言葉にしていました。
彼と旅に出る前には、いい人だとはわかっていましが、恋愛感情はまったくありませんでした。
宮台先生が、
「最近は告ることから始まり、恋愛関係になる前に契約することになるため、告る前にシンクロしていちゃいちゃな雰囲気になっていくことがなくなった」
とおっしゃいましたが、まさにわたしたちの場合は旅の間に、自然なカタチでシンクロして気付いたら、みごとにいちゃいちゃできる関係となり大好きになっているので、ひょっとするとこれは世代的なことも関係しているのかと思えてきました。
心配していたわたしの錆びついていたラブセンサーはちゃんと復活できたのです。
恋愛体験のない若者がどんどん増えて、恋愛感情のあり方も変異しているようです。デートも楽しくない、セックスも要らない、いちゃいちゃも知らない、ひとりが気楽、それが昨今の未婚化、レス化などに現れているのかもしれません。若い世代に、ちゃんと機能するラブセンサーが普及していないのだとすればほんとうに残念なことです。
恋愛は契約ではないので、まずは自分の中にある感情や肉体に敏感であること、それに正直に反応することのたいせつさを感じています。
魔が差さないためにも、たいせつな人との愛し愛されるためのセンサーは常にオンにしておきたいものです。
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