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ilo
売れないKindle作家の独り言17
歌詞は短い文章の中に物語りや、自分の想いを伝えている。
素晴らしいと想いました。
小田和正さんの「たしかなこと」の歌詞の意味を考えながら聴きました。
私は、歌が好きでカラオケに行くのですが、歌詞を以前はあまり考える事なく
歌っていたのですが、小説を書き出してからは、
注意深く歌詞を読む機会が増えました。
「たしかなこと」と言う題名であるのに、歌詞の中にその言葉は、
出てきません。
注意深く歌詞を読み込んで行くと、
この歌詞は、自分の寿命を悟った人が、恋人(妻)に宛てたメッセージ
ではないか!と想う様になりました。
冒頭の歌詞に「哀しみは絶えないから、小さな幸せに気づかないだろう」
と、あります。この悲しみとは何?
「時を越えて君を愛せるか、本当に君を守れるか」
と、あります。
時を越えるとは?何を意味するのでしょうか?
「忘れないでどんな時も、きっと側にいるから」
と、伝えています。
「きっと」と言う言葉は、普通なら「ずっうと」を使うのではないかな?
この「きっと側にいるから」に作者の想いを感じます。
「もう二度と此処へは戻れ無い、でもそれを哀しいと決して想わないで、
一番大切な事は、特別な事では無く、ありふれた日々の中で君を今の気持ちのままで、見つめている事」
と、綴られています。
「二度と此処へは戻れない」とは、単身で彼の地へ行くのでは無く、
永遠の別れを意味しているのでは?と思われます。
「でもそれ哀しいと決して想わないで」と恋人を勇気付けるかの様に伝えているいます。これも単に別れる言葉には想われません。
「一番大切事は、特別な事では無く、ありふれた日々の中で、
君を今の気持ちのままで見つめている事」
本当に重く深い言葉ですね。
そして最後にも
「どんな時も、きっと側にいるから」
と、再度、言われています。
「きっと側にいるから」この言葉は、あなたにはたとえ私が見えなくても、
側に居るんだよ!
と強く伝え、相手に対しての想いを感じます。
この歌詞の中に「たしかなこと」の言葉はありませんでした。
この、愛する人に対しての想いが、「たしかなこと」(真実)
である、と作者は言いたいのかも知れません。
本当に深い歌詞だと改めて感じました。
短い文章に想いを入れ、物語りを完成させる。
そして、それを音楽に載せて歌う。
素晴らしい事です。
私もその様な文章を書きたいものだ、とつくづく想いました。
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