やぶ (カレーを食べる人)

やぶです。 カレーとか食べるし、ゲームとかします。 noteでは主に、ショートショート…

やぶ (カレーを食べる人)

やぶです。 カレーとか食べるし、ゲームとかします。 noteでは主に、ショートショートを書いてることが多いです。

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自己紹介をゲームで語る

というタグがあるのをみつけた。 とはいえ、このタグ。 はじめて会う人に昔語りをされても、なんだか心をすり抜けてしまうだけだと思うのだよね。私だけかな? このタグで他の人が、それはもう私からみたら、ものすごい熱量と、それぞれの素敵な思い出補正で、ゲームをポエミーに語ってる。 しかしながら、そういう方々みたく、昔にプレイしたゲームの思い出をしみじみ語るつもりは、あんまりなかったりする。私はべつにその人たちと競争するわけでもないし。いいよね。 じゃあなんでこのタグ付けて書い

    • イービル・インサイド(PS4版)(原題:Evil Inside)をクリアしたのと、ホラーゲームに於ける演出のケレン味について

      PS4版のイービル・インサイド(原題 Evil Inside)を購入、トロコンしました。プレイ時間は1時間くらい。 今ならセールで定価1,279円が895円とお安い。私もそれがきっかけで買った次第。 さてこのゲームですが、ジャンルはホラーADV。 ポイント&クリックを中心した構成で、アクション要素はまったくなく、QTEの類もなし。 もっと忌憚なく言ってしまえば、ジャンルはP.T.クローンだ(果たしてその様なジャンルが本当に存在するかどうかは別にして) ★以下ネタバレ含み

      • 【小説】パートのおばさんに嘘をつかれる話

         スーパーの薄暗いバックヤードは、今日も少しほこりっぽい。  売れ線のスナック菓子の詰まった段ボール箱を、無造作にカートに積み上げる。売り場で減っている品を足す目的の品出しではあるが、健一がどの菓子を補充するかは、その時の気分次第であった。  店頭で欠品した品を補充する。それが健一の担当する品出し作業であったが、真面目にこなしていたのは、ほんの1週間程度。棚が空いてしまいそうな商品だけを、それこそぎりぎりのタイミングで補充しにいくことで、仕事を減らしていたのだ。  今の

        • Planet of the Eyes(PS4)をクリアしました

          2020年9月17日現在、PS STOREのセールで203円で叩き売られているPlanet of the Eyesを買ったので、さくっとクリアしてみました。 平素は1,080円のソフトらしいので、古いソフトとはいえ随分下げられている感じです。 内容はといえば、シンプルな2Dサイドスクロールアクションゲーム、といった感じでしょうか。雑に言ってしまえば、いわゆるLIMBOクローンです。 主人公のロボが出来ることも、オブジェクトの押し引きとジャンプということで、まあ最初のアイ

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          Ghost of Tsushimaをクリアしました

           少し前になりますけど、Ghost of Tsushimaをクリアしました。  意識的に収集要素も集めながらプレイしていたので、自然にトロフィーもコンプリートです。プラチナトロフィーは、これで45個目です。  開発元のサッカーパンチは、インファマスシリーズが有名。  私も一通りプレイ済みですので、どうしてもそれらと比べて意識してしまうわけです。  インファマスは何作か出ていますが、どれもストーリーの中で、手に入れた力を、善に使うか悪に使うかの選択を迫られます。その力を望

          Ghost of Tsushimaをクリアしました

          【小説】ワーケーションでモテる話

           人にはそれぞれ得手不得手というものがある。  例えば俺で言えば、子供の頃から注意力が散漫だとよく言われ、2つのことを同時に考えるのは、大人になった今でも、少し苦手だ。  その代わりといってはなんだが、ひとつの事柄への集中力は人並み以上だと自負していて、子供の頃は受験の時にもそれは役に立ったし、今している仕事でもその集中力はすこぶる役に立つ。  我社は健康グッズを売っている小さな会社であり、俺はそんな会社の営業部に所属している。入社してもう数年経つが、居心地の悪さを感じる

          【小説】ワーケーションでモテる話

          【小説】また乾杯しよう

          「だから中野ちゃんもたまには出ようよ」  いやいや。  私だって、全然外で飲み歩いてないわけじゃない。一緒に行くメンバーが嫌なのだ。大体いまどき、会社で呑み会っていうセンスがもう古い。自分の金と時間を払い出してまで、不特定多数の会社の人と仲良くなりたいって感覚は、最近の若い子には、もう殆ど無いのではなかろうか。  そもそも今どき、オフィスで女性にちゃん付けする人が平気でいるあたりが、もうこの会社はダメだ。  ────勿論。そんなことをこの零細企業で言い出しても、なにも

          【小説】また乾杯しよう

          【小説】冷凍餃子に手招きされた話

          「俺さ、冷凍餃子に手招きされたことがあるんだよ。」 中村先輩が、ここ数日バズったワードを使って、また妙なことを言い出した。 この先輩は、俺の職場の先輩であり、直属の上司だ。喋りがものすごく達者で、仕事中の半分は無駄話をしているんじゃないか、と思えるほどの途切れぬトークを得意としている。 ちなみに無駄話をしている以外の時間は、殆ど電話をしているので、つまり一日中、常に喋っている。 「あー、はいはい。手招きされたんですね。すごーい。」 先輩のボケに対しては、スルー対応が

          【小説】冷凍餃子に手招きされた話

          【小説】ある日、飼い猫が喋りだした

          冷夏だった今年の夏の勢いそのままに、今年の冬は例年より冷える気がする。 私の腕の中では、ダウンジャケットを着た娘の紗季が、よく眠っている。二人で繰り出した冬のグレーの空は、太陽を覆い隠しているのに、こうして路上に出てみると、なんとも日差しが眩しいから不思議なものだ。 今日はこれから、娘と新しい猫を買うためにペットショップに向かっている。駅に向かうこの通りは、すきっぷ通りという名前がついているのだが、今日は決してスキップしたくなるような陽気ではない。 こういう徒歩での移動

          【小説】ある日、飼い猫が喋りだした

          【小説】乙女ゲーム世界のポテサラに転生してしまった

          「ほら、ここの漢字も間違ってる。パソコンの漢字変換に頼って入力し過ぎなんだよお前は。」 俺は、他に誰もいないオフィスで、テレビ会議用のカメラにそう言い放った。 後輩の書いてきた始末書の内容は、穏当な表現で言っても、とてもとても雑な出来だった。句読点は変なとこに入っているし、誤字脱字のオンパレードだ。 とてもじゃないが、こんなものをそのまま承認して上に提出した日には、中間管理職の俺が大目玉を喰らうのは間違いない。 例えばこれが去年ならば、膝を突き合わせて冗談を交えつつ、説

          【小説】乙女ゲーム世界のポテサラに転生してしまった

          【小説】半夏生と先輩

           鉄板の上では、先程焼き始めたばかりのハラミが、よく熱された鉄板の上でゆらゆらと湯気をたてている。  『なあ、半夏生って知ってるか?』  やおらそう言いだした先輩は、今日も俺の顔をみてにやにやとしている。  俺は知っている、あの顔は良くないことを考えている時の顔だ。間違いない。  『え? それなら知ってます! 葉っぱが半分白くなる日ですよね。』  例えばここで中途半端に知らないフリなどをして、先輩のご機嫌を損ねては、折角のおごり焼肉が台無しなので、迅速に俺は答える。

          【小説】半夏生と先輩

          【小説】レジフクロウ

          「レジ袋は必要ですか?」 静かな微笑みをたたえながら、恐らくはもう初老に近い女性の店員さんは、確かにそういった。 レジに持っていったのはさんぴん茶──── あ、本土の人にはジャスミンティーと言ったほうがわかりやすいか、まあそれと、シーチキンおにぎり。俺が思うに、ランチタイムの黄金の組合わせだ。シーチキンの油とカロリーも、さっぱりとしたジャスミンティーでなかったことに出来る気分になれる、素敵ランチだ。 店員さんとの間は、透明な一枚の塩化ビニルシートで遮断されているものの、

          【小説】レジフクロウ

          ビールを呑みたい人生だった

          特に強いこだわりがあるわけではないので、酒はなんでもよく呑むけれど、若い頃はほんとにビールが多かった。 まあ量を呑みたいと思ったら、当時はビールが一番安かったからというのもあるし、度数の強い酒は記憶をなくしてしまうというのもあって、外食ではビールばっかり呑んでいた気がする。 昭和の頃と違い、近年はビールも色々と種類が出ていて、正しく「ビール」と言えるのは酒税法的に色々と決まりがあるらしい。 スーパーの売り場をみると、「のどごし生」とか「あじわい生」といったものは、「ビール

          ビールを呑みたい人生だった

          Mixerが終わるらしい

          私とMixerMSが今年の7月末でMixerを廃止するとの報道が流れている。 いつものポエミーな気分になったので、ちょっと今の気持ちを書いてみよう。 何を隠そう、このMixer。 一応、私もLv56のユーザであり、配信と視聴にと、便利に利用していたのでサビ終はなんとも残念な話だ。 まあ自分の場合、主な用途は、攻略のために自分のプレイ動画を視聴するために使っていた。通常の利用方法とは少し異なる使い方だったけれど、XBOXでプレイしているゲームを気軽に録画できるサービスとして

          ラスアス2のアレの話

          どうもやぶです。 今日はいま話題のラスアス2の話です。 基本的にネタバレは無しで話すつもりだけど、気になる人はALT+[←]でお願いしたい。 さて。 要は今回の一連の騒動?は、ラスアス2のストーリーのような、一部の人には不快な話を、わざわざゲームでつくるのか、そして、そういうストーリー要素を発売前に隠して発売するやりかたが正しいのか、という問題な気がする。 例えば最近の映画であれば、ミッドサマーには少なからず、人によってはかなり不快な描写がある。それでも観客は前評判とか

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