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自己紹介をゲームで語る

というタグがあるのをみつけた。

とはいえ、このタグ。
はじめて会う人に昔語りをされても、なんだか心をすり抜けてしまうだけだと思うのだよね。私だけかな?

このタグで他の人が、それはもう私からみたら、ものすごい熱量と、それぞれの素敵な思い出補正で、ゲームをポエミーに語ってる。

しかしながら、そういう方々みたく、昔にプレイしたゲームの思い出をしみじみ語るつもりは、あんまりなかったりする。私はべつにその人たちと競争するわけでもないし。いいよね。

じゃあなんでこのタグ付けて書いてるのか。

うん。だから私は照れ隠しで思うのだ。
ゲームで自分のことなんて、話すもんか──────

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なんてさ。前言撤回。少しはがんばってみよう。

ぺたり。画像を貼った。

TrueAchivementっていう、XBOXの実績カードを作れるWebサービスで作成した私のカードが↑のこれだ。この、159,040っていうのが私の実績になる。あ、いちおうリンクも貼っとこう。

実績って何?

って人も多いとは思うのだけれど、まあプレイの達成証明みたいなものです。
Androidとか、PS4とかSwitchにも今は同じようなシステムがある。友達にみせて自慢したり、フレンドさんのゲーム進行程度を確認したりするのにも使う。だってほら、まだエンディングみてないゲームのネタバレをいきなりしちゃったら、嫌われちゃうし。

XBOXの場合、1つのゲームをエンディングまでプレイして、そのゲームの殆どの要素を終えると、だいたい実績が1,000ぐらい入る。

私の場合、それが16万近いので、まあ、その・・アレです。
だいたいそれぐらいプレイしている、という感じ。

そんなわけで普通の人よりかは、ゲームを沢山プレイしているとは思う。ほんのり自負もある。ふふふ。

とはいえ。

でもまあそれだけなんですよ。
その無駄に沢山あるプレイ経験は、基本的に新しいゲームを楽しむために、自分が使うべき経験や知識であり。過去のモノ。

例えばそれがシューティングゲームであれば、新しい弾幕を眼前にした時に、フラッシュバックのように思い出す他のゲームの弾幕。
それが扇状の弾幕であれば、ダライアスの三日月避け(*1)をした学生時代を思い出すし、理不尽な弾速の弾にやられれば、彩京弾(*2)を思い出す。

ゲームの思い出は、そうやって使うぐらいがちょうどよいと思ってる。

それと、気のおけない友人と呑む時の、素敵なお酒のあてにしたり。


他の人の趣味がそうであるように、私も自分の趣味であるところのゲームの記憶を、ゲームをプレイしていた時の自分の体験を、ゲームをプレイしていた時の他のプレイヤーとの思い出を、自分の人生を豊かにするためのネタに使ってる。

ほら、ちょうど今がそう。
noteに在りし日の薀蓄書いて、ひとりで気持ちよくなってる。

箱といっても、XBOXのことじゃないですよ。

さっき書いたみたく、ゲームをプレイした当時の思い出は、色々と自分勝手な補正を脳味噌が勝手にかけてくれたものが、セピア色になって記憶に保存されている。

当時付き合ってた娘のこととか、流行ってた歌とか、仕事で失敗したこととか、そういうものと一緒の箱に入ってる。マーブル模様。

ただ、その一緒に入ってるゲームの記憶自体は猥雑で。

例えば、XBOXでBF4をプレイしていた時に、気持ちよく芋砂を決め込んでいたら、仲間の小隊員から「お前殺すぞ!」ってボイチャで罵倒されて(英語だったけど)、フレンドリーファイアーで本当に射殺された時のやるかたない気持ちとか。

片や或る日は、FF11のグスゲン鉱山の奥で釣りをしていたら、Bogyに絡まれた外人さんのキャラを軽い気持ちで助けたりしたのを、数年間、恩義にされて軽くつきまとわれたり。

そういった、色々なゲーム世界の思い出がその箱には一緒に入っているわけです。当時のリアル世界の思い出に、蛇見たく巻き付きながら。

だから当時流行ってたゲームとか、曲とかを思い出すたびに、記憶の箱に入ってる、隣に並んでるいらない思い出とかも、ついつい目に入ってしまう。それが素敵なものかはいざしらず。

改悛

1201ダウンロード

ほら。
もう調子に乗ってPSの方のカードも貼ってしまう。

PlayStationはあんまり使ってないから、レベルがまだ382しかない。おっさんぽく例えるならば、サイバイマンに自爆された時のヤムチャぐらいの戦闘力。

ひとつのゲームを極めた証のプラチナトロフィーだって、58個しかない。

脱線した。

私はゲームにせよ、カレーにせよ、自分の好きなものに必要以上の意味を持たせることが苦手だ。重たくしたくない。

だから、必要以上にゲームに意味を持たせたりしている現場に遭遇してしまうと。

よしてくれ、
それはそんなに世間的に高尚な代物ではないんだ。
あ、いや、違うんだ、決して私はそれが粗末なものだと言っているわけでなくて・・・

─────と、なる。

ゲームに、「自分の人生の道標」とか、「自分の人生を救ってくれた!」とか、思い入れるのはいい。でも必要に以上にそうやって、人の想いを乗せて載せてのせまくって重たくして、あげくに他の人に崇め奉るように強制しはじめてしまうのは、自己愛とゲームが悪魔合体して邪神が生まれてしまってるみたいで、傍からみててかなりつらい。

なにかをどういう風に愛して思い入れをするかなんて、人それぞれ。
それはもう間違いがない。だからこれは単純に私のエゴなのだろう。

ひとつのゲームを偏愛している方は、人間的にもユニークな人が多い印象があるし、そもそも他人様の人間性を否定するつもりなんてまるでない。私の所感だから、外に発露しない限り、それは私の問題だし。

だから、自分が好きなものを好きという時、そこには他人からの評価なんてまるで関係ないはずなのに、他の人の評価を無闇に気にしてしまうのは、なんだか切ないかな。

自己紹介という体なので、ちょっとだけ自分の話をしておくと。

noteでは時々ゲームの話とか、趣味でショートショートとか書きます。
自身のblogは使い分けしてて、技術記事とかゲーム攻略をPOSTしてます。

本業はSIerで、上流から下流までの中途半端な、なんでも屋です。
C#、Java、Python辺りを好んで書きます。資格はMPCとかlinucとかDB系の持ってます。大手SIerでDBAしてたこともありました。ゲームで遊んでたら良い、なんて素敵な転職の話があればいくらでも聞きます(笑)。


以後、よろしゅう。
箱やPSへのフレリクも千客万来です。


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(*1) 三日月避け。ダライアス攻略のひとつで、弾の避け方。グリーンコロナタスという、タツノオトシゴをモチーフにしたボスが撃ってくる、扇状の3WAY弾を避けるやり方。この弾は無駄に高速で避けづらく、しかも連射してくる理不尽なもの。まともに弾の間をくぐると事故死の危険性が高いため、3WAY弾すべてをひとつの弾として、半円状の動きでまとめて回避するやり方として、それなりに定着した。しらんけど。

(*2) 彩京弾。今はなき彩京というメーカーが発売していた一連のシューティングゲームで、主にボス敵が撃ってくる高速弾幕のこと。初見で見てから避けるのはほぼ無理だが、毎回角度が同じなので、覚えてしまえばなんとかなる。それが彩京弾。彩京弾かわいい。


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俺はねぇ、饅頭が怖いんだ!俺は本当はねぇ、情けねぇ人間なんだ。みなが好きな饅頭が恐くて、見ただけで心の臓が震えだすんだよ──── ごめんごめん、いま饅頭が喉につっけぇて苦しいんだ。本当は、俺は「一盃のサポート」が怖えぇんだ。