ナオ

はじめまして、ナオです。主に詩を書いてます。時々文章なども。

ナオ

はじめまして、ナオです。主に詩を書いてます。時々文章なども。

最近の記事

ないものねだり(ハンチバックを読んで)

読み終えて、まず後悔した。 今のメンタルの状態で読むべきで無かった。 眠れるか不安にすらなる。 凄かった、心の突き落とし方が。 以降ちょびっとネタバレがあるやもしれません。悪しからず。 ないものねだり。 私にはそんな感想が、頭の角に日常をこなすことで追いやってきたそれが、心に墨を垂らしたかのようにじわじわと攻めてきてしまっていた。 私は色々拗らせている。 作品の中の釈華も拗らせている。 歪みが歪みを見つけたら、マイナスとマイナスが掛け合わせるとプラスになるかのように、

    • 蜃気楼

      吃驚するほどの笑顔 その裏のぐちゃぐちゃな嫌悪 ねえ、 何で笑ってるか分かる? あんたが大嫌いだからだよ より一層口角あげて 脳ミソに蜃気楼産み出して あんたが死ぬ程嫌いだからだよ そして 底抜けに羨ましいからだよ 今日もひたすら 頭に蜃気楼を創っていく

      • 親ガチャに外れたくない。

        最近世間で話題になっているらしい、親ガチャという言葉。 今の若い世代の間で生まれたらしく、お金が無い親や教養などの無い親から産まれたら人生終わってる、みたいなことらしい。 私は親になった今、その言葉が半分腹立たしくて、半分びくびくしている。 まず、親だって子供選べないじゃん?と言いたいのである。 いくら注意をしてもソファーで跳ね続け、挙げ句の果てにソファーの角に額を打ち付け泣き出す。 注意をしているのに手元のおもちゃにしか意識が無く、私の声などいつも脳ミソまで届かない。

        • むだい1(文章)

          窓を閉めていても耳に響くセミの声。窓の無い浴室に移動してみても、耳なりのようにザリザリと止まない。 2日前にカビ掃除をしたというのに、浴室の隅にはまたうっすらと黒さが戻ってきていた。 …しつこいなあ、 私かよ。 ダイエットに良いとどっかで聞いた半身浴を今日も効果の分からないまま続けていた。 ユウの顔、今日も静かに怒っていたなあ。なんであんなに睫毛長いんだろう。羨ましいなあ。私なんてマツエク行ったってあんなんなれないよ。 ユウの余所行きの顔の合間に見える、瞳の奥に見える

        ないものねだり(ハンチバックを読んで)

          夜中に聞こえるスナックのカラオケほど心地よいのは無し。

          私が住んでいるアパート(RCな感じなのでマンションと呼ぶべきか?)のとなりの建物は、スナックになっている。 そのスナックは老舗らしく、建物からして時代が感じられて、通るたび懐かしいような変に安心するような感覚に陥る。 私の稼働時間は毎朝6時から夜の9時あたり。その中で外気に触れているのはせいぜい夕方4時頃まで。幼児がいて、幼稚園の世帯は大体その辺りがあるあるだ。 なのでスナックがやっている時間に通ったことは一度もない。いつも暗い店内をドア越しに横目で確認して過ぎ去る程度だ。

          夜中に聞こえるスナックのカラオケほど心地よいのは無し。

          カフェインと罪悪感と後悔と

          妊婦ってものはとにかく罪悪感を沢山感じねばならないように出来てるのだなあとつくづく思う。 妊娠前にあれだけ飲んでいたコーヒーや紅茶も、今や一杯、いや、一口飲んだだけで罪悪感に苛まれる。 まあ一杯ぐらいなら、と自分を自分で慰め続けていないと妊娠はやっていけない。 私は今回で2回目の妊娠となるわけだが、第一子の前の生活ぶりと言ったら酷かった。 不思議と妊娠の度に治まるものの、私は過食嘔吐の摂食障害持ちでいるので、食生活の酷さったらなかった。 飴やグミが自分の中の許可食になってい

          カフェインと罪悪感と後悔と

          窓の向こう側

          最近詩を書きたくても書く暇がまったくなかった。 なぜなら夫の転勤、引っ越し、そして第2子妊娠発覚というなかなかのハードスケジュールをこなしていたからで。 妊娠は悪阻の出方がその度に違う場合もある、ということはちらっと聞いたことはあったけれど、本当に違うことに人体の不思議をまじまじと感じる。 それと同時に本当に不公平だなと思わずにはいられなかったりする。 女の人は自分の血を分けた子を持ちたいと思った時、自分のお腹の中で育てるしかない。 嬉しさやワクワクだけで赤ちゃんの誕生を

          窓の向こう側

          詩   『海』

          停めたことの無い駐車場に躊躇して いつもみたいに横目で海をなぞる 晴れた空は海も主役にして 私の小ささを今日も笑ってる 終わりの無い青が襲ってくるから 脳内がすべて染まっていって 私の全部を残さず飲み込んでしまう 青色で目が眩んだ私に またおいで、って 海はクスクスと消え去っていく

          詩   『海』

          詩  『大好きを』

          嫌いなものがあります 誰か私を慰めて 苦手なものがあります そうっと確実に見えなくして 大好き大好き大好き 怖いぐらいの大好きの花束を 私が死ぬときどうかください 誰か誰か誰か 誰か誰か誰か 私を見捨てないで あの日見た夢にまた戻りたいのです

          詩  『大好きを』

          (詩) 無題

          澄んだ青空に 少し冷たい外気 そんなもんじゃ気分は晴れなくて 温かいカフェラテがどんどん冷めてくみたいに さっきまでの充足感もどんどん冷えていく 変えられない過去が 油汚れみたいにギトギト脳裏に張り付いて 好きな音で払拭を図ろうとしても 私の性欲だけが掻き立てられるだけで 脳みそが訳が分からないくらい沸き立つ ねえ 誰か私が信じられないぐらい愛してくれ

          (詩) 無題

          (詩) 真夜中

          お酒は太るからさ 4Kの解像度で思う存分酔って 暗いワンルームの箱の中 ギラギラなアイドルのピンク色の声に鼓膜が染まる ああ、 なんでまた ああ、 どうしてこんな 脳内細胞フル活用しても 拭えない数時間前の凡ミス 誰か代わりに笑ってくれ そして泥沼に嵌まるぐらい泣いてくれ 目の前に転がるピーナッツチョコに 全ての呪いを込めて 一粒噛み砕いて 毛布に抱かれて眠る

          (詩) 真夜中

          早速間違える

          はじめましての記事、なぜかハッシュタグで野鳥について色んなこと知ってるみたいになってる なんで 野鳥って…スズメとかのこと?

          早速間違える

          はじめまして

          ナオと申します。主に詩を、時々文章や言いたいことを好き勝手に投稿していこうと思います。

          はじめまして