(詩) 真夜中

お酒は太るからさ   

4Kの解像度で思う存分酔って

暗いワンルームの箱の中

ギラギラなアイドルのピンク色の声に鼓膜が染まる

ああ、

なんでまた

ああ、

どうしてこんな

脳内細胞フル活用しても

拭えない数時間前の凡ミス

誰か代わりに笑ってくれ

そして泥沼に嵌まるぐらい泣いてくれ

目の前に転がるピーナッツチョコに

全ての呪いを込めて

一粒噛み砕いて

毛布に抱かれて眠る




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