詩   『海』



停めたことの無い駐車場に躊躇して

いつもみたいに横目で海をなぞる


晴れた空は海も主役にして

私の小ささを今日も笑ってる


終わりの無い青が襲ってくるから

脳内がすべて染まっていって

私の全部を残さず飲み込んでしまう


青色で目が眩んだ私に

またおいで、って

海はクスクスと消え去っていく

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