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『個人理念』の研修を開催しました。

 本日(2022年7月16日)は外部講師に株式会社サインコサインの代表取締役CEO・加来幸樹さんをお招きして「個人理念をつくる」研修会を開催しました。
 なんだか介護事業会社では中々しない研修ですよね(笑)

加来幸樹さん(株式会社サインコサイン)

 元々、うちのマネジャー達に対してやっている「マネジメント研修」のネタを考えていた時に、YouTubeの「いいかねpallet通信」に加来さんがご出演されている回を見て、個人理念のことを知り、是非ともウチのマネジャー達に受けてほしいと思って声をかけさせていただいたという次第です。

 言わずもがな、そもそも理念とは企業にとって一番と言っていいほど大事なものです。
 理念とは始まりの場所であり、還る場所です。
 組織の存在意義であり、行動指針です。
 多くの人と同様に僕自身も理念を超重要視しており、その理念が合わなかった(というか無かった)から辞めた組織もある程です。

 それぐらい大事な理念ですが、組織だけではなく個人にもあった方がいいよね、と気づかせてくれたのが前出のいいかねpallet通信での加来さんでした。

 そして個人の理念と自分が所属している組織の理念が、どう重なっているのか、どの部分が共鳴しているのかを見つめなおしていくことで、よりメンバー達の企業や仕事への関わりの主体性を引き出すことにも繋がるとのことでした。

 ただ今回は正直、仕事の文脈だけでなく、”人生そのもの”という文脈でこの個人理念をメンバー達に創ってほしいという想いがありました。
 完璧に創れなくてもいいので、「自分と向き合う」という時間を持ってほしかった、という想いです。

 いつも現場の仕事や家庭生活に忙しいメンバー達ですが、だからこそ、しっかり時間を取って、仕事のタスクの話ではなく、自分自身との対話を行うことがメンバー達のハッピーに繋がるんじゃないかなと思ったからです。

研修風景①
研修風景②

 結果として、研修は素晴らしく、そして参加してくれたメンバー達が作った個人理念は全て魅力的なものばかりでした。研修は大成功だったと思います。
 この研修を通してメンバー達が見つけた「自分が大切にしていること」がいつかメンバーのハッピーに繋がればいいなと心から願います。

 加来さん、本当にありがとうございましたm(__)m

 ちなみに僕は研修中に個人理念を創り上げるところまで行けなかったのですが、新たに自分の中で『余白』というものがキーワードになっていることを発見しました。

 実はnoteの「自己紹介」の記事の中で僕は個人理念を「人に楽しく働いてもらって、社会に良いことをする」と書いています。
 それは今でも僕の中で齟齬はないのですが、最近「しっくり」は来なくなってきていました。
 恐らく、この理念が「仕事に寄っている」ということと、その一方で僕自身の価値観が仕事を仕事だけで独立させず、人生の中に包含したものとして捉えるように変化してきているからだと思います。加来さんも「個人理念は変化していって然り」とおっしゃっていましたので、その変化が訪れたのだと認識しています。

 ということで、暫定で僕の個人理念は、

 『余白のある人生を』

 に変わりました。

 この『余白』というのは、「心の余裕」という意味もありますし、「空き容量」という意味でもあります。
 ①一つは、余裕を持つことによって、必要時いつでもアクセルをフルスロットルに踏める体勢でいること。
 ②一つは、常に新たな学びや気付きをインストールできる素地(余白)を持つことで、人生通して自分をアップデートしていくこと。
 ③一つは家族と過ごす時間をきちんと持つこと。
 そんな人生にしていけたらいいなという想いが込められています。

 次に個人理念が変化するのはいつになるのでしょうか?
 また次はどんな風に変化するのでしょうか?
 僕はその時、何を大切に思っているのか。とても楽しみです。
 それまでは「余白のある人生」をモットーに生きていきたいと思います。

 余談ですが、この「余白」というキーワードが出てきたのは、絵画からです。
 ネガティブケイパビリティの記事でも書きましたが、元々、そして今でも僕は芸術には疎く、絵心なんてものは持ち合わせていないのですが、記事にあるとおり芸術に触れてみようと(少しだけですが)絵画なんかも鑑賞するようになりました。

 そして現時点で一番好きだと言える画家さんができました。
 斉白石さんです。

 斉さんの絵の朱色の使い方などもインパクトがあって好きなのですが、それ以上に大胆に余白を残す構図が素晴らしく印象に残りました。そこから「余白」というキーワードに繋がったのです。

 著作権のことが怖いので彼の絵画を掲載することはしませんが、よかったら皆さんググってみて下さい。

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