【わかってきたぞ】文字数と構成に関する備忘録【悟り・気づき】
おれだ。長い銃撃戦もようやく大詰めだ。銃はベーコンが焦げ付きそうなぐらい熱くなっちまった。けどおれたちは、あのおっかない逆噴射先生に向かって撃ってるんだ。並の銃弾なんざニンジャみたいに避けそうだぜ。そして第二回の開催も決定しているらしいが・・・おれも生きてれば、少しは参加したい。せっかくだしな。「第一回参加者は全部の投下作品を完成させろ」とか「100万字書け」とか「販売して売上を競え」とか言われないことを願うばかりだ。
さて、銃撃戦のさなか、小説の文字数と構成について少し考えた。素人の思いつきで、大した話じゃない。だらだらしてる。かいつまんで読んでいい。
誰かが同じようなことを言ってるだろうが、これは単なるおれ向けの備忘録だ。全知全能の神ではないので知らないことは知らない。
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5000字で一区切り
ブロゴとかによくある「この記事は何分で読めます」というのは、「日本人は1分間に400字読める」という説に基づくらしい。映画の字幕は1秒4字(あるいは4センテンス)ともいうが、状況次第だろう。字幕だけ読んでるわけじゃなく、映像を観、音声を聴かなければならないからだ。
その点、小説は基本的に文字だけだ。ヘッダー画像や表紙・挿絵、時に埋め込まれた動画や音楽はあるにしても、読者が想像力を駆使して五感に響く情景を補う必要がある。
ただ、そうした脳や精神の緊張状態は、パルプを読むような普通の人間ではあまり長続きしない。長すぎると飽きが来るし、時間に余裕がないやつもいる。つまり、ほどほどの分量に分けて読むしかない。ちょうどニンジャスレイヤーを読むようなものだ。一気に読むと血中ニンジャ濃度が急上昇して危ないとよく言われる。
いま四部のオンゴーイングを連載中だが、最近はヘルシーに配慮し、おおよそ午後10時前から12時前ぐらいまでの2時間(120分)番組になっている。たまに伸びるが。毎日ではなく数日に一度だ。一週間空くことは少ない(セクションの狭間はそれぐらいだ)。ツイート数は1回につき30から40。平均5000字あまり、というところだ。セクションあたりでは7-8回、計4万字ほど。ワンシリーズは12セクションとして48万字にもなる。かなりの量だ。
物理書籍はおおむね500ページで、1ページあたり400字とすれば1冊20万字。四部のワンシリーズが二冊ちょい。一般的な文庫本なら10万字だ。第一部は四冊で80万字、第二部は八冊で160万字となる。いちいち数えたことはないが、目安としては、だ。
つまりまあ、5000字が一回の記事に要する限度だと思う。おれはだが。長すぎず短すぎず、内容もみっしり詰まってちょうどいいサイズ。物理書籍なら12.5ページでしかない。これなら15分もあれば、誰でもさらっと読める。50ページでも100ページでも読むときは読むが。
……おっと、ここまで1200字ほどだ。
【休憩時間◆ミュージック◆】
【◆ライフ◆休憩時間終わり】
……で、だ。
海狸の皮を数えろ
おれやおまえが小説を書き、完成させたとする。書き続け、宣伝を地道に続けて人気が出たとする。それでメイクマネーし、JAS点海狸に見つかり、サクセスするには。noteでのドネート集めも大事だろうが、早めにメディアミックスというのも考えておけ。
物理書籍、コミカライズ、外伝、アンソロジー、ドラマCD、イメソン、キャラソン、アニメ、ゲーム、ソシャゲ、劇場版アニメ、演劇、実写映画、ドラマ化、ハリウッド。ポスター、フィギュア、抱き枕、ペナント、ガシャガシャポン、香水、魚肉ソーセージ、シール付きウエハース、酒、ぐい呑み、ショーユ皿、豊満マウスパッド。エトセトラ。宇宙への進出。テラフォーミング。銀河系の支配。戦争。ワイズマン。そういうことをだ。
将来採れるであろう海狸の皮を計算しろ。10年、20年、半世紀先を見ろ。偉大な銃夢ですらハリウッド映画になるのに何十年もかかった。それまで作者や海狸が生きてるかどうか。既に声優や俳優、イメソンの歌手を考えている人々もいるようだ。おれは大してくわしくないが、考えておこう。
漫画の文字数換算 週刊漫画≒2500字
まず、コミカライズについて考えてみよう。おまえの小説のコミカライズを、余湖センセイや若センセイ、オヒガンの石川賢センセイがやると考えてみろ。そう思って書け。キアイが入る。じゃあ、どれだけ書けばいいのか?
例えばニンジャスレイヤーの無印版だ。「マシン・オブ・ヴェンジェンス」の再放送版は、確か合計144ツイートだ。タイトルコールやバメンテンカンボーを除くと128ツイート。安心しろ、ばくはつはしない。コミカライズされてないメン・タイ売人のシーンが11ツイートで、残り117ツイート。文字数は数えてないが、1ツイート120字とすれば1万4000字ぐらいだろう。無印コミカライズは180ページで全4回。計算すると漫画1ページにつき半ツイート。圧縮して大雑把に1ページ1ツイートとしてもいい。
つまり約5000字で、月刊誌の連載漫画1話分、44ページもの情報量がある。20ページ前後の週刊漫画なら2話分強だ(連載第1回ならページ数は2倍)。
週刊漫画1話分、20ページが小説換算で2500字。20-25ツイート。オフィスハック1話分だ。物理書籍で6ページ。さくっと書けて読める。小説を日刊連載するならこの程度で充分だ。おおよそこのテンポで、適度にメリハリをつけた話を続けていけばいいわけだ。場面の状況、重要な情報、人物と関係、見せ場、銃、死、豊満、爆発、ナチス、カンフー。そういったものを過不足なく出せる。
動画の文字数換算 1話20分≒8000字
これがアニメ化、映画化するとどうなるか。シヨンやインフェルノコップみたいな特殊なのはさておく。通常の30分枠なら、OPとED、CMやアイキャッチを除けば正味は20分程だろう。大体月刊漫画2話、週刊漫画4話がアニメの1話分強だ。小説換算で8000字、すなわち1分400字。計算上はそうなる。1クール13話は10.4万字、12話なら9.6万字。文庫本1冊分に相当する。
ジョジョをみろ。第一部と第二部、単行本1-12巻が2クール26話。第三部が15巻分、3クール39話だ。つまり1クール13話≒漫画の単行本5-6巻。これは週刊誌で1年間連載したぐらいの分量だ。もちろんいろんなパターンがあり、1話ずつじっくりやるのもある。いろいろ圧縮や引き伸ばし、アニオリ挿入はされる。テンポよくいけばそうなる、というほどの話だ。
映画化した場合、正味100分としてもアニメ5話分。小説換算で4万字となる。45分枠のドラマならアニメ2話分、1.6万字。
10万字書け
つまり、こうだ。10万字書け。そうすればおまえの作品は一冊の文庫本となり、コミカライズは一年間連載でき、第一期アニメイシヨンを作ることができる。
受け売りで付け加えよう。漫画やアニメや映画は、凄い多様な表現手段を持つので非常につよいが、作るのには当然相応の手間と時間がいる。小説は文字だけなので比較的簡単で早い。推敲してもそう長くはない。どんな壮大なシーンでも文字で表現し、読者の想像力を刺激して幻想を作ることができる。パルプは数だ。こだわりや質も大事だが、完璧は求めるな。タイムイズライフだ。スリケンを投げる速度、スリケンの量で、手も足も口も出させず押しつぶせ。インストラクション・ワンだ。
今は以上だ。これで合計3000文字ぐらいだった。
【続くかもしれない】